Microsoft Windows(マイクロソフトのウィンドウズ)のパソコンを、ある程度の期間使用していくと、
アプリケーションソフトの増加やデータの蓄積などにより、次第にOSに不具合が出やすくなります。
そのために、cleanup image restorehealth(クリーンアップ・イメージ・リストアヘルス)という、
破損したシステムイメージを修復するコマンドが、WindowsのOSには搭載されています。
この「cleanup image restorehealth」は、どのような手順で使用して、
オペレーティングシステムを回復すればいい?という疑問について、解説いたします。
Windowsのパソコンが不具合を起こす原因とは?
まず、Windowsのパソコンでシステムに不具合が発生する問題が起こる主な原因について。
正式名称「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」のコマンドが必要になるトラブルは、たとえば、
Windowsのシステムファイルやコンポーネントストアのプログラムが破損するケースなどがあります。
OSのアップデートの最中にエラーが発生して更新が上手くいかず中断された時や、電源の遮断、
また誤った強制終了によるシャットダウンなどにより、システムファイルに異常が出る場合があります。
そうなるとエクスプローラーの画面が止まったり、Windows Updateでのプログラムの更新が失敗する、
また設定アプリが起動しなくなる、などのトラブルが起こりやすくなります。

ほかに、アプリケーションソフトのプログラムが破損したりドライバーの競合が起きて、
システムファイルの整合性が取れなくなるアクシデントのケースも起こりえます。
こういった時には、DISMの「cleanup image restorehealth」で修復できる可能性があります。
一方で、ハードウェア(物理的)なパーツの破損が出ていた場合は、
基本的にシステム的な対処方法では直せないため、部品の交換による対処方法や、
プロのパソコンのサポートにて修復をしてもらうことで解決ができます。
破損したOSをDISMの機能で回復を試みる方法
次に、破損したWindowsのOSをDISMの機能を使って回復を試みる方法について。
まず、上記のようなトラブルが起きた際には、「SFC」(System File Checker)のコマンドでは、
回復ができないことがあり、そこで「cleanup image restorehealth」のDISMを実行します。
念のため先に、パソコンを一度閉じてからセーフモードで再度起動をして、
もう一度シャットダウンをして通常モードで立ち上げて、自動で修復されているかをご確認ください。
また例として、Windowsがシャットダウンできない場合に修復をする方法については、こちらの解説ページにて。
それでもファイルシステムの不具合が直らない時は、このDISMコマンドの使用を試みます。
cleanup image restorehealthで修復する手順
次に、デスクトップ画面の検索バーに「cmd」と入力して、「管理者として実行」をクリックして、
管理者権限で「コマンドプロンプト」を開くか、「PowerShell」の画面を起動してください。
最初に、「sfc /scannow」のDISMコマンドを入力して実行します。

こちらでシステムファイルをチェックして、「修復できないファイルがあります」と出て直らない場合は、
次に「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力して、コマンドを実行してください。

こちらのコマンドは数分から1時間ほどかかることがあるため、途中で終了をしないようご注意ください。
Windows Updateといったツールを再度使ってみる
復元の操作の作業が完了して、Windowsのシステムイメージの破損した箇所が発見された場合は、
「Windows Update」といった機能から正常なファイルを取得してOSを修復できるようになります。

そしてパソコンを再起動して、再度 更新や回復のツールなどを手順に沿って実行して、
それまでに起きていたトラブルが改善されたかどうかを確認してください。
また、【コマンドプロンプトでSSDやHDDのエラーから復旧するには?】の解説ページも参考までに。
一方、誤った操作で削除されていたりコンピューターウイルスの影響などで破損した個人用データは、
DISMコマンドでは元に戻すことができません。
アクシデントの影響で、もし必要な個人用の作成ファイルが開けなくなった時は、
専門業者のデータ復元のサービスセンターにて、元に戻してもらわれることをおすすめします。
トラブルシューティングの各機能で対処する方法
次に、DISMのコマンドを使用しても問題が直らなかった時の対処方法について。
まず、デスクトップの画面が何とか開けるようでしたら、デスクトップ画面の検索バーから、
「トラブルシューティング」と検索して、表示される「トラブルシューティングの設定」を開いてみてください。

Microsoft Windowsのオペレーティングシステムや、Excel、Word、PowerPointなどのソフトウェアには、
OSやアプリケーションソフトがシステムエラーなどを引き起こす不具合が出た時のための、
『トラブルシューティング』というマニュアル・修復の機能が実装されています。
あるいは、Shiftキーを押しながらパソコンを再起動して「オプションの選択」の青い画面を開くと、
こちらに、Windowsの各種の修復機能が揃った「トラブルシューティング」の項目が表示されます。
この中の、「クイックマシンリカバリー」「更新プログラムのアンインストール」「システムの復元」
といった、それぞれの回復機能を順に実行をされてみてください。
ビープ音やアクセスランプの点滅の仕方でエラーを判別する
また、たとえばパソコン本体に問題が起きた場合に、
ビープ音やエラーのアクセスランプの点滅・点灯などの様子から、
どのような異常が発生しているかを判別して、適切に対処する方法も便利です。
または、Windowsの各種パソコンや周辺機器、ユーティリティーのメーカー企業先の、
オフィシャルホームページやお助けサイトにも、困った時の解説やサポートが用意されています。
「パソコン本体のメモリやCPU、マザーボード、グラフィックカード、ストレージなどの、
各種パーツのスペックは新しいアプリケーションソフトの動作環境に対して不足しているか否か。」
「電源コードは正常に入っていて、コネクタやACアダプターはしっかりとつながっていて、
その装置に対応されている付属品で、間違って別の物をつなげてはいないかどうか。」
といった基礎的な設定ミスから、OSのバージョンやアプリケーションソフトウェアごとの、
ピンポイント的なアドバイスまで、様々なトラブルに対する解決方法を調べることができます。
例として、Microsoft Learn での、DISM の概要 の解説も参考までに。
また、メーカー先のカスタマーサポートにて提供されているオフィシャルサイトでは、
アクシデントの解決用のフォーラムや、お問い合わせの受付サービスも実施されています。
パソコンの修理のサービスで解決をしてもらう
一方で、WindowsのOSをインストールしたCドライブがあるSSDやハードディスク自体に、
経年劣化などによるストレージの物理的な故障が出始めていると、
基本的にシステム面での操作による問題の修復はできなくなります。
またCPUやメモリの性能が低いか壊れかかっていると、やはり処理に支障をきたしやすくなります。
その際には、パーツの交換をすることで解決ができます。
ですが、小型のデスクトップPCや薄型ノートパソコンをお使いで、
フタを開けての部品の換装が自身では難しそう、という場合は、
プロのパソコン修理のサポートセンターにて、代行作業をしてもらうこともできます。
また、SSDまたはHDDに重度の故障が出ていて内部のファイルが読み込みできない、という時は、
専門業者のデータ復旧サービスセンターで、必要なファイルの取り出しをしてもらうことができます。







