インターネットや海外からの受け取りでデータの復旧はできる?

日本国外にお住まいの方、また海外に旅行中、外国の店舗や支社に現地在住でお勤めの方で、
持っていった日本製のパソコンとそれに関する電子機器や、補助記録装置をお使いの際に、
マシンの急な故障やエラー、誤った拡張子の削除のミスといった原因のトラブルが起きて、
貴重なファイルやプログラムを失った場合、どうすればデータの復旧を注文することができる?

また、インターネットからの受け取りで、データの救出を依頼することはできる?という疑問について。

オンラインで注文して装置の郵送で提出や受け取りをする

まず、海外の現地にて購入されたデスクトップPCまたはノートパソコンやサーバーの装置、
またスマートフォンやタブレット・コンピューター、USBメモリ、SDカードなどでしたら、
ご在住の外国内にあります、データ復旧サービスセンターに依頼を行う方法があります。

しかし日本製のPC本体や、日本のアプリケーションソフトウェアで作成していて破損したファイルを、
後から元に戻したい場合、また地域によって周辺にデータ救出のサポート会社がない場合は、
日本国内の企業に、インターネットでの電子メールといったオンラインか国際電話、FAXで注文して
機材の郵送などでの注文を行い、ストレージの提出と受け取りをする手段も検討されてみてください。



データ復旧サービスセンターへのHDDやメモリーカードの納品

次に、データ復旧サービスセンターにハードディスクやメモリーカードを納品する際には、
国外からの遠距離での輸送ということもあり、途中に振動での破損がないように、
必ず精密機器用の包装と、専用のコースでの受け取りによる配達を注文されることを推奨します。

特にHDDはデリケートなストレージであるため、強い衝撃を受けにくいように包む必要があります。

また、RAIDをデータ復旧サービスの業者に注文する際の費用については、こちらのページにて。

海外の現地へ直接出張してデータ復旧の作業を行ってもらうサポートは、ほぼ実施されていないのですが、
国際便にて、破損した機材や補助記憶装置を納品して請け負ってもらうことは、
海外からの依頼にも対応された大手のデータリカバリーサービスにて、受け付けてもらえます。



インターネット回線にノートパソコンを接続して復元してもらう

また、インターネットで遠距離のパソコン同士をネットワーク経由で日本国外へ接続することで、
間違って削除したファイルの復活といった論理障害のトラブルのみ、外国からの郵送を行わなくても、
オンライン経由のシステムで、データの復元を行ってもらえるサポートを実施されている業者様もあります。

例えば、ノートパソコン(book-size personal computer)などのフォルダーをオンラインで読み込みして、
HDDやSSDのストレージから、間違った操作で表示が消えたデータの拡張子の痕跡を抽出して、
必要なデータの復元をしてもらう作業です。

こちらであれば、国際便で予算と時間を掛けずとも、インターネット回線を通して、
短時間でファイルの修復の作業をしてもらうこともできます。

(マザーボードやHDDの破損でPC本体が壊れている場合は、そのマシンではこの方法は使用ができません。)

ネットワークのアクセス回線が遅くなったり途切れる時は?

ですが、海外でインターネットリモートのサービスを注文される際、
例えば現地のビジネスホテルやリゾートホテルから、
Wi-Fiに接続してネットワークにつなげる場合は、回線がかなり遅くて時間がかかる場合があります。

また、モバイル端末への同期によるアクセスに特殊な設定が必要になったり、
アクセスポイントからやや離れていたり接続が不安定で、途中で通信が途切れてつながらなくなる可能性もあります。

そのためできれば、訪問先の知人の邸宅や、会社のオフィスといった場所にあります、
有線の安定したモデムでの、インターネット接続による通信で行われることを推奨します。

また、例としてNTTドコモ(docomo)のケータイデータ復旧サービスでの、
データの復旧といったバックアップと復元の機能を使用される際も、
海外の場所によっては通信に時間がかかったり、途中でネットワークへのアクセスが切断してしまい、
その分 携帯電話のパケット料金が高くなることもあります。

現地でローミングを使用される際には、通信サービスの値段も一応再確認されてみることもおすすめします。

また海外に行く直前に、空港などの場所にあるドコモやauといったケータイショップにて、
何かわからないことが出てきた際に、そちらの窓口にて操作の代行や手続きを行ってもらうことができます。

海外で失ったデータファイルをリカバリーする時は?

次に、海外にいる時に必要なデータファイルを失った時に、リカバリーをする際の注意点について。

まず、日本語のデータ復元ソフトやバックアップソフトで、国内からインストールしたものがない時は、
英語版を購入するか、またはインターネットで日本のショッピングサイトにアクセスして、
オンラインでのダウンロード版を購入して、ライセンスをオンライン上での受け取りで取得する方法があります。

あるいは、日本語訳または英訳での切り替えがお使いのソフトウェアに付いていましたら、
そちらの機能を使用して、使いやすいようにセットをされてみてください。

しかし、ノートパソコンに内蔵された、ハードディスクないしSSDの領域から、
Windowsのエクスプローラーなどでの操作で、間違えて削除したファイルを復活させる際には、
そのままパソコン上にダウンロードのプログラムを保存すると、
以前の消えた拡張子の痕跡データが、新しいファイルに上書きされて消えるおそれがあります。

そのため別のPC本体の方にダウンロードして、そちらからDVDないしUSBブートのプログラムを、
別に作成してから、ブート機能でデータ復元ソフトを起動されることを推奨します。

WordやExcel、またPowerPointやOutlookで扱うファイルは、専用の修復機能が搭載されたツールもあります。

外部のRAIDや、外付けハードディスク、BDやDVDも、基本的にドライブスキャンが可能です。

また、日本全国の各地域よりコンピューターの機器やストレージの郵送にて、
注文を受け付けているデータリカバリーのサービスも、数多くあります。

国際便か帰国後でデータ救出のサービスに申し込みをする

しかし一般の個人では、特に海外からではやはりできることには限界もあり、
目当てのデータが検出できないことも多いです。

より確実に、できれば日本語にて壊れた機材からデータを元に戻す手続きをしたい、という際には、
やはり国際便または帰国後にて、専門のデータ復旧サービスに問い合わせをされてみることを推奨します。

そしてデータ救出のサービスセンターに、電子メールや電話、申込書のダウンロードなどで、
日本語で詳しく、ノートPCや外付けHDD、SDメモリーカード、USBメモリーといった機材の状態や、
元に戻したいファイルの詳細をお伝えして、ストレージを納品して診断を行ってもらわれることをおすすめします。