フラッシュメモリを用いてデータの読み書きを高速化させる記憶装置である、
「SSD」 (solid state drive disk/ソリッドステートドライブ)は、
ハードディスクよりも故障が少なくて安全性に優れている利点もあります。
ですがFlash SSDも、繰り返しデータを書き換えするハードウェアの装置です。
ずっと使い続けていくと、そのうちエラーや摩耗による問題が発生しやすくなり、
また、いつかは製品の寿命が来て故障する可能性も徐々に高まってきます。
そんな時に備えて、パソコン本体の内蔵の二次記憶装置や外部デバイスとして使用している
SSDに何かの不具合が起こる前、もしくは不調になり始めた時に状態をチェックして、
メンテナンスと修復を施していくにはどのように対処をすればいい?という疑問について。
容量を他のハードディスクに分散して保存するには?
まず、SSDは現在のところ多くの製品の最大容量が、ハードディスクに比べてまだまだ低めです。
パソコンといった電子機器(エレクトロニック・ハードウェア)を一台使うだけでは、
すぐに容量が埋まってしまいやすい点もあります。
空き容量がデータが埋まって圧迫されると、読み込み速度の遅延やエラーといった
不具合(Malfunction)が多発しやすくなるので、そこで「他のデータ記憶装置」と併用すると便利です。
デスクトップパソコンであれば、PCケースの中にある余ったドライブベイに
500GBや1TB、または4TB以上の大容量を持つハードディスクドライブを増設して、
個別ファイルなどのデータ置き場として使っていきます。
SSD(擬似ディスクドライブ)の方は、インストールしたOSの専用で使うようにするとバランスもよくなります。
ノートパソコンの場合は、外付けハードディスクなどの外部ストレージに、
定期的にデータを移し替えて使っていきます。
もし、まだ必要なデータをバックアップしていなかった時にSSDかパソコン本体が故障して開かなくなったら、
プロのデータ復旧センターに問い合わせて、大事なファイルの救出作業をしてもらわれることをおすすめします。
SSDをメンテナンスして問題を修復するには? の続きを読む