パソコンに使うハードディスクドライブに故障が出る問題の一つで、
HDD自体が丸ごと読み込みの不具合を発生させてしまい、
OSの起動画面の表示がされず、開けなくなる場合もあります。
Windowsのオペレーティングシステムが起動しないだけでしたらまだ、Linuxディストリビューションの
KNOPPIXやUbuntuなど、CDディスクのブートで違うOSを起動してハードディスクを開くこともできます。
そして必要なデータを他の保存機器にバックアップで移し変えた後に、
LinuxのOSを使って、HDDに起きている不具合や破損のチェックを行う手段も有効です。
お使いの別の古いパソコンがIDE方式用で、SATA方式のハードディスクを一時的に読み込みたい、
という際には、SATA→IDEの変換アダプターを別に購入して、取り付けることで読み込みできます。
目次
起動ディスクを使ってパソコンを修復するには?
しかし、PCの電源を付けてからBIOSの画面だけが映って、その後何も映らなかったり、
白い英文と黒い背景の画面が出た後で自動的に電源の起動が落ちてしまうとなると、
やや深刻な読み込みの不具合が発生した状態になっているかもれません。
F8キーからセーフモードで起動してもすぐ閉じてしまったり、
またはセーフモード画面も開けない場合は、OSのリカバリーを行う必要も出てきます。
まず、WindowsのOSの起動ディスクをCD/DVDドライブに入れて、
上書きインストールや回復コンソールといった、リカバリーの機能を案内の手順に従って試してみましょう。
OSを丸ごと再セットアップする、完全なリカバリーインストールの手段は、
HDDのパーティションに保存された今までのデータファイルやアプリケーションソフトウェアを、
ひととおり消してしまいますので、あくまで最終手段としてお考えください。
再インストール(リカバリー)をする前には、パソコン修理センターやデータ復旧サービスで、
なるべく先に、読み込みの不具合の状態を見てもらってからの方が良いです。
アクセスランプやビープ音で問題の原因を調べる手法とは?
また、パソコン本体のケースの表面にあるアクセスランプが、
オレンジ色などの普段と違う状態に点灯・点滅していたり、特殊なビープ音が鳴っていたら、
メモリやマザーボード、CPU、HDDといったどこかのパーツに不具合や故障が起きている可能性もあります。
コンピューターの部品、またはオペレーティングシステムで問題の発生している箇所を、
トラブルシューティングの案内などで確認して、パソコンのシステムのリカバリーをしたり、
壊れて読み込みの不具合の原因が出ているパーツを交換して、修理を行われてみるか、
専門のサポートの企業にて、修復の作業を注文されてみることをおすすめします。
「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません。」とメッセージが出たら?
次に、以前ビデオテープに録画した動画をパソコンに取り入れて、外付けHDDやDVDに出力する作業を続けていたら、
最近急にHDDにコピーができなくなり、「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません。」の
メッセージが出てしまい、以前にできていたことが急にできなくなった、という不具合が起きた場合の対処法について。
まず、ハードディスクドライブやSSDに読み込みの問題が起きた可能性がありますので、
エクスプローラーの「コンピューター」を開きます。
外付けHDDのアイコンを右クリックして、ツールのタブにある「チェック」と「最適化」を実行します。
それでも元に戻らない時には、お使いのハードディスクのメーカーのホームページにアクセスして、
『S.M.A.R.T.』という検査機能を読み込みする、モニタリングのアプリケーションソフトウェアをインストールします。
これを起動して、ハードディスクの状態をチェックします。
また、ハードディスクへのアクセスが遅い時に修復するには?という疑問については、こちらのページにて。
ソフトウェアにエラーの修正機能がありましたら、そちらも実行されてみてください。
HDDの問題からの修復の作業は、プロのデータレスキューサービスで行ってもらうこともできます。
ハードディスクドライブに損傷が出ていたら?
または、MacやLinuxなど別のOSのパソコンで開いてみると、データの読み書きができる可能性もあります。
HDDに深刻な異常が発生していた時には、交換によるリカバリーを行う必要も出てきます。
また、基本的な知識やBIOS設定画面の起動方法や操作方法なども参考までに。
ですが、BIOSの画面も表示されず、電源を押してから何も出てこない場合は、
BIOSに破損のトラブルが出ている可能性が高いです。
またはHDDが物理的に故障しているために読み込みができない確率もかなり高く、非常に深刻な破損が起きています。
内部のファイルをデータリカバリーサービスで復旧してもらう
もしシステム的な論理障害でしたら、まだOSのリカバリーインストールで直せる見込みも残っています。
ですが、パーツの物理障害で故障したハードディスクドライブは、自分で分解して修理する方法は残念ながらありません。
ですが、保存しているファイル自体はまだ破損していないことが大体で、
専門のデータ復旧サービスセンターにて、壊れたHDDから取り出しをして移し替えてもらうこともできます。
クリーンラボ以外の場所でHDDの中身を開いたら、修復不可能になる危険が高いため、
必ずハードディスクの物理障害に対応されている、データ復旧サービスセンターで見てもらいましょう。