パソコンや周辺機器、スマートフォンやタブレット端末が壊れてしまった時に、
内部のハードディスクやSSD、内蔵のフラッシュメモリに保存されたままのデータを
残したままにして修理をしてもらうことはできる?という疑問について。
目次
保存データを残したままパソコンを修復してもらえるサービスはある?
まず、パソコン本体の製造メーカーで行われているカスタマーサポートでは、
ほとんどの場合、壊れたマシンを修理に出す時には、規約により、
ストレージのデータは初期化を施しての、コンピューターの修復が行われます。
ですが、私設のPCやモバイル端末の修理サービスの中には、
内部のファイルやフォルダーを残したままにして直してもらえる店舗も多くあります。
また、コンピューター上から失ったデータを復旧してもらえる専門サービスの企業もあります。
全国各地のパソコンやスマートフォンの修理店とは?
次に、日本全国の各都道府県では、デスクトップパソコンやノートPC、
またスマートフォンやタブレットPCなどの電子機器の修理を受け付けている、
私設の店舗やチェーン店の事業が数多く展開されています。
特に都市部で多く、営業所や修理サービスを兼ねたPC販売店が立ち並んでいます。
また周辺機器のメーカーは、データ復旧のサービスと提携されていることもあります。
WindowsやMacのOSが破損して開けなくなった時は?
次に、例えばMicrosoftのWindowsやAppleのMacのオペレーティングシステムに、
何らかの深刻なエラーやプログラムの破損が起きてデスクトップが開けなくなった時には、
まだ個人用のファイル自体はそのままで残っていて、無事である可能性が高いです。
そこでオペレーティングシステムのトラブルが発生したパソコンを修復をしてもらい、
起動ができない状態から直してもらうことで、元通りにデータにアクセスできます。
一方で、RAIDの複雑なディスクアレイが崩壊してしまい、ストレージが読み込みできなくなった時は、
専門事業のデータリカバリーのサービスでのみ、HDDからの復旧ができるケースが多いです。
液晶ディスプレイが故障して画面が付かない時は?
次に、ノートパソコンの液晶ディスプレイが割れてしまい、画面の大部分が付かなくなったり、
横線などが入って正常に閲覧できなくなった場合にも、モニターの修理に対応された、
専門のパソコン修理サービスにて、パネル交換などにより、直してもらうことができます。
また、モニターが壊れただけの場合は大抵、ノートPCや一体型パソコンに搭載された、
HDDやSSDは故障していなくて無事であることが多いので、
液晶画面を直してもらたら、また以前」と同じくデータを開けます。
PC本体のパーツが故障した時の部品交換とは?
次に、PC本体に内蔵されたメモリやCPUといったパーツが故障した時は、
新品の部品に交換をすることで直すことができます。
その際、電源ユニットやマザーボードが壊れた時は、配線が複雑で作業が難しめになることもあります。
特に、MacBook Airのように小型で薄型のノートブック型のパソコンは分解が困難なため、
プロの修理サポート店にて、代行の作業を行ってもらった方がやはり無難です。
また、PCの故障状態の初期診断サービスについては、こちらのページにて。
そしてOSの修復と同じく、内部のデータを残したままにしてもらえるサービスも多くあります。
スマートフォンやタブレット端末が故障した時は?
次に、iPhoneやAndroidのスマートフォンや、iPadといったタブレット端末が故障して、
内部のフラッシュメモリーに残ったデータが開かなくなった場合について。
まず、モバイル端末の液晶モニターが割れてしまった時は、
まだ内部の回路自体は無事であることが多く、割れたパネルを交換してもらうことで、
再度使用し直して、データを開け直せる見込みがあります。
ほか、iPhone修理工房 様での、データを残したままで修理ができます の解説も参考までに。
基板が破損した時は、データをそのまました状態で、
故障した箇所を修復してもらえるサービスも、モバイル端末修理の専門店で実施されています。
HDDやメモリーカードが破損した時のデータの復旧
一方で、精密機器であるハードディスクドライブやSDメモリーカード、USBメモリの、
内部のプラッタやボードといった回路自体が破損して、物理的に故障が出た時は、
通常のパソコン修理店では、パーツのさらに奥までは修復の対象外であることがほとんどです。
その際に、バックアップの分がなくて何とかして内部のファイルを引き出したい、という際には、
物理障害に対応されたデータ復旧サービスセンターにて、
補助記憶装置の精密な分解と拡張子の抽出の作業により、サルベージをしてもらうことができます。