RAIDのHDDが認識しない時に復旧するには?

ハードディスクを複数台に多重化してデータを書き込み、物理障害への耐性を強める、
『RAID』(レイド/Redundant Arrays of Inexpensive Disks)のシステムをご使用の際に、
HDDが正常にコンピューターに認識しない状態で、データを開いたり新しく書き込めない時には、
どうすれば復旧することができる?という疑問について。

RAID(ディスクアレイ)ケースの製品の一覧

・WD:HDD 外付けハードディスク 4TB My Book Duo WDBLWE0040JCH-JESN USB3.0/RAID
・センチュリー:RAID機能付きHDDケース CRIB535EU3V2
・ロジテック:RAID機能搭載 SATAIII対応 3.5インチハードディスクケース LHR-2BRHEU3
・BUFFALO:Drive Station-Pro 外付HDD RAID1対応 4TB HD-WH4TU3/R1
・I-O DATA:HDD 外付けハードディスク 2TB ミラーリング(RAID1) HDS2-UTX2.0

ストレージの接続の状況やフォーマットの状態を確認する

まず、一度RAIDケースやNAS、または複数台のHDDを内蔵しているパソコンの電源を切ります。

そしてRAIDの本体の蓋を開けて、ハードディスクがそれぞれ、
正常に基板のインターフェースに差し込まれているかどうかを、一台ずつ確認します。

特殊なエラー音が鳴ったり、エラーランプが点灯していて認識しない状態になった時には、
RAIDケースやNASの商品の取扱説明書に沿った解除方法を試してみてください。

パソコン本体に予備のハードディスクを増設してRAIDとして多重化の構成にしようとしたら、
エクスプローラーで正常に開けず認識しない、という時は、ファイルシステムのフォーマットが、
WindowsやMacに対応されていないもので書き込みされている、という場合があります。

パソコン以外のコンピューターで使われているHDDには多く、たとえばWindowsの場合であれば、
コントロールパネル→管理ツール→コンピューターの管理→「ディスクの管理」を開きます。

対象のハードディスクが正常に表示されていましたら、「フォーマット」をして、
Windows対応の「NTFS」または「FAT」に書き換えすることで認識できるようになります。

RAIDのハードディスクの読み込みができずにフォーマットなどの操作自体が出来ない場合は、
それ以上はHDDを動かさず一度外して、RAIDに対応されたデータ復旧サービスへの提出をおすすめします。




RAIDケースの部品の破損が起きてしまったら?

次に、RAIDのHDDを搭載したケースの方に重大な故障といった問題が発生している時は、
そのままではディレクトリが認識できないため、データが開けなくなってしまうおそれがあります。

こちらの事例では、BUFFALOのDriveStation(ドライブステーション)で
ハードディスクが認識しない障害が起こった場合について解説をいたします。

たとえばRAIDのケース内でHDDが一台しっかりと差し込まれていない場合、
デバイスに異常が発生してRAIDの構成が崩壊したり基板が故障する可能性があります。

RAID設定ユーティリティーのソフトウェアを開いて、状態を確認します。

デバイス自体が何も表示されない時は「ファイル」タブの「再検索」を行います。

USBケーブルを差し込み直して、またパソコンも再起動してみたり、試しに別のPC本体に差し替えて復旧を試みます。

また、RAIDの装置に搭載されたディスクアレイ(Disk Array)を構成するシステムが破損して、
ハードディスクドライブが読み込めなくなった場合も、データレスキューサービスに提出して、
認識しない筐体から原因をチェックして、保存されたファイルへのアクセスを復旧してもらうこともできます。




デバイスマネージャーでの認識のエラーを修復するには?

次に、デバイスマネージャーをコントロールパネルから開いて、
一度 認識しないデバイスを削除してからパソコンを再起動して繋げ直すと、復旧する可能性があります。

ディスク構成が正常ではなく、「異常モード」になっていたら、重大な故障が起きています。

「設定」でディスク構成を変更することで元に戻る可能性はあります。

ですが、RAIDケースのコントローラーのパーツ自体が破損していると、
再構築による初期化をしてもまだHDDが認識しないおそれがあります。

あるいは、ディスクアレイの再構築が途中で止まり中断されます。

もしハードディスクドライブを繋げる、RAIDコントローラ(基板)といった重要な部品が破損していたら、
メーカー先のカスタマーサポートに問い合わせて、ケースの修理をしてもらう必要も出てきます。

各RAIDケースの製品の修理の詳細は、たとえばQNAPの製品のサポート状況など、
それぞれの製造メーカーにて出されている一覧表などをご参照ください。

また、LinkStationのRAIDアレイを再構成して修復するには?という疑問については、こちらのページにて。

なお、RAIDモードの再構築を行うと、初期化により内部のデータが消えてしまいますのでご注意ください。

内部のハードディスクからデータを取り出すには?

次に、異常モードのようになると、かなりの割合で個人ではどうしてもHDDを認識するのが難しくなります。

そして、故障したRAIDやNASのケースは、基本的にメーカー先のサポートなどへ、
修理に出して直してもらうほかはなくなります。

しかしメーカー先での修理の際には、HDDのデータの初期化をしてもらわなければならない規則があります。

そのため、大事なファイルがRAIDのHDDに残っていて、先に取り出しをしておきたい、という際には、
RAIDの場合だとディスクアレイの構築でファイルが保存されるため、
一般の個人では少しデータの引き出しの作業が難しくなります。

先に、専門のデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、
RAID装置の診断とファイル抽出の作業を行ってもらわれることをおすすめします。