同一上のコンピューターやインターネット上で複数のユーザーが
共同して管理できる「共有フォルダ」(public folder/shared folder)は、
誰にでも開けるようにアクセス権を開放してある設定の状態も多いです。
例えば家庭内や社内のパソコンでは、使用者ごとにユーザーアカウントを
個別に登録して管理しなければ、誰でも閲覧が可能な状態ですね。
身近な例として、WindowsのOSでのローカルディスク(C:)にある
「ユーザー」⇒「パブリック」のフォルダーなどもこれに当てはまりやすいです。
目次
フォルダーのセキュリティ
次に、他のCドライブ、Dドライブの中身すべてや外付けのデータ記憶装置も、
わりかし別のデバイスで接続して開けば実質、誰でも見れてしまうため、
実質上の共有ディレクトリと同じ状態になりやすい点もあります。
そのため、システム上に構築されたフォルダーの領域によっては、
パスワードでロックを掛けるなどしてセキュリティーの措置を施さなければ、
時には何らかの予期せぬアクシデントが発生するおそれもあるため注意も必要です。
ですが、また適切な対処をするか専門のサービスにて、データの復旧ができる見込みがあります。
パソコンでユーザーアカウントを作成する
まず、パソコンはフォルダすべてにパスワードをかけたり暗号化を施すとなると
かなり大変な作業になる上に、管理するのも非常にきつくなりますね。
そこで「ユーザーアカウント」を新しく追加して、パスワードを設定すれば、
個人だけで使っているPCなら自分自身にだけ開けます。
(しかしハードディスクを取り外して別のパソコンで外付けHDDとして読み込むと
中身のフォルダーが開けてしまうため、
会社内や公共の場で大事なパソコンを放置してしまわないように注意してください。)
特に、不特定多数の人々が共有して使用しているノートパソコンなどのコンピューターは、
他者に渡す前には、中身のパブリックフォルダーなどを確認しましょう。
共有フォルダーとファイルの設定を有効・向こうにするには?
各フォルダごとに共有設定を有効/無効に切り替えをするには、
例としてWindowsの場合、まずエクスプローラの画面でフォルダーのアイコンを
右クリックして「共有」⇒「共有の停止」と進みます。
「ファイルの共有」のバルーンで、ユーザー別にアクセス許可を設定します。
またはフォルダーを右クリックして「プロパティの画面」を開いて、
「共有タブ」→「詳細な共有」のメニューでチェックを入れて設定を行います。
他にmacOSパソコンといったほとんどのコンピューター製品のOSやRAID、サーバーの
機能にもロックをかける機能が備わっていますので、これらを活用していきましょう。
ネットワーク上のレンタルサーバーやクラウドコンピューティング、またLinkStationやTeraStation、
LANDISKといったNASの機器でも、共有フォルダーを作成して使用することが多いです。
一方で、ネットワークドライブや外付けHDD、RAIDケース、または共有用のパソコンから、
間違えて大事なファイルやフォルダーを誰かが削除されてしまった時は、
プロのデータリカバリーのサービスに出して、復元の措置をしてもらわれることを推奨します。
パスワードや暗号化でアクセス権を限定化する
インターネットに配置してある「共有ディレクトリ」(shared directory)は
特に個人で作成する場合、誰でもアクセスできてアップロードやインストールが
可能な場所に最初から設定されていないかどうかを、公開前によく確認してください。
プライベート間で仲間同士だけでファイルを共有し合うつもりが、
インターネット上に一般公開されていた、というトラブルもよくあります。
アクセス権を限定化するためにはやはり事前に、パスワードや暗号化をして
セキュリティを強化するのを忘れないように、お気をつけください。
もちろんウイルスバスターといったコンピューターウイルス対策のソフトウェアや、
ファイヤーウォールをセットアップして、
いつでもシステムを保護したり復旧できるようにすることも非常に重要です。
コンピューターの設定は、プロのパソコン修理サービスで行ってもらうこともできます。
ファイルのバックアップを取る
また、共有フォルダーに保存したファイルは他の人にいつの間にか、
書き換えや削除が行われる可能性もあり、データを消失する問題も起きやすいです。
特にNASやインターネットのサービスにあるフォルダーに保管しているデータは
消失してしまうと自分自身で復元するのが難しくなることも多いため、
必ずご自身のパソコンの中、または外付けハードディスクやRAIDにも
ファイルのバックアップを取っていつでも復旧ができますよう、心掛けることも大切です。
(ご自身で所有されているPCやNAS製品の内部ディレクトリなら、
データ復旧サービスセンターにて修復してもらえる見込みもあります。)
また、プライベート的に貴重なデータは、アクセス権の緩い共有フォルダーに、
うっかりアップロードしてしまわれないように、日々ご注意ください。
また、システム管理のサービスにて、データの保護をしてもらうこともできます。