デスクトップパソコンまたはノートパソコンの電源を入れて普通に使っている最中、
少し本体の位置をずらして動かしたり、持ち上げて置き場を変えた時に、
急に電源が切れてOSが閉じてしまった、というトラブルが起きた場合の復旧方法について。
OSが一瞬で終了してしまった原因はやはり、本体を持ち上げたり動かしたときの
物理的なショックでほぼ間違いないです。
内部の回路に衝撃を与えてしまうと、
デリケートなデスクトップ機や衝撃吸収性能が低いケースのノートブックPCでは
受けたダメージに耐え切れず、OSの起動が終了してしまうこともあります。
また少し位置をずらした時に、電源のコードや周辺機器のUSBケーブルやLANケーブルが
ぐいっと引っ張られて本体のコネクタから抜けたり、他のコードと絡み合ったりすると
そのショックでプシューッという音とともにデスクトップの画面が消えることがあります。
その逆に、PC本体は動かさなくても、起動中にケーブルコードを動かしたり
絡まった部分をほどいて引っ張ったりすると、その影響で
電源の供給が一瞬途絶えて、本体の電源が落ちてしまうことも多いです。
再起動後の対処
デスクトップ本体またはノートパソコン本体の電源が一度落ちた後は、
電源ケーブルのコンセントが本体のコネクタや電源コードがら抜けていなければ、
本体の部品の回路がショックで壊れたり外れていなければすぐ自動的に再起動して、
ふたたびOS画面が前回と同じく開きます。
パソコンが正常に起動できなくなった場合は、一度を電源を止めて、ケースを開いてメモリが
ちゃんと差し込んであるか、あるいはハードディスクや電源ユニット、マザーボードが
焦げ臭くなっていないか、どこかの配線が外れていないか、などを見て確認してください。
もしどれかのパーツが破損していたら部品交換の修理による対処がどうしても必要です。
起動し直してからデスクトップの画面が正常にを開けたら、すぐに画面を見渡して、
どこかのソフトウェアやシステムが異常を起こしていないかどうか確認してください。
特に変わらず普通に開ければ問題ないのですが、もしどこかのツールが使えなくなったり
アプリケーションソフトや周辺機器の動作に明らかな異常が出ていたら、いったん「システムの復元」や
「リカバリー」「再インストール」などの手段でOSを修復しなければならなくなる可能性もあります。
書きかけのデータの消失
しかしハードウェア面・ソフトウェア面ともにどこも問題がなくても、
OSが落ちてしまう前の作業中に書きかけていて保存していなかったデータファイルが
もしあった場合、上書き保存前の部分がすべて失われてしまいます。
インターネットのブラウザは、開きなおした時に前回起動時の直前のセッションを
復元するか否かの表示が出てくる場合が多いです。
ですがネット上で書いていたテキスト文章は、一定タイムおきの自動保存を
設定しているページ以外では残念ながら消えてしまいます。
ExcelやWord、PowerPointをはじめMicrosoft Officeのクライアントソフトなどの、
自動的にバックアップファイルが残る機能のあるアプリケーションソフトで作成していた
データは各ソフトの手順に沿って復旧させることができる場合も多いです。
PCの起動中は、特にデスクトップパソコンは基本的には絶対に
本体の位置をずらしたりして動かさないように気をつけてください。
置き場をずらす必要が出たときはいったん作業を中断してパソコンの電源を
シャットダウンしてから動かしていきましょう。
また、札幌パソコンかけこみ寺 様での案内なども参考までに。
ノートパソコンの場合でも、電源を入れたまま持ち運ぶ時は
強い振動を与えないように注意して、移動しましょう。
USBケーブルやLANケーブルを接続する時も、差し込むときに力を入れすぎて
本体の位置をずらさないようにして、電源コードなどのほかのコードやコネクタに
なるべく当たらないように十分に気をつけて配置してください。