パソコンやレコーダー、ビデオカメラなどの機器で映像を録画してデータとして保管できるDVD-R/RWの
録画用ディスクや販売用のDVD-ROM、プログラムファイルの書き込み保存用のDVD-RのDISC、
書き換えによる繰り返しの保存用に使うDVD-RWやDVD-RAM、DVD+DWなど、
DVDメディアのデータ記憶媒体は現在もさまざまな用途で普及しています。
CDディスクと同じくこのメディアで特に多く発生してしまうエラーのトラブルの一つとして、
ディスクの裏面(読み込み側の盤面)に白いひっかき傷や汚れなどが付きやすい点があります。
そのことが原因で記憶したデータが正常にハードウェアで認識されなくなったり、
音飛びや映像のブレが起きてしまう現象が出たらどうすれば修繕できる?という疑問について。
まず、小さな汚れや異物の付着は、クリーニングペーパーなどで軽く拭き取って拭い落とせます。
しかし、全体的に大きな汚れや深いキズなどが付いてしまうと、
元に戻せない場合が多いのですが、専用の復元装置を使うことで、ある程度まで自身でも修復できます。
まず、自分自身でディスクを修繕したい方、DVDを頻繁に使用されている方には
『CD・DVD自動修復機・ディスクリペアクリーニングキット』
『自動ディスク修復&クリーニング機 NEWディスクリペアープロ』
など市販で購入できる修復装置がおすすめです。
最新のナノテック技術が採用された、修復液による洗浄作業である程度、
ディスクの盤面をきれいに掃除して、かすれやブレ、音飛びなどをなくして再生させることが可能です。
盤面の裏側に付いた細かいキズや付着物の洗浄を行います。
深層部にまで達している深いキズや融解した部分までは元に戻せないこともあるのですが、
軽い傷や摩擦、汚れくらいのトラブルでしたらほぼ回復させることができます。
一部のパソコン関連機器の修理サポート店や電気店で、研磨機が置かれていて
ディスクのクリーニングを行ってもらえるサービスもあります。
また、修復の難しい大きな傷跡ができてしまったり、機械を購入したくない場合には、
ディスク復元・洗浄サービスの業者で修繕作業の依頼をする方法もあります。
(ディスクそのものの破損ではなくファイルの拡張子が破損していて映像の乱れや音飛びが出ていると
思われる場合には、その拡張子自体を動画編集用のアプリケーションなどを使って
エラーの箇所を発見して修復されてみてください。)
ほか、富士通(FUJITSU)のパソコンの例での、DVDを再生すると、コマ落ちや音飛びが発生します。 の解説も参考までに。
洗浄を行ってみた後でもやはりどうしてもDVDやCD、BDなどのディスクの読み込みができず、
一つしかなくて代わりの効かない重要なファイルなどが読み込みできなくなった場合には、
修繕作業も実施されています、ディスクメディアの物理障害に対応された
プロのデータ復旧サービスセンターの方に、電話や電子メール、FAXでお問い合わせをして、
書き込みしたファイルのサルベージの依頼をされてみることもおすすめします。