ポータブルHDDをUSB変換ユニットに付け替えてデータを復旧

USBケーブルでパソコンなどのコンピューターにつなげてボリュームを読み込む「ポータブルHDD」を
日々お使いの際に、ある時、突然ケースが故障してしまい内部のファイルが読み取りできなくなった場合に、
別のUSBの機器で読み込みをして、データを復旧するにはどのようにすればいい?という疑問について。

ポータブル・ハードディスクの製品の一例

・BUFFALO(バッファロー):2.5インチ ポータブル 外付けHDD 500GB HD-PCF500U3-BE
・Transcend(トランセンド):USB3.0 2.5インチ スリムポータブルHDD 耐衝撃 M3シリーズ 2TB TS2TSJ25M3G
・WD(ウェスタンデジタル):ポータブルHDD 2TB USB3.0 My Passport WDBS4B0020BOR-WESN
・I-O DATA(アイオーデータ):HDD ポータブルハードディスク 1TB USB3.0対応 日本製 HDPX-UTA1.0K
・Silicon-Power(シリコンパワー):ポータブルHDD 2TB 2.5インチ耐衝撃 A75シリーズ SP020TBPHDA75S3S
・Seagate(シーゲート):Backup Plus ポータブルHDD 5TB STHP5000402
・LaCie(ラシー):HDD ポータブルハードディスク 5TB USB3.0 3.1 USB STHG5000400
・東芝(TOSHIBA) Canvio 4TB USB3.2(Gen1)対応 外付けポータブルHDD HD-TPA4U3-B/N

ランプの点灯の確認

まず最初に、ポータブルHDDは、普通の外付けハードディスクのケースやRAID、NASのケースと違い、
電源コンセントを差し込みして使う仕様ではなく、コンピューターとのUSB接続で通電する仕組みとなります。

ご使用されているポータブルHDDの製品に、通電の際に点灯するアクセスランプがあれば、
そちらが正常な色や点滅の仕方で光っているかどうかをご確認ください。

アクセスランプが正常に光っている状態でデータにアクセスができない時は、
まだ待機中で、しばらく経つと読み込みが出来ることも多いです。

またはUSBポートの差し込みの箇所が違っていたり、たまたまデバイスが認識しないことも多く、
別のUSBポート、または別のパソコンに接続をし直すと、そちらで読み込みが復旧した、ということもあります。

アクセスランプが付いてない製品の場合は、Windowsのコントロールパネルのデバイスマネージャーや、
コンピューターの管理→「ディスクの管理」といった画面で、ボリュームの認識の状態を確認します。

ポータブルHDDの外部のケースの分解をする時は?

次に、壊れてしまった対象のポータブルHDDは、ストレージを保護している外部のケースを、
ご自身(一般の個人)で、分解をしてディスクの取り出しができそうであるかを、ご確認ください。

たとえば、東芝製のあるポータブルHDDは、蓋の部分が頑丈に密接して固定されているため、
一般の個人では迂闊に分解しようとするとケースを割ってしまいかねないため、あまり無理な取り外しはおすすめできません。

またTranscend(トランセンドジャパン)製のあるポータブルHDDは、ドライバーで分解が可能な
プラスチックのケースとゴム製のカバーで覆われた仕様で、内蔵のストレージの取り外しが比較的簡単に行えます。

(個人で製品の分解をすると、長期の修理保証のサービスの対象外となり、
 有償での修理になる可能性が高いため、事前にご了承ください。)

ドライブ装置の取り外しをするには?

ハードディスクは、外付けHDDケースを使う方法の他に、市販の「USB変換ユニット」(HDD変換アダプター)
という読み取り装置に差し替えて、パソコンなどにUSBコネクタからリムーバブルディスクとしてアクセスして、
ドライブ装置を読み込みし直してデータを復旧する方法もあります。

ポータブルHDDのケースが破損しているために内部のストレージが読み込みできないと思われる際には、
丁寧にケースを分解して、内蔵されているHDDを取り外します。

ゴム製のカバーを取り外して、プラスチックのケースを固定しているネジをドライバーで外します。

ケースの引っかけの部分を丁寧に外して、内部のコントローラーの回路にあるインターフェース(差込口)から、
ハードディスクをゆっくりとスライドする形で、取り外します。

USBケーブルでの接続による読み取りをするには?

USB変換ユニットのSATA方式のインターフェースに、故障したポータブルHDDのケースから取り出しした
2.5インチ型のSATAハードディスクを、丁寧に差し込みします。

パソコンの電源を付けて、オペレーティングシステムのデスクトップ画面を立ち上げます。

USB変換ユニットの電源スイッチをオンにして、ハードディスクの正常なモーター音が鳴ったら、
PCケースのUSBポートに製品のUSBケーブルを差し込みして、ストレージのアクセスを実行します。

コンピューターにデバイスが認識されて、WindowsのエクスプローラーやmacOSのFinderの画面に
ハードディスクの内部のフォルダーの一覧などが表示されたら、その中から必要なファイルを選択します。

パソコンのCドライブやDドライブ、または別の外付けハードディスクやDVD-Rに
必要なファイルをバックアップして、データの復旧作業は完了です。

データ復旧センターで作業を代行してもらう

ポータブルハードディスクのケースの蓋が固くて非常に開きにくい仕様の製品である場合は、
破損のおそれが高いため、プロのデータリカバリーサービスに問い合わせて、
内部のディスクの取り出しとファイルのサルベージの作業を行ってもらわれることを推奨します。

また、外側のカートリッジではなく、ハードディスクドライブ自体からカコンカコン、と異音が鳴って、
ヘッドクラッシュの障害などで故障しているために開けないと見られる場合は、
それ以上の通電によるポータブルHDDの稼働は控えて、同じく専門のデータ復旧センターにて見てもらい、
内部に保存された大事なファイルを救出してもらわれることもおすすめします。