サイトのテンプレートのデータが破損した時に復元するには?

ウェブサイトの内部の各ページを構成しているHTMLといったマークアップ言語で構築された、
画面表示のための「テンプレート」(template)で、ある時、サイトの機能やプラグインの
アップデートの際にエラーが発生したり、または自身で文書をカスタマイズされている時に
誤って破損させてしまった場合は、どうすれば復元できる?という疑問について。

フォルダーにファイルが残っているかどうかを確認

まず、テンプレートの初期の状態のバックアップのデータが事前にパソコン上のHDDやSSD、
クラウドストレージ、ファイルマネージャーといったディレクトリに保存されていましたら、
そちらを開いて、表示が崩れた状態のテンプレートと貼り替える形で、元に戻すことができます。

新しく何かのプラグインをインストールしたり、何かの機能をオンにした後で画面が崩れた時は、
いったんそれらのプラグインや機能をオフにすると、自動的に以前の状態に復元する場合が多いです。



ページの表示のプレビュー画面

個別ページやウェブログのテンプレート、またはCSS(スタイルシート)の構成次第では、
後から追加するプラグインや、新しく貼り付けたスクリプトとの相性が悪く、一部の箇所が
しっかりときれいに表示されない場合もあり、時にはカスタマイズをしていく必要も出てきます。

ホームページの管理ページ上で編集をされたテンプレートのデータを上書き保存する前に、
「プレビュー」の機能がありましたら先にそちらを開いて、表示の状態を確認すると便利です。

また、事前にプレビュー画面を開いてからそのままウィンドウを開いたままにしていて、
その後の作業中にページの表示が崩れてしまった場合は、そのプレビュー画面で右クリックをして
HTMLのソースを見ると、デザインが崩れる前のページのデータを取得できることもあります。

ポータルサイトや素材サイト、ホームページ作成ソフトなどで提供されている
テンプレートであれば、破損してしまったり、誤ってファイルやフォルダーを削除した場合にも、
配布のサービスが終了されていなければ、再度同じところから入手し直すこともできます。

ファイルマネージャーからデータをエクスポートして復旧

すでにインターネット上のブログサービスやホームページのファイルマネージャーにアップロードしている
テンプレートの場合は、もしパソコン上かインターネット上のどちらかのテンプレートが破損したり
間違えて削除しても、もう片方からエクスポートまたは再度のアップロードをして、復元できます。

HTMLソースのタグのをある程度書き換えた状態で保存されていた場合、その差分のデータは、
自動バックアップ機能を事前に設定されていた場合に復元できる可能性があります。

一方で、元のファイルが破損していて、バックアップされていた拡張子の方も、
同じ内容で損壊していた、という際には、データ修復のサービスに問い合わせて、
正常に直せるかどうか、見てもらわれることも推奨します。



ホームページ作成ソフトのバックアップ機能から復元

次に、ジャストシステムホームページ・ビルダーといったソフトウェアでは、
ウェブページの「.html」のファイルを名前を付けてフォルダーに保存した時に、
「.bak」という拡張子のバックアップファイルが同時に作成されます。

もし「.html」のファイルを間違えて削除したり、拡張子が破損してしまった時には、
このBAKファイルを選択して、右クリックで拡張子の名称を「.bak」から「.html」へ変更すると、
元ファイルと同じデータになる形で復旧ができます。

ウェブ素材のデータを再度入手する

ウェブサイトの管理ページ内での更新をした際に、htmlソースや変数の表記を間違えていて
ページが正常に表示されなくなった場合は、やはり同様にバックアップしたテキストのデータや、
もともとのツールのインストール先の配布元サービスやソフトウェアの方で、素材となったファイルを
再度入手ができるかどうかを確認されてみてください。

特に、システムの中枢に当たるphpファイルなどを更新される場合には、十分な注意が肝心です。

CSS(スタイルシート)で指定する文字色や文字サイズ、壁紙の背景のバランスが崩れた場合も同様です。

バックアップしたデータがなくて自身ではどうしても直せなくなってしまった場合は、
プロのホームページの作成・編集を実施されているPC・ウェブのサポート業者の方に
注文をして、状態を見てもらわれることをおすすめします。

また、コンピューター上に保存していた、編集済みで替わりがないhtmlファイルやphpファイルを
間違えて削除してしまい元に戻らなくなった場合は、専門のデータリカバリーサービスに
注文をして、復旧ができるかどうかをチェックしてもらわれることも推奨します。