デスクトップパソコンやRAIDケース、サーバー、NAS(ネットワークストレージ)といったコンピューターの機器で、
データ記憶装置のハードディスクドライブを多重化して二台以上に同じデータを書き込んで安全性を高める、
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を使用すると、ファイルをある程度保護できます。
しかし、RAID0からRAID1、RAID1からRAID5など、ディスクアレイの構造を再構築して使い直す作業を行った際に、
誤って前の状態の時に保存していたデータをバックアップせずに再構築をして、
フォーマットをかけてしまいHDDやSSDの中身のファイルやフォルダーがすべて消えてしまった、
といった場合には、後からデータ復旧をすることはできる?という疑問について。
予備で取ってあったバックアップデータを探してみる
まず、どこかに予備のバックアップデータが取ってあったかどうかをひととおり確認してください。
たとえばパソコンのハードディスク・SSDの内部やデジタルカメラのメモリーカード、
またはインターネットのホームページなどのファイルマネージャーやクラウドサービスといった、
別の場所に別のバックアップ先や、元となったオリジナルのデータがまだどこかに残っていれば、
そちらを引き出して、ディスクアレイに保存されていた分のファイルをバックアップし直してください。
また、Windwows11、10、8の「記憶域プール」などで作成したディスクアレイが破損した場合は、
ほかの標準機能である「ファイル履歴」や「バックアップと復元」「OneDrive」など、
別のツールでバックアップしたデータが取ってあることも多いので、ひとまず探してみてください。
必要なファイルのバックアップがどこにもなかったら、うっかりディスクアレイを再構築して、
初期化させたRAID(レイド)はいったん、なるべくそれ以上は動かさずに電源を切っておいてください。
一番確実な修復の方法としましては、プロのデータリカバリーサービスに注文をして、
再構築したRAIDのHDDのチェックと、消えた拡張子のサルベージの措置を行ってもらわれることを推奨します。
RAIDアレイの再構築で消えたデータを復旧するには? の続きを読む