パソコンが次第に調子が悪くなった時のデータの取り出し

パソコンを購入して使い始めたころは動作も大変早くスムーズで、
エラーや不具合も特に起こらず、大抵はとても快適に使用できると思います。

しかしウイルス対策ソフトをはじめ、いろんなソフトウェアをインストールして
使い始めた辺りから少しずつ重くなっていきますよね。

2~3年くらい使ってくると動作速度がかなり遅くなったり、頻繁にフリーズや強制終了などの
不具合が起きて非常に調子が悪くなった、ということも珍しくありません。

では具体的にはなぜこんなにパソコンの調子が悪くなる?
また、その時には内部のデータを取り出すことはできる?という疑問について。

PCの不具合が出る主な原因

・ソフトウェアが多くなりメモリやCPUの使用量が増えたため。

・ハードディスクの内部のファイルが何万個と増えて、断片化してきたため。

・アンチウイルスのソフトなど常時稼働型のソフトで容量をかなり使っているため。

・コンピューターウイルスやスパイウェアが侵入しているパターン。

・パソコンパーツの老朽化が始まってきたため。

・配置している場所が機械に良くないため。

・最新のアプリケーションソフトウェアの性能に、数年前の
 オペレーティングシステムのスペックが 追いつかなくなってきたため。

これらのトラブルは、適切な修復の対象を行うか、専門のサポートにて修理ができます。



HDDのデータの容量が埋まってきたら?

まず特に多い原因が一番上の二つで、ソフトやファイルを数多く
インストール・セットアップしていくうちに容量が重くなり、
またハードディスクのセクタ(引き出し)にバラバラに収納されている場合です。

CPU・メモリ・HDDのスペックや空き容量が大きいほど大容量データの運営にも
耐えられるのですが、それでも限界はありますので、
HDDの空き容量やCPUの使用率が埋まってきましたら一度整理をしてみましょう。

コンピューターのシステムを整理するには?

『ディスククリーンアップ』『ディスクデフラグ』『プログラムの追加と削除』
といったOS搭載ツールで削除や整理をしてPCを軽くしていくことができます。

またコンピューターウイルスの感染によってシステムやファイルが壊れるおそれも高いため、
セキュリティソフトは必ずセットアップしておきましょう。

もし、すでに重要なファイルの表示がいつの間にか消えていたり、拡張子が破損した際には、
Cドライブへのそれ以上の上書き保存を極力控えて、デジタルデータリカバリー様といった、
専門のデータ修復のサポートを実施されたサービスで、復元をしてもらう方法が最も確実です。



デジタルデータリカバリー


パソコンを置く場所が悪いと壊れやすくなる?

パソコンラックまたはPCを配置したデスクを置かれている場所の付近に、
電磁波や高熱、冷気、湿気などを出す機器があると、機械に良くないため、
配置を変えてみてください。

また、地震での倒壊などによるマシンへのダメージを防ぐため、パソコンのケースの下に、
耐震ジェルマット(滑り止めのシール)を貼り付けておくと、安全度が高まります。

また、ノートパソコンや、周辺機器、データ記憶装置を自動車などでの移動中に、
揺れによって下に落としてしまうこともよくあるため、滑り止めのシートの上に置いておくと、
ある程度まで、機器の落下による衝撃を防げます。

また例として、パソニュー 様での、パソコンの調子が悪い時に絶対に確認すべき大事なこと の解説も参考までに。

オペレーティングシステムの動作にまで支障が出て調子がかなり悪くなったら
思い切って必要なデータのバックアップをすべて取った後に
OSの再インストールをして、出荷前の状態まで初期化させてみるのも有効です。

パーツが破損してPCが故障した時のデータの取り出し

しかし逆にシステム上の圧迫による不具合ではなく
内部パーツの破損や老朽化が起こり物理的に故障が起こる場合もあります。

特に持ち運びの多いノートパソコンには起こりやすい障害ですね。

PC内部の部品が物理的に破壊されていると交換でしか直すことはできませんので、
思い切ってより性能の高いパーツに修理交換してみるのも大変有効です。

しかし、パソコンパーツの換装、特にマザーボードや電源ユニットの交換はかなり難しいため、
自作組み立てPCに詳しい方以外の方は、プロのパソコン修理サポート店に
部品交換作業の注文をされた方が安全です。

また、ハードディスクやSSDに深刻なアクセスエラーや故障が起きていた時は、
専門業者のデータ復旧サービスに問い合わせて、内部のファイルを回収してもらわれることを推奨します。