仕事の業務や個人的なメモ、計算表の作成等で、普段使用している
Microsoft OfficeのExcel(エクセル)を用いて記入したテキストデータを
急に、ツールやシステム上の不具合、または操作ミスで失った場合の対処法について。
『計算表作成中でのトラブル例』
・.xlsm、.xlsx、.xlsb等のファイルを誤って削除、拡張子が破損した。
・上書き保存に失敗、元に戻す(アンドゥ)が途中で上限に達した。
・セルや行、列が変な位置に移動したまま上書きした。
・2ページ目、3ページ目を保存しないまま閉じてしまった。
まず、インターネットから見つけて保存したり知人から受け取った計算表のファイルが
自宅・自社内のパソコンにあるOffice Excelでなぜか開けない場合、
または正常に表示されない場合は、お使いのユーティリティのバージョンを確認してください。
[エクセルの製品バージョン一覧]
・Microsoft Office Excel2010 (DVD-ROM – 2010) Windows
Academic(アカデミック)版、 アップグレード優待版 有り
・Microsoft Office Excel 2007 (CD-ROM – 2007) Windows
・Microsoft Office Personal/Professional 2010
・Microsoft Excel for Mac 2011
・Microsoft Office for Mac Home and Student 2011
・Microsoft Office Excel 2003
・Office Standard/Personal/Professional Edition 2003
あらゆるアプリケーションで言えることなのですが、最も新しいバージョンの製品を使って
作成して保存した拡張子ファイルは、古いバージョンの方では正常に開けない事があります。
(またはその逆に、バージョンが十数年前と古かったら開けない事も起こりえます。)
あるいはそのファイルが全く別のツールの機能で作られたもので、
Excekと互換性が良くない可能性もあるので、入手先から一度確認してみましょう。
場合によっては保存形式を変えてもらうか、対応したプログラムを入手して下さい。
対象の拡張子を間違えて削除してしまった場合は、まだごみ箱フォルダに残っていれば
そちらを開いて「元に戻す」を実行すれば簡単に以前の位置に戻る形で修復できます。
しかしすでにゴミ箱から消えていたり、同名のファイルで上書きしてしまったり、
保存のミスやコンピューターウィルス感染などで拡張子が壊れてしまった時は、
Windows OSの場合は「システムの復元」、MacのOSの場合は「Time Machine」を
それぞれ起動し、Excelが失われる前の復元ポイントまでPC全体を戻してみましょう。
自動更新で差分バックアップを取っておくためのアプリケーションを設定していれば
そちらの方の予備データも見て、一番最後に保存したファイルを引き出してみましょう。
※あまりリカバリーの操作に慣れていなかったり、お使いのパソコンの性能は、
念のために、[プロのデータ復旧業者]の方に出して診断を受けてから
復元の作業を代行してもらった方がより安全で確実です。
Excel(エクセル)の表のファイルを修復するには? の続きを読む