ノートパソコンのハードディスクを換装して修理するには?

通常、パソコンに内蔵されているハードディスクドライブ1個の使用できる製品の寿命は、
2年から5年あたりが目処で、完全に故障して動かなくなる前に、新品に換装して修理する必要があります。

そこで、ノートパソコン(notebook-sized computer)に内蔵されたハードディスクドライブを換装して、
コンピューターを修理するには、どのように対処すればいい?という疑問について。

ノートパソコンのHDDが故障するトラブルとは?

まず、ノートパソコンの場合は、内蔵のHDD(2.5インチ)の大きさと最大容量が、
デスクトップPCの3.5インチ型よりも小さいものの、本体の外への持ち歩きや室内での移動などで、
強い衝撃や異物の侵入にかかりやすいため、さらに故障が起きやすい点もあります。

さらにコストの関係で、内部のパーツも全般的に、スペックと容量がやや低い傾向にあり、
エラーやフリーズ、スペック不足の問題が、どうしても出てきやすくなります。

また、デスクトップパソコンのPCケースよりも、HDDといったパーツの収納スペースが狭く内部が密集していて、
特に小型・薄型のノートパソコンの筐体は、構造によっては部品の換装の際に、取り外しがやや難しくなります。

また、壊れたハードディスクドライブに、まだ必要なファイルやフォルダーが残っていて、
バックアップしたデータもなく、何とかして復元をしたい、という際には、
専門事業のデータリカバリーサービスにて、復旧をしてもらわれることもおすすめします。



内蔵されたHDDを交換する必要が出た時は?

次に、ノートパソコンには性能の高い製品でも、上記のような不具合が起こりやすい要素がいくつかあります。

そのため、内蔵されているハードディスクドライブやSSD、メモリ、CPUなどの交換による修理を、
いつか行うことを前提にして使っていった方が、後々のためにも良いでしょう。

また、パソコンのCPUを新品に換装して修理するには?という疑問については、こちらのページにて。

基本的に、ノートPCの本体をショップで買った後で、1年~長期保証5年くらいの間にHDDが壊れ始めたら、
PCメーカー先のカスタマーサポートセンターに提出をすれば、ハードディスクの交換をしてもらえます。

ノートPCのハードディスクドライブを自身で交換するには?

しかし、カスタマーサポートの場合、お預かり期間が二週間から一カ月以上、と長いことも多いです。

そのため、すぐに直したい時はご自身でハードディスクを購入して、
自力で新品のストレージに換装する形での修理の作業を行う方法もあります。

普通のサイズのノートパソコンでしたら、筐体の裏側に、ハードディスクやSSD、メモリ、ネットワークカード、
といった一部の部品を簡単に取り外して換装ができるように、専用のふたが取り付けられています。

そのふたのネジをドライバーにより取り外して、PCの筐体の内部から、
壊れて動かなくなったHDDといったパーツを取り出して、新品への交換で修理できます。

また、ハードディスクやSSDに残っているファイルを、PC本体を修理に出す前に読み出しをしたい、
という際にも、専門業者のデータ復旧のサービスで、救出の措置をしてもらうことができます。



有効期間内の保証のサービスを受けて修理をしてもらう

次に、落下や水濡れでラップトップコンピューターが壊れた場合は、
メーカーでは有償での修理の対象となることも多いです。

それぞれのメーカーのサービスによって、ある程度の保証の範囲は違います。

例として、デル製ノートブックコンピュータのハードドライブの交換など、各メーカーでの解説も参考までに。

中古ショップでノートパソコンを買っていた場合でも、購入した店舗で1年間の保証が実施されていれば、
その期間内でしたら、HDDの換装などで直してもらえます。

保証期間が過ぎた後に故障した際には、私設のPC修理サービスで、
即日での診断といったサポートで、ノートパソコンを直してもらうこともできます。

ケースの内部が複雑な部品の構成のマシンである場合は?

注意ポイントとして、ノートブックPCは部品の収納スペースや接続が据え置き型よりも狭く、
多少HDDの交換が難しい面があります。

そして、DELLやAppleの製品のように、独特なパーツと設置方法で構成された製品もあります。

なので、作業を行う前にはメーカー製品おきの取扱説明書なども参照に、ご確認ください。

またパソコン修理サービス店にて、故障したハードディスクの換装作業を代行してもらわれることもおすすめします。