RSSフィードを損失した時にデータをリカバリーするには?

ホームページやウェブログでページの更新の通知用に作成する、もしくは自動的に生成される
「RSSフィード」(Really Simple Syndication-リアリー・シンプル・シンジケーション、
または Rich Site Summary-リッチ・サイト・サマリー)のページを、うっかり削除してしまったり、
間違えてページの構成を変更して損失してしまったら、どうすればデータをリカバリーできる?という疑問について。

RSSの拡張子のデータを保存するには?

まず、RSSフィードの拡張子「xml」「rdf」「rss」「uri」といったファイルも、他の通常のHTMLと同じく、
テキストエディタなどで、ソースを編集したり、拡張子のファイルを作成して保存できます。

ご自身で運営されているウェブサイトで、ファイルマネージャーへのアクセスができる仕様であれば、
「FFFTP」といったFTPソフトでレンタルサーバ上のディレクトリにアクセスするか、
管理画面にログオン(サインイン)をして、フォルダーの一覧に入ります。

RSSフィードのファイルを開くことができる仕様であれば、そちらをパソコン上に保存します。

そして、テキストエディタなどで開いて、問題の出ている箇所を、
タグの文法ミスなどの書き直しをする形で、修復をして保存してから、再度アップロードをします。



フィードのファイルの編集と再投稿をして復旧するには?

また、HTMLの「head」(ヘッダー)の部分にあるメタタグ

<link rel=”alternate” type=”application/rss+xml” title=”RSS” href=”RSSフィードのURL” />

などが、他にも自動的に生成されていてヘッダーの領域内に表示されていましたら、
そちらのページも開いて、ソースのタグ構成やテキストのデータを参考にされてみてください。

そして、フィードのページを再作成・編集する際も、タグの記入ミスをしてしまったり、
文法的な配列や順番などが不自然におかしくならないように、
必ずアップロード(再投稿)の前後に、数回ほど文章の表示を確認して、配信をしていきましょう。

そして、念のためchrome ウェブストアのRSS Feed Readerなどでも、表示の状況を確認されてみることを推奨します。

ウェブブラウザのGoogle Chrome(グーグル・クローム)の画面で、「Ctrlキー」+「Shiftキー」+「iキー」で開く
「デベロッパーツール」(Developer Tools)を展開した状態で、対象のRSSのページを開くと、
そのページのヘッダーの部分といった詳細を確認して、問題の箇所をチェックすることもできます。

自動的にファイルが生成・編集される仕様の場合は?

ですが、RSSフィードは自動的に生成・更新されるものが多いため、そのファイルのみを修復しても、
次回の更新時に、同じエラーの箇所が自動的に元に戻ってしまう可能性もあります。

その際には、RSSフィード生成の機能自体にあるシステム上の破損の箇所を、
プラグインのアップデートや、手動による書き換えなどによってリカバリーをする必要があります。

ウェブログといった、レンタル式のインターネット上のポータルサービスを使用されている場合は、
運営の方の連絡先に問い合わせて、エラーの報告と、問題のリカバリーの依頼をされてみることをおすすめします。

また、拡張子自体が破損してプログラムが展開できなくなった時は、
専門のデータリカバリーサービスにて、ファイルの修復をしてもらわれることもおすすめします。



RSSの配信サービスからデータをサルベージするには?

RSSフィードは、通常のHTMLのページと比べて、検索エンジンの「キャッシュ」や「アーカイブ」のサイトに
直接的には登録がされにくいため、一度インターネット上から表示が消えると、ログデータを探しにくい点があります。

フィードに表示されていた見出し部分の元となった本文のHTMLのページがまだ残っているかどうかを確認して、
まだファイルがあり表示されていましたら、そちらからデータの保存によるレスキューの作業を行われてみてください。

また、外部のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やウェブログに関するポータルサイト、
RSSフィードの配信センターのサイトと、アプリの機能などでの提携をされていましたら、
新着記事のページがPingやフィードの定期的な自動の読み込みにより送信されて、
サブタイトルやURL、説明文、サムネイル画像が、SNS上に見出しのデータとして表示されています。

もしRSSフィードともともとのページが、ウェブサービスの終了などでまとめて消えてしまうトラブルが起きた際には、
そちらから、一部分のデータを拾い出す形でリカバリーできる見込みもあります。

RSSリーダーに配信されたデータから復旧する方法とは?

RSSリーダー(RSS Reader)は、ソフトウェアだけでなく、大手のポータルサイトで提供されているサービスもあります。

そちらを事前に使用されていましたら、ログのリストに配信されたデータが残っていることもあります。

また、ウェブ上に公開されているRSS配信のサービスでしたら、そちらに登録されている
個別のページやエントリーの見出しの一覧から、更新のデータをサルベージできる可能性もあります。

ちなみに、当ホームページでも、RSSフィードを配信していますので、RSSフィードリーダーに登録することで、
いつでも新着のページをチェックできます。

RSSページ

各カテゴリーページにも、それぞれ専用のRSSフィードを設置しています。

【こちらのカテゴリー「ウェブ上のディレクトリ」のRSSページ

新着エントリーは、トップページから随時更新していますので、ぜひこれからも見に来て頂けましたらと思います。

データレスキューのサービスセンターで直してもらう

間違えてRSSフィードの重要なファイルを削除してしまい、どうしても元に戻せない、という際には、
ご自身で所有されているパソコンのハードディスクや外付けHDD、RAIDケース、メモリーカード、
またNAS(ネットワークアタッチストレージ)などの補助記憶装置に対象のデータを保存されていた場合でしたら、
まだ修復ができる見込みがあります。

対象の機器、または内部の補助記憶装置の部分を、専門のデータレスキューのサービスセンターに問い合わせて、
持参または輸送によって提出をして、初期検査の後に、
ファイルのリカバリーを行ってもらう形で、復旧をしてもらわれることもおすすめします。