BUFFALOのLinkStation(リンクステーション)やTeraStation(テラステーション)といった、
ネットワークドライブは、NAS(ネットワークアタッチストレージ)と呼ばれる記録装置に該当します。
これらのNASが、容量が埋まったりRAIDアレイの崩壊といったトラブルで使用ができなくなった時に、
ハードディスクをフォーマットして問題から修復するには、どのように操作をすればいい?という疑問について。
目次
ネットワークアタッチストレージのHDDに不具合が出たら?
まず、近年ではネットワークに接続できるさまざまな電子機器が普及しているため、
デスクトップパソコンからLANケーブルで接続したり、自宅・自社サーバーからアクセスができます。
または、ノートパソコンの内蔵無線LANカードで接続をしたり、
スマートフォンやタブレット端末からつなげる、といった応用性を広げて使う方法があります。
ですがその分、NASに搭載しているハードディスクドライブが映像や音楽、画像といった、
容量の多いファイルですぐに埋まってしまい、頻繁に書き換えを繰り返す場合もあります。
またHDDのセクタが断片化して読み込みが遅くなることもよくあります。
そんな時には、一度NASのケースに内蔵されたハードディスクドライブを整理してバックアップを取ってから、
「ディスクフォーマット」を行って、RAIDアレイの構築を見直してみることで、
読み込み速度の遅延や故障、エラーを防止したり、トラブルからの修復をしていくことにもつながります。
コンピューターの操作に慣れていないうちは、問題の解決で ある程度高度な操作になることも多いです。
その際に、専門のサービスに注文をして、NASをリカバリーする作業の代行をしてもらうこともおすすめします。
ネットワークドライブのハードディスクの容量は?
まず、LinkStationなどのネットワークドライブの製品に最初から同梱されているハードディスクドライブは、
購入の段階ですでにフォーマットと初期設定が施されていて、すぐに使用できる物が多いです。
しかし、NASに同梱されたハードディスクの最大容量が500GBや1GB以下の場合だと、
近年の大容量データが多い時代、使い方次第では空き領域が早く埋まることもあります。
さらに、ミラーリングことRAID1の設定にしてフォーマット(再構築)をすると、
ストレージの最大容量は二台分から一台分に半減するのですが、安全性は大幅に向上します。
別の機器のハードディスクを設置する時は?
また、今までに別のパソコン本体や外付けHDDケースに使っていたハードディスクを取り外して、
NASに付け替えて再活用する場合、データがすでに埋まっていた場合は、
パソコンで別のハードディスクなどにバックアップをしてから、フォーマットし直す必要があります。
ほか、事前にCドライブのプライマリパーティションなどで相当にHDDを使い込んでいると、
処理速度が遅くなっている可能性もあります。
NASを使用しているうちに読み出しの問題出てきた時には一度、保存しているデータを全体的に整理して、
不要なファイルやフォルダーを削除しながら、必要なファイルを一つのフォルダーにまとめてみてください。
また、NASを初期化した後でデータ復旧はできる?という疑問については、こちらのページにて。
ハードディスクドライブ自体がすでに故障していて、中身のファイルが開けなくなってる場合は、
プロのデータ復元のサービスにて、大事なファイルの復旧を行ってもらうこともできます。
ストレージのエラーを初期化で修復するには?
次に、特に重くて頻繁には使わないフォルダーは、圧縮をして低用量化して、
別の外付けハードディスクやSSDなどにデータのバックアップを取る手法もあります。
あるいは、ネットワークドライブ付属のウェブ管理システムを起動して、
HDDまたはアレイ全体のフォーマット(初期化)を行って、修復をしてみましょう。
また、新しく新品のHDDを買って交換した時にも、ディスクフォーマットを行いましょう。
RAID1のシステムを使っている場合は、自動的にリビルド(再構築)で、
もう一つのHDDから、そのままデータがコピーされる仕様の製品もあります。
また例として、LANDISKのハードディスクのフォーマットの方法といった、
各種メーカー製品での、問題からのリカバリーの仕方の解説も参考までに。
注意点として、フォーマットやアレイの削除といった操作を行うと、
ハードディスクドライブにそれまで書き込みしたデータがすべて抹消されまず。
必ず別の補助記憶装置に確実にデータのバックアップを取って確認してから、
ネットワークドライブの初期化によるシステムの修復の作業を実行してください。
コンピューターの修理やデータ復旧のサービスに依頼する
もし、ハードディスクドライブを初期化してもまだ調子が良くない時、
特にカリカリ…カチカチ…と変な音が出てくる問題が発生した場合は、
回路が故障しかけているそれがあるため、すぐに交換されることを推奨します。
もしもNASがネットワークにつながらなかったり、HDDが読み込まれない、
といった原因で作業が進まずどうしてもわからないので誰かに作業代行を頼みたい、という際には、
LANの構築や設定に詳しいパソコン修理サポートやシステム管理サービス、
またはデータ復旧サービスセンターにて、修復の依頼をされてみることも推奨します。