Microsoft Windows(マイクロソフト・ウィンドウズ)のオペレーティングシステムが搭載された、
デスクトップパソコンを日々使用する中で、ハードディスクドライブを空いているドライブベイに差し込みして、
増設をしようとしたところ、ボリュームが認識されず内部データが開けない、
またはファイルの保存できない、という問題の原因と、リカバリーのやり方について。
再起動や再接続でのチェック
まず、新しくハードディスクドライブまたはSSDをドライブベイに取り付けてから、
最初に電源を入れて起動した時は、BIOSに認識されないケースがあります。
一旦シャットダウンしてからもう一度電源を再起動すると、読み込まれる場合があります。
また、電源ケーブルの中間コネクタと、追加のSATAケーブルまたはIDEケーブルが、
しっかりとハードディスクのインターフェースとマザーボードの、
両方に差し込まれているかどうかを、再度ご確認ください。
プラグが少し傾いていた、方向が反対側、間違えた箇所への差し込み、ケーブルが壊れていた、
といった原因で、接続がしっかりとできていなかった、ということもよくあります。
何かのビープ音が鳴っているか、診断ランプ(エラーランプ)が点灯していたら、
その音の鳴り方やライトの光り方によって他にどこで問題が出ているかどうかをチェックします。
ボリュームの認識の状態を確認
次に、Microsoft(マイクロソフト)のWindowsのデスクトップの画面か、「コントロールパネル」→「管理ツール」と進んで、
「コンピューターの管理」にある「ディスクの管理」を開きます。
「ディスク~」の一覧の項目に、新しいボリュームがWindowsのパソコンに認識されて、
表示されているかどうかを確認できます。
こちらに表示されているけれど、エクスプローラーといった画面では、
内部のフォルダーとファイルが開けない、という場合は、
Windowsで通常読み込みができるNTFSやFAT32のファイルシステムではなく、
XFSといった別のファイルシステムがフォーマットされているケースもあります。
この場合は、専用のユーティリティーでなければWindowsからはデータを開くことができません。
HDDの付け替え
一度、以前に使用されていた電子機器にハードディスクドライブを移し替え直して、
そちらを開いて、外付けHDDやUSBメモリにデータのバックアップをされてみてください。
また、まだ未使用のHDDやSSDの場合は、クイックフォーマットを実行する必要があります。
すでに重要なファイルを多く保存しているストレージが、
アクセスエラーなどの障害でどうしても開けない、という時には、
データのリカバリーサービスに問い合わせて、復元の対処をしてもらうこともできます。
取り付けたハードディスクが認識されない場合
また、増設したHDDがパソコン自体に認識されていない時には、一度Windowsを閉じて、
PCの再起動をして、ロゴ画面からBIOSの設定画面に入ります。
新しくドライブベイに搭載したハードディスクが、ストレージの一覧に表示されているかどうかを確認します。
また、RAID機能で使用していたハードディスクは、ディスクアレイの方式によっては、
そのまま接続をしても、中身のデータは開けないことが多いです。
別のパソコンで読み込みを試す
もし別のデスクトップパソコンをもう一台お持ちであれば、
試しにそちらに増設をして、読み込みをしてみる方法もあります。
また、外付けHDDケースに移し替えて、USB接続でドライブを読み込む方法もあります。
ハードディスクドライブ自体が故障していて読み込めないと思われる場合は、
内部に貴重なデータがまだ残っていて取り出したい、という際には、
専門のデータ復旧サービスセンターに注文をして、リカバリーしてもらわれることもおすすめします。