パソコンを修理に送る前の準備とサポート状況の確認とは?

お使いのパソコン本体が何らかの故障を起こして動かなくなった時、OSの再インストールでも
直せないような深刻な問題の場合は基本的に、販売メーカーのカスタマーサポートセンターか
パソコン修理サービス会社の営業所に出して見てもらうのが最善策です。

しかし、本体を修理に送る前にはいろいろと事前に確認したり準備を済ませておくと
預けている間や返還後に困ってしまう事態も少なく済ませることができます。

まず、購入した時にもらった保証サポート期間の証明書を手元にそろえて、
修理の補償を受けられるかどうかを確認しましょう。

PCをメーカー先のサポートセンターに預けると、
輸送中の時間も含めて1週間~1カ月くらい掛かる場合があります。

海外製のメーカーで、取り換えの部品が国外にしかない場合では
換装パーツ取り寄せのためさらに期間を置かれる場合もあります。

その間は他に一台もパソコンがなければまったく作業ができないため、
場合によっては予備のマシンを購入されることも考慮する必要があります。

事前に電話かメールで問題をアドバイザーの方にお伝えして、
またサポート状況の混雑具合や部品の様子についても一応聞いてみましょう。

しかし別の企業で実施されているパソコンサポートでしたら、
地元でしたら早ければ直接持っていって即日で見てもらえる所もあります。

時間が惜しい場合には非常に助かりますので、状況によって
どの店舗にパソコンを送るか、比べてみても良いでしょう。



運送中の一つの注意として、振動や衝撃が原因で部品の接続が揺らいだり外れる、などで
壊れてしまう危険があるため、買った時の専用ケースは
衝撃を極力与えず収納できますので必ず取っておきましょう。

PCや複合機、液晶モニターのように大きな電子器機を修理に出す時に、
この収納されていたダンボールをもう一度使うと便利です。

デスクトップPCやプリンター、ディスプレイ、ワークステーションといった大型のコンピューター製品は
持ち運びが大変なので、HP(ヒューレット・パッカード)など製品を買って来た時に収納していたダンボール箱にもう一度、
衝撃緩和の発泡スチロールに組み込んで荷造りして宅配便にて搬送してもらうと大分安全です。

もしすでに捨ててしまったり見つからなかった場合はヤマト運輸のパソコン宅急便などの
精密機械を運ぶ専門サービスに注文して送付してもらいましょう。

お預かり期間中は内蔵ハードディスクドライブに含まれるデータも一切使えなくなるので
故障した時に備えて、何か起こる前にこまめに別のデータ記憶装置にバックアップを取っておきましょう。

まだ何とか少しだけセーフモードなどでオペレーティングシステムが開ける場合は、バックアップの際に、
ゴミ箱フォルダーに、間違えて何か大事なファイルを捨ててしまっていなかったかどうかも、
確認されてみることをおすすめします。

逆に、HDDのみが壊れている状態でしたら新品のHDDを買って交換すればパソコン本体はOSを
インストールしてすぐ使えますので、後は前のハードディスクのみを
データ復旧専門サービスに郵送して内部の必要なファイルを取り出してもらえばスムーズに直せます。

PCの修繕もデータの修復も100%確実に成功できるとは限らないため、場合によっては
部分的に修理不可能な箇所を取り換えたり買い換える必要が出てくる場合もあります。