NASにアクセスできない原因と修理の方法は?

ネットワーク回線に接続して複数の機器からアクセスできるデータ記憶装置
NAS」(Network Attached Storage/ナス、ネットワークアタッチストレージ)を
パソコンなどの電子機器で使用する際に、無線LANなどの回線を通じてのアクセスが
なぜかできない、という場合の原因と解決に向けての修理の方法について。

主なファイルサーバのメーカー製品一覧

・Synology :RackStation RS3614RPxs 2Uラックマウント型ストレージ CS4905 RS3614RPxs
・NETGEAR(ネットギア):Inc. ReadyNAS Pro 6 iSCSI対応 6HDD 18TBモデル RNDP6630-200AJS
・BUFFALO:テラステーション WSS Windows Storage Server 2012 R2 NAS 24TB WS5600DN2406S2
・アイオーデータ機器:Windows Storage Server 2012 Standard Edition NAS 18TB 18C
・P2000:G3 MSA SAS DC 2.5型 900GB SAS HDD 24台21.6TBバンドル QR519B
・Thecus:NASキット N4200PRO
・ロジテック:WSS 2008 R2 Wg搭載 2Uラックマウント型 NAS/8.0TB
・ASUSTOR:ラックマウントNAS 9-bay 3年保証 AS-609RD

取扱説明書(マニュアル)を開いて確認する

BUFFALOの『LinkStation』(リンクステーション)や『TeraStation』(テラステーション)、『玄箱』、
I-O DATAの『LANDISK』(ランディスク)などを購入してネットワークに接続する前には
まず、製品のパッケージに同梱されている取扱説明書を読んで手順に沿って進めます。

またはパソコンにインストール・セットアップする管理用のユーティリティーの
「マニュアル」や「ヘルプ」といったコーナーにも主なトラブルの対処法が記載されています。

こちらでは、よくある一例を一通り記述していきます。




無線LANルーターが正常に動いていない時は?

ブロードバンドルーターがいつの間にかバッテリー切れなどで電源が切れていたり、
アクセスランプにエラー表示が出ていたり、モデムの台から外れていて
LANケーブルと接続できていなかった、というケースがよくあります。

ルーターの状態を確かめて、またウェブブラウザを開いてインターネットへの接続ができる状態か確認します。

また、NAS本体と無線LANルーターとの、両方のUSBポートが接続されているかどうかを確認します。

ネットワークドライブが同じセグメントではない場合は?

LinkStationやLANDISKは同じインターネットプロバイダサービスの回線(セグメント)
でなければ記憶装置のフォルダーにアクセスできず開けないため、
間違えて別のネットワークの回線に接続してしまっていないか確認してください。

お使いの無線LANルーターのネットワーク名が、一致しているかどうかを確かめます。

もし間違えて別のネットワークにアクセスしていた場合には、一度遮断して、
別の該当するネットワーク名が表示されているかを確認されてみてください。

LANケーブルをルーターのコネクタに繋いでいないケース

NASとルーターのLANポートにケーブルを差し込んで接続するのを忘れてしまうと、
デバイスの検出ができないので、必ず正しい順番で接続していきます。

TeraStation・LinkStationの「NAS Navigator」(ナス・ナビゲーター)や、
LANDISKの「Magical Finder」(マジカル・ファインダー)といった管理ソフトウェアの画面から、
インターネットのアクセスの状態をチェックして、修復します。

入力したNASの名称が間違っているミスとは?

Windowsのエクスプローラーのアドレスバーなどに入力する
NAS製品に個別に設定した名称が間違っているとアクセスができません。

セットアップの段階で設定したアドレス名や固定したIPアドレスは必ずメモに取って、忘れないように保存してください。

NASの製品の名称は、購入された時に封入されていたパッケージの箱の表面で確認したり、
またウィンドウズのパソコンにあります、コントロールパネルの「コンピューターの管理」→「ディスクの管理」
といったメニューを開いて、名称を確認します。

専用ソフトウェアを使ったセットアップが完了していない

LinkStationやLANDISKなどのNASをデスクトップパソコンやノートパソコンなどの機器で
使っていく前には、いきなり接続して新デバイスが認識できるわけではなく、
同梱のCD/DVDディスクに入っているプログラムをインストール/セットアップして実行します。

または、対象のネットワークアタッチストレージを開発・販売されていますメーカー先の、
オフィシャルホームページからアップロードして、初期設定を行う必要があります。

オペレーティングシステムのセキュリティに引っかかっていたら?

たまにWindowsなどのセキュリティ機能やアンチウイルスソフトの防護機能に
NASが引っかかってしまい、ユーザー名やパスワードが求められる場合があります。

オペレーティングシステムのプログラムの自動アップデートに急に設定が変更されて、
アクセスできなくなることもあります。

その際には、ウィンドウズのパソコンの電源を起動して、デスクトップ画面を開いて、
コントロールパネルから設定を変更します。

エラーの状態のランプが点滅している時には?

ネットワークアタッチストレージの本体にあるアクセスランプの電源をつけたら、
エラー(error)を警告する光が点灯・点滅していることがあります。

そのままではNASに接続できないことが多いので、一度電源をオフにして切ってから、機器の状態の確認をしてください。

電源を付けても動かなかったり深刻な破損のサインが出ている場合は、それ以上は
無理に稼働させないようにして、BUFFALOやI-O DATAなど開発元メーカーのサポートセンターに
問い合わせて、修理の注文をして修理してもらわれることをおすすめします。

NASの製品かハードディスクドライブが故障している時は?

外部からの強い衝撃や過熱、経年劣化などの影響によりNAS本体の
CPUやコントローラーボード、電源ボタンなどが破損してしまったケースも考えられます。

またカートリッジに内蔵されているハードディスクドライブの方が故障してしまうと、
中身のデータが読み込みできなくなってしまいます。

RAID型の製品の場合は、片方のハードディスクが故障しただけで無事であれば、壊れた方の
一台を新品のHDDに交換すればリビルド機能でまた同じデータが二重化で安全に保存されます。

もしNASのハードディスク故障してしまい中身の重要なファイルのバックアップがなくて
開けなくなってしまった時は、プロの「データ復旧サービス」の業者にて、
大事なデータの取り出しの作業を注文されてみることを推奨します。