電子機器の故障が起きやすい配置環境を直すには?

パソコンをはじめとする電子機器には、今や数多くの種類の製品が販売されています。

また、家電製品(家庭用電気機械器具)は主に家庭内で使用する、
エレクトロニクス(電子工学)で作られた電化製品のことを指します。

CD、DVD、ブルーレイディスク、HDDレコーダー、デジタルカメラ、プリンター、スピーカー、
サーバーの本体、RAID、スキャナー、プリンター、レコーダー、ネットワークカメラ、
ネットワークドライブ、ノートパソコン、そしてホーム用のデスクトップパソコンなど。

これらの電子機器が、製品の種類やメーカーに関わらず何故かよく壊れてしまう、という方も
多いのですが、破損を引き起こしてしまう原因はまず生活環境や取り扱い、配置の仕方など
いろいろと共通した要素が多いので、それらの主な原因となりえる例を記述していきます。

電化製品が破損する原因の一例

・窓や冷暖房のすぐ前など、温度差の激しい場所に設置してしまう。
・機械の大敵である日差しが直接当たる場所に配置してしまう。
・引越しや大掃除で動かした時に内部パーツの接触不良が起きてしまう。
・うっかり持ち運び中に落としたり壁や器具に強くぶつけてしまう。
・長時間の連続使用による熱暴走。
・雨水や大雪、洪水、台風による浸水。
・風呂場や台所など湿気や水飛びの覆い場所での設置。
・落雷による電源のショートや焼き焦げ。
・強い静電気や電磁波を浴びてしまう。
・空気口や隙間から侵入してくるダストや虫の死骸が精密機器の上に溜まる。
・長い間使用していないため内部に塵やホコリ、湿気が充満してしまう。
・運悪く初期不良の製品に当たってしまう。
・長い間の使用による老朽化(製品の寿命)。



パソコン故障についてのご質問の一例

パソコンのOSはWindows、CPUはIntel Core、VGAはgeforce、メモリは1Gx2、HDはHITACHI、
メーカーはドスパラ製で、エラーと時に再起動するかどうかのチェックは外してあり、
原因不明の強制再起動(リセットボタンを押した時のような具合)orフリーズ、
ブルースクリーンなどは一切出ていない状態。

・パソコン内部の掃除やOSの完全再インストール(完全に初期の状態まで戻した)、
・HDDのチェック(GMHDDSCANv20を使用してエラーはなし)、
・メモリーのチェック(memtest86+-4.00を使用してエラーなし)、
・マザーボードの確認(コンデンサの破裂などの確認もして問題なし)、
・異音、異臭も一切なし、とひととおりチェックも確認済み。

起きている問題は、PCを起動してしばらく操作していると突然リセットボタンを押した時のような
強制再起動がかかったり、PCがフリーズしてリセットボタンを押して復帰する必要が出ることになる。

特定のソフトを使っている時に起きるとかではなく何もしてなくてもこの問題が出て、
頻度は不定期で起動10分以内に起こることもあれば2時間、3時間しても平気な時もあり、
セーフモードで起動してみたところ、この問題は今のところ起きていない。

こういった場合、PCの故障の原因として何がある?というご質問について。

すでにかなりの修復や破損チェックの作業を行われている際には、
OSをリカバリーし直しても強制再起動が起こる、ということは、
一応ある程度の時間はWindowsは動くくらいの状態です。

経験上で考えられることとして、まず、パソコン本体が異常に熱を発している場合は、
CPUクーラーや電源ユニットのファンが正常に回転していなかったり、
本体の配置場所が悪いと、CPUなどの制御装置が熱暴走を起こして
パソコンがダウンしてしまう事例があります。

また、近くに強烈な電磁波や高温、低温を発生させる家電機器が置いてあると、
システムとは関係なく異常が出てしまうこともあります。

メモリの容量が足りていなかったり、何かの重いソフトウェアを使っていて
その一つにメモリやCPUのHDD容量が圧迫されている、という可能性もあります。

タスクマネージャーを開いて確認されてみてください。

ほか、Ansys 様での、電子機器の故障の見分け方 の解説も参考までに。

またパソコン製品をはじめとする精密機器の場合はHDDのヘッドクラッシュなど
特有の障害を引き起こしているケースもあります。

電子機器の配置環境が上記に当てはまる場合はいずれ故障を引き起こしてしまう
可能性が高いため、できるだけ機械に影響の少ない場所に置き場を変えてみると
破損や漏電の危険性もなくなり、安全かつ安心して使用できます。

突然スイッチが入らなくなったり正常に稼働しなくなった場合は、それ以上は
無理に動かさずに、コンピューターや家電製品の修理サービスセンターの店舗・オフィスに
故障に関するお問い合わせをされてみることをお薦めします。