遠方へ、あるいは日帰りでの外出でノートパソコンとその周辺機器を持ち歩いて使用する際、
持ち運びの際の強い衝撃や水濡れ、水没、または突然のオペレーティングシステムの不調により、
コンピューターが破損して正常に動かなくなった、というトラブルが発生した場合には、
緊急時にどのように修復する、または防ぐ、などして対処をすればいい?という疑問について。
目次
振動によるノートPCへの負担を緩和するには?
まず、ノートパソコンは必ず、持ち歩いている際には専用の保護カバーかビジネスバッグに入れておきます。
自動車やバスの中、また比較的揺れにくい特急列車や新幹線、旅客機や大型の客船の中でも、
ある程度は揺れて振動がかかります。
そのため、持ち歩き中や乗り物での移動中に、イスなどに座って使用される際には、
ノートパソコンの下にカバーまたは布を敷いて、少しでも衝撃を和げて防ぐ工夫をお勧めします。
またノートパソコンが熱くならないように、真下や横に熱を出す器具などが置かれていないか注意してください。
真夏の熱気や、真冬の暖房をつけた室内では特に注意されてください。
もし、電源ボタンを押してから数十秒以内にパソコンの起動が止まってしまう場合は、
CPU(中央演算処理装置)がしっかりと冷却されず、熱暴走を引き起こしているケースがあります。
その際には、ノートパソコンを修理のサービスに出して、内部の修復をしてもらわれることを推奨します。
ノートパソコンが荷物で圧迫されて故障するのを防ぐには?
次に、持ち歩き中やトランクへの収納中に、マウスやデジタルカメラのUSBコードが、
ほかの荷物に挟まれて圧迫されたり、折れ曲がったりして傷む場合があります。
機材の破損による故障を防ぐために、あまりカバンに物をギリギリまで詰め込みすぎず、
ある程度は余裕を持たれて、ノートPCや周辺機器を収納をされることもおすすめします。
またノートパソコンも、物と物とに圧迫されてPCケースが傷んだりしないように注意してください。
ほかにも、乗り物での移動中に、座りながら膝に置いて使用している時、
ノートパソコンが足から滑り落ちて、固い床に落としてしまわないようにご注意ください。
落ちた衝撃でハードディスクが破損してしまうと、異音が出て、OSの起動ができなくなるおそれがあります。
電子機器の水濡れ・水没を防止するには?
また、噴水の前や池・海の上などの水場でもうっかり落として水没させないように注意してください。
紐を結べるPCケースでしたら、紐やワイヤーを付けてカバンなどに巻いておくと、
持ち歩き中などにうっかり落として、水濡れや水没によって故障してしまうアクシデントを、
ある程度防止することもできます。
飲み物を近くに置いておくと、乗り物の揺れや地震、手にぶつける、などしてパソコンやUSBメモリ、
デジタルカメラにかかって壊してしまうおそれがあるため、離しておくか、すぐにカバンにしまいます。
ビジネスバックが雨やコップの転倒などで濡れたら、すぐに中身のノートパソコンを取り出してください。
もしそのまま立ち上がらなくなった場合は、内部の回路がダメージを受けて故障している可能性が高いため、
トラブルの悪化を防ぐためにも、それ以上はノートパソコンの電源ボタンを押さず、通電はいったん控えてください。
電気店やパソコンショップで替えのパーツを購入する
次に、もし行き先でノートパソコン(laptop PC)が壊れてしまい、すぐに直さなければならない場合の対処法について。
まず、マウスやメモリーカード、または交換が簡単なパーツが壊れた場合は、替えの製品を、
たとえば全国にあるケーズデンキといった電気店のパソコン関連のコーナーや、
または都市部にある電気街のパソコンショップで購入、もしくはインターネットのオンラインショップで注文して、
お届け場所を宿泊先や運送会社の受付に指定して買い換えて、交換による修復をすることもできます。
または、私設のパソコン修理サービス店に立ち寄る、もしくは現地で郵送をして、
即日スピードの検査のサービスなどを受けて、修復してもらわれることをお勧めします。
もしHDDやSSDの方が壊れていて、ボリュームに保存されたファイルが展開できなくなった時は、
専門事業のデータ復旧のサービスの方で、取り出しをしてもらうことができます。
OSの修復用ディスクを使用して回復する
次に、現地でオペレーティングシステムにソフトウェア面での異常が発生した時に備えて、
事前にOSのリカバリーディスクを作成しておくと、いざという時のトラブルの際に便利です。
DVD-RまたはUSBメモリ、余裕があればバックアップ用のポータブルハードディスクなどを一緒に持って行って、
もしラップトップの問題が発生したら、そちらの修復用ディスクを使って、システムを回復する手法もあります。
たとえば、ウィンドウズ8で回復ドライブを作成してリカバリーする方法については、こちらのページにて。
ビジネスホテルのフロントで設置されている、デスクトップパソコンやノートパソコンを使わせてもらったり、
大きな駅や空港での料金制で使える、パソコン設置のサービスを使用する方法もあります。
付近のパソコン修理サービスで直してもらう
次に、起動ディスクやリカバリーディスクを持ってきていなかったり、
振動や強打といった原因でハードウェア的な内部パーツの破損が起きて、現地で開けなくなってしまった時に、
どうしても個人ですぐには直せず、それでも外出中に早く修復する必要がある、という場合の対処法について。
まず、やはりパソコン修理サポート店を別のインターネット環境で調べてみるか、地図で探してみて、
そちらを訪れて、外出中に持ち運んでいるマシンが破損するトラブルが出た時に直してもらわれることを推奨します。
また、先にノートパソコンの内部のハードディスクやSSDにある、必要なファイルを修復したい、という際には、
プロのデータ復旧サービスセンターに注文をしてリカバリーをしてもらうことをおすすめします。