フロッピー・ディスク(FD、Floppy Disk)は
PCで使われている磁気タイプのデータ記憶装置のひとつです。
主に、パソコン本体に内蔵されているAドライブ【3.5インチFD(A:)】に当たる、
FDD(フロッピーディスクドライブ・Floppy Disk Drive)に挿入して
FDに書かれたデータファイルを読み込みします。
今ではUSBメモリやSDカードなどに比べて書き込みできる容量が少ないため
現在では現役で使用される機会はほとんどなくなってきました。
ですが以前は主要な外部のデータ記憶装置であったため、十数年前に作成された
古いファイルを引き出すことになった場合に読み出しのために用いられることもあります。
しかしそれだけ古い記憶ディスクであるため、いざ久しぶりにFDDから
読み込みしようとしたら、劣化や老朽化のためか開けない、という場合もあります。
別の動作環境での読み込み
そのような時にまず確認することとしまして、最初にマイコンピューターを開いて
3.5インチFD(A:)のアイコンが表示されているかどうかを確認しましょう。
次に左側の「その他」の項目にあるコントロールパネルを開いて、システム⇒ハードウェア
⇒デバイスマネージャー、と進み、ユーザー名の一列に
FDドライブが正常に記載されているかどうかをお確かめください。
また、正しい方法にきちんと挿入されているかどうかも確かめて、
付着した埃やごみも空の清潔な布などで拭き取って入れ直してみましょう。
試しに、違うフロッピーディスクを入れ替えてみて読み込みできた場合は、
先に入れた方のディスクに問題がある可能性があります。
別のパソコンか外付けFDDに同じフロッピーディスクを挿入して問題がなく開ければ大丈夫です。
(その場合はそのパソコンのFDDが正常に認識されていないことになります。)
【Aドライブのディスクは、フォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?】
【データ保存ディスクを認識できません。フォーマットされていない可能性があります。】
というエラーメッセージが表示された場合は、パソコンの使用環境の
違いで出現してしまったいる場合が多く、別のPC本体でなら開けることが多いです。
ここで、うっかり「はい」を押してしまうとフロッピーが初期化されて書き込んでいだファイルが
全部消えてしまいますのでくれぐれも勢いでフォーマットしてしまわないようにお気をつけください。
データ復元ツールの使用
フォルダーは開けるけれど中身のファイルがなぜか開かない、という場合は、おすすめのツールとしまして、「ファイナルデータ
「完全復元
セットアップしてスキャンをすると一定の確率で壊れたファイルの修復ができます。
FDのカード自体がやや破損していると見られる場合は、
マイコンピューターの3.5インチFD(A:)アイコンを⇒クリックして、
プロパティ⇒ツールのタブ⇒エラーチェックの「チェックする」を押します。
[ファイルシステムエラーを自動的に修復する] [不良セクタをスキャンし、回復する]
の二つの項目にチェックを入れて『開始』を押します。
この修復作業が完了したら、もう一度開けるかどうかを確認してみてください。
これらの方法でもフロッピーディスクが開けなかったら、専門のデータ復旧サービスセンターに
お問い合わせをして、FDをお持ち込みまたは郵送で送り、
ディスクの中身の修復、またはファイルの検出作業を行ってもらいましょう。