パソコンをはじめとする電子機器に内蔵されているHDDや外付けのハードディスクドライブは、
以前は10GB~80GB/160GB、多くて250GBくらいの容量が標準的だったのですが、
近年では320GB/500GB/640GB/1TB/1.5TB/2.0TB/3.0TB~もの大容量の製品が標準化しています。
目次
作業の中断(フリーズ)が発生するケースとは?
その分、CPUやマザーボード・ソフトウェアの性能も向上し、プログラムファイルの読み取りが
高速化しているのですが、膨大なデータが書き込まれているHDD全体を復元ソフトウェアなどで
クラスタスキャンする際には、かなり膨大な時間がかかる場合も多いです。
最初からコンピューターにすべての接続機器を検索すると、やはり相当な時間を要します。
パソコンといったコンピューターの性能が良くないと、CPU等に負荷がかかったり、
作業途中で読み込みエラーが起こり、強制的な作業中断(フリーズ)や故障が発生する場合もあります。
Cドライブ(ローカルディスクC)の整理
まずはCドライブ(ローカルディスクC)のみ、またはさらに細かく、Program Filesのフォルダ、
Documents and Settingsのフォルダ、と一つ一つの領域おきにクラスタスキャンをされていく方が
安全かつ、効率的に作業ができるでしょう。
また、よく使用する「ユーザー」→「ユーザー名」のフォルダーには、
「ドキュメント」「デスクトップ」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」といった
重要なディレクトリが多いため、こちらも定期的にデータの整理をされてみてください。
データ復元ソフトによるドライブスキャンとは?
間違えて必要なファイルを、ディレクトリから削除してしまった時には、
ファイナルデータといったデータ復元ソフトを購入して、高度な復元機能を使って、
ハードディスクやSSDのクラスタスキャンを行って修復を試みることができます。
高度なモードでのドライブスキャンの作業には、数時間以上と、かなりの時間がかかりますので、
スケジュールに余裕のある時での実行をおすすめします。
・HDDの不良ブロック(不良クラスタ)を修復するには?という疑問については、こちらのページにて。
動作の中断と再開による使い方とは?
ソフトウェアによっては、一度にドライブ全体のみでのみ検査ができるツールもあるのですが、
そういった場合は途中で一度中断して、数回に分けて再開をして、電源のスタンバイと起動を繰り返して、
検出の作業を行われるのも良いでしょう。
メモリやCPU、マザーボードの性能(スペック)があまり高くないマシンをお使いの際には、
比較的、簡単で時間のかからないモードでクラスタスキャンを実行すると、時間を短縮できます。
データファイルのバックアップと復元
クラスタやセクタに不良箇所が出てHDDが故障する可能性を考えて、
中身の書き込みデータは必ず定期的にバックアップ保存をされることを推奨します。
冗長化されたRAIDケースに保存されておくと、もしハードディスクドライブの片方が故障しても、
新品のHDDと入れ替えて、リビルド(再構築)をすることで、ディスクアレイの復旧ができます。
もし機材自体が何かのアクシデントで故障してしまった場合は、専門事業のデータ復旧サービスに、
壊れた機器を提出して、内部のファイルを救出してもらわれることも推奨します。