パソコンが壊れた時の状態を判別する方法とは?

お使いのパソコンに、何かの原因で異常が起こって壊れた時には、
システムや部品のどの箇所に故障が起こっているかどうか、あまりPCに詳しくなければわかりづらいこともよくあります。

そこで、どのように問題を見ていけば原因を発見しやすくなるか、
また、ある程度の判別の仕方にはどういったものがある?という疑問について、簡単に解説していきます。

コンピューターのどの部分が壊れたかを判別するには?

まず、コンピューター全体の どの部分が動かなくなっているかを一個ずつ操作して、再確認してください。

PCケースの内部にあるハードディスクドライブやSSD、またメインメモリやCPU、マザーボード、電源ユニット、
そして外部の装置であるキーボード、マウス、液晶モニターといった部分のそれぞれは、
PC本体から取り外しの利くパーツや周辺機器で構成されています。

どこの部品に故障の問題があるかは、電源ランプの光り具合やエラー音(ビープ音)、
または液晶ディスプレイ上のメッセージバルーンの表示やデバイスマネージャーの画面から、ある程度まで判別可能です。

しかし例えば、パソコンの起動自体ができず、まったく電源も反応しないようなわかりづらい状態の場合、
中身の部品が壊れていたり外れている、といった問題であることが多いです。

自身でのパーツの交換といった作業が難しそう時は、プロのパソコン修理サービスにて、
壊れたPC本体を直してもらわれることを推奨します。



パーツを一つずつ交換しながら起動をしてみる

そこで、パソコンが何らかの原因で異常が発生して壊れた場合には、ひとまず予備のCPUやメモリなどの、
代わりのパーツをお持ちであれば、故障の思い当たる順に一個ずつ交換を行いながら、
起動とシャットダウンを繰り返して、壊れた個所をチェックして探してみる方法も有効です。

また、パソコンの本体を持ち上げて移動させる時に、PCケースの筐体の中から、
外れた部品が転がるような音が聞こえると、HDDやマザーボード、電源ユニットなどの留め具が外れていたり、
機材が割れていてパーツが破損しているおそれがあるので、すぐにケースを開いて確認してください。

また、落雷の被害で壊れたPCを修理するには?という疑問については、こちらのページにて。

オペレーティングシステムにエラーのトラブルが起きている場合は、
システム的なトラブルなので、電源自体は付いて、またBIOSの設定画面を開くこともできます。

ノートパソコンが壊れた場合の主な状態

・キーボードの入力を受け付けない。

・起動してから数分以内に、CPUの熱暴走などで電源が落ちてしまう。

・デスクトップの画面に行くまでに、何度もループする。

・セーフモードを使っても、WindowsやmacOSが開かない。

・電源ボタンを押してもBIOSの設定画面が出てこない。

・HDDのあたりから異音が聞こえて、破損している可能性が高い。

ノートパソコンの場合は、HDDやSSD、メモリ、マザーボードといったパーツが取り外しにくい構成の製品もあります。

また、液晶モニターやキーボードがPCの筐体と一体化しているため、デスクトップパソコンよりも、
少し故障の状態を判別するための原因のチェックや、修理、交換の措置が難しくなることもあります。

ハードディスクやSSDに深刻な問題が生じて、内部のファイルやフォルダーが開かなくなった時には、
デジタルデータリカバリー様といった、専門のデータ復旧サービスで読み出しをしてもらうこともできます。



デジタルデータリカバリー


液晶モニターが正常に映らなくなった場合の原因は?

例えば、ディスプレイ(モニター)の画面の表示が急におかしくなってしまった時に、
ドット抜けや縦線が出ている場合は、ディスプレイの装置に故障が出ていることが多いです。

しかしずっと画面が真っ黒で何も映らない状態だと、別のパーツが壊れていて、
コンピューターが作動していないために、何も出てこない可能性も高いです。

例として、パソコン修理のお医者さんPCアシスト 様での、故障の診断方法の解説も参考までに。

またWindowsのOSで、ブルースクリーン画面(ブルーバック)のような特殊な表示が稀に出た時は、
モニター自体には異常がなく、オペレーティングシステムや内部パーツの方に障害が出ています。

ブルースクリーンの青い画面が出た時に修理するには?

また、ブルースクリーンの青い画面が表示されて、
オぺレーティングシステムが動かないような場合は、故障の中でも特に深刻な状態の一つです。

すぐに電源の起動を中止して、それ以上無理にパソコンを動かさないようご注意ください。

ご自身でどうしてもPCが壊れた原因が判別できず、また直せない、という時は、
専門のパソコンの修理サービスセンターに出して、リカバリーをしてもらわれることもお薦めします。