WindowsのOSがインストールされたパソコンのトラブルシューティングを行うために標準で搭載されている
修復用プログラム『システムの復元』というツールがあるのをご存知でしょうか?
・うっかりHDDの内部の必要なファイルやフォルダー、プログラムを消してしまった。
・PCを正常に使うために必要なシステムファイルを削除・してしまった。
・うっかり同名のファイル名で大事なデータを上書きしてしまった。
・アップデートしてみたら障害が発生したので前の状態に戻したい。
・突然Windows画面表示以降の操作がおかしくなった。
こういったアクシデントが起きてしまった場合には、『システムの復元』を
使って少し前の状態に戻す復旧作業を行うことができます。
まずはウィンドウズ画面の左下:『スタートメニュー』を開いて、『すべてのプログラム』→『アクセサリ』
→『システム ツール』とマウスポイントを進め、『システムの復元』 を押すと新しい画面が開きます。
ここで『システムの復元の開始』という設定画面が出てきますので、
『コンピュータを以前の状態に復元する』→『次へ』→以前の構成の確認をして
『OK』をクリックすると回復作業が開始されます。
修復システムの作業が終わるとコンピュータが再起動されて、無事に元の状態に戻ります。
たとえば、画像や音楽が入ったCD-RWをパソコンのCDドライブへ入れたところ、
「インストール 再起動しますか」と表示されて、そこでOKをクリックして、
再び点くのを待っても、再起動せず、ロゴ画面から先は真っ暗な画面のままで、
セーフモードで起動しようとしても止まってしまい、前回正常起動時の構成を選ぶと、
Windowsのロゴは出てきても、再び選択画面に戻ってしまい、
起動すると、[BOOT from CD]となり、どうすれば修理できる?というご質問について。
再起動を試みたら動かなくなってしまった、というトラブルはメーカーによって
起こりやすさが違い、CD-RW内からインストールしたプログラムが
PCのスペックを超過していた、という可能性も考えられます。
起動直後にF8キーを押して開けるセーフモードを一通り試しても開けない時は、
事前にシステム修復ディスクを作成していたら、そちらをDVDドライブに入れてパソコン起動時に開いて、
スタートアップ修復、システムの復元、コマンドプロンプトなどを使用してみます。
また、ウィンドウズの起動用ディスクか、お問い合わせで取り寄せられる
再セットアップ用CDを使ってパソコンを初期状態に戻す、という方法もあります。
もし2000年以前に購入された古いパソコンでしたら、老朽化などの影響でまた同じエラーが
出る可能性も高く、思い切って別メーカーの新しい本体に買い換えてみるのも一つの選択です。
初期化の方法によっては、またはOSによっては今までの保管されたデータが消えてしまいますので、
事前にデータ復旧サービスから内部データを取り出してもらってください。
※復元ポイント(設定日時)以降に行われたパソコン設定の変更や
保存されたファイルもすべて消えてしまうので、作業の実行前には十分にご注意ください。
『復元ポイント』は自分であらかじめトラブル発生に備えて設定しておくこともできます。
また、システムの復元をした後にも『以前の復元を取り消す』のボタンでもう一度、
復元前の状態に戻すことも可能です。しかし、ある程度HDDへの負担もかかるため
『システムの復元』はあまり頻繁には使用されないことをお薦めします。
または、パソコン修理サポート店で、修復作業の代行も行ってもらえます。