故障したマザーボードの修理や交換を行う時は?

パソコンを構成するメインパーツの一つ、マザーボード [Motherboard](メインボード [Mainboard])は、
上の写真のように無数の精密b品やチップ、配線が複雑に設置された一つの電子回路基板です。

メモリや拡張カード、CPUなどの他パーツを取り付けることから、マザー・MB。MBU
(Motherboard Unit)と呼ばれています。(Macintosh用の母板はロジックボード。)

自作PCを製作されたことのある方でしたら馴染みが深いと思うのですが
組立の際に電源ユニットやUSBポート、CPU、ビデオカード、音源、IDEなど
いくつものコンポーネントを接続しなければならないため、
組み立てるには結構な手間と知識、そして精密作業が必要です。

そのため、初心者の方は私設のPC修理サービスで直してもらう方がやはり安全です。



マザーボードといったパーツの換装

次に、組立パソコン制作の経験がない方でも、メモリの増設などパーツの取り付けくらいの作業でしたら、
取扱説明書に沿って進めるだけで、わりと簡単に接続できます。

ですが、一度PCケース開けてしまうとメーカーや販売店舗の年間保証サポートが
受けられなくなるため、市販のパソコン製品の場合は必ず保証期間が過ぎてからにしましょう。

組み立てや交換、接続の作業中にマザーボード本体の部品に傷が付いてしまったり
プラグや接続面が曲がってしまうとそれだけで故障の原因となりえますので、
取り扱いの際には決して乱暴には扱わず、ひとつひとつの作業を慎重に進めるようにしましょう。

CPUの取り付け

また、CPUの接続面など、取り付ける各主要コンポーネントの方でも差し込み方が
悪いとプラグが折れたりして使い物にならなくなることもあるため作業の正確さが大変重要です。

(かくいう管理人も一度、交換に失敗してしまったことがあります。)

ほか、パソコンが起動しないトラブルの原因と修理の方法については、こちらのページにて。

インテル製、ギガバイト製などメーカーによっても相性などが違いますので、
マザーボードや部品の購入の際にはよくチェックをしておくす必要もあります。

Motherboardのメーカーには、ASUS、ABIT、ALBATRON、AOpen、ASRock、BIOSTAR、DFI、
ELITEGROUP、FOXCONN、GIGABYTE、Intel、JETWAY、MSI、Supermicro、TYAN、VIA
などがあります。

ASUSTek(エイスース)といったコンピューターの本体の、サポートの保証期間がまだ残っている場合は、
よほど急いでいなければ、自分で行うよりもメーカーの方へ送付し、
てマザーボードや部品を修理交換してもらった方が確実です。

自身で交換を行う際にはくれぐれも基板を傷つけないよう慎重かつ正確に、また
各装置の接続部分を記憶・記録して配線ミスのないように注意することも大事です。

もし取り付け作業に失敗して、PCが起動できない、Windowsが開かない、電源やファンが作動しない、
といったアクシデントが起きてしまった場合は、すぐに電源を消して接続ミスがないか確認しましょう。

その際に無理にコードを引き抜いたり乱雑に扱うのは危険なので、あくまでゆっくりと精密に作業を行います。

どうしても組み立てや交換がうまくいかなかったり、ご自身で換装を行うのが難しそう、という場合は、
それ以上電源を動かさず、プロのパソコン修理サービスに作業をしてもらってみてください。

なお、ハードディスクやOSも故障していた場合は今までのデータを初期化する前に、
専門のデータ復旧サービス店に内部の分解・抽出によるバックアップ回収を行ってもらうことで、
保管していたファイルやプログラムを保存し直すことができます。