パソコンに保存したはずの画像や文書ファイルの置き場所を忘れてしまったり、どこのフォルダーに
書き込みしたのかわからなくなってしまった場合はどうやって保管している位置を探せば良い?という疑問について。
保存先のフォルダーのチェック
まず、PCにはマイドキュメントだけでなく、自身で作成した新しいフォルダーやユーティリティーのインストール時に
自動的に作られたProgram Files内のフォルダー、またUSBメモリやmicroSDカード、外付けハードディスク、
RAIDケース、NAS製品といった外部記憶型のドライブ装置やメモリーカードなど数多くの保管場所がありますので、
大まかに、どこに保存してあったか見当をつけてみましょう。
インターネット上で保存したデータでしたらそのURLアドレスに
再度アクセスして、もう一度右クリックの『名前をつけて保存』を開いてみてください。
履歴とスキャンのシステムを活用
ソフトウェアで製作したデータの場合は、適当にファイルを開いてみて、『名前をつけて保存』を展開してみましょう。
すると以前に使用していた履歴のデータが読み込まれる形で保存先のフォルダーが表示されます。
そこに同名で同じ拡張子の項目がありましたら、無事に発見できて、そこから復旧できる見込みがあります。
または『最近使用したファイル』の名簿にも載っているかもしれません。
それでも見つからないようでしたら、スタートメニュー⇒虫眼鏡マークの『検索』を開いて、
「何を検索しますか?」で探したい種類の項目を選択します。
ファイル・フォルダー名か拡張子名の一部でも良いのでキーワードを入力して
検索を開始してみましょう。Cドライブ全体を探す時は少し時間が掛かります。
スキャンが完了しましたら、膨大な数のファイルがサーチの結果に出ることもあります。
ひとまず、アルファベット順や五十音順など、または日付・更新順など、一覧表示の順番を
右クリックでその都度、ソート(sort/並べ替え)をしてファイル名や拡張子の属性(attribute)を
探しやすい順番に変更してみると、目当てのデータを見つけたり、リカバリーがしやすくなります。
またテキストファイルの場合、データの中身の文字で、ファイルがまだ残っているか削除されているかどうかの検索も可能です。
必要なファイルが発見できましたらそちらを選択して、別のフォルダーなどに保存します。
データ復旧ソフトを使って、消えたファイルをスキャンして復元する際にも同じです。
この方法でも発見できない時はアンインストールしたか、またはごみ箱にあることもあります。
ほか、NEC LAVIE のパソコンでの、Windows 10で保存したファイルが見つからない場合の対処方法 の解説も参考までに。
あるいは残念ながら、誤った削除ですでにパソコンから消えてしまっているか、
何かのミスで最初からフォルダーに保存できていなかった可能性が高いです。
可能であれば外付けハードディスクやRAID、NASといったデータバックアップを見直してみるか、
もう一度入手する方法を行ってみます。
どうしても本来あるはずのデータが見つからず、どこかで消えてしまったと思われる場合は、プロの
データ復元サービスへ問い合わせて、サルベージの作業を注文して見てもらわれることをお薦めします。