ハードディスクレコーダー(HDD Recorder)を使っている際に、ある日急に故障してしまい、
正常に機能が動かなくなって内部に保存していた撮影動画や録画した番組が見れなくなったら、
どのように修復をすれば、もう一度データファイルを開き直すことができる?という疑問について。
目次
ハードディスクレコーダーが故障する主な原因とは?
まず、ハードディスクレコーダー(Hard Disk Recorder)はノートパソコンやスマートフォンと違い、
持ち運びの機会は少ないので、それほど衝撃や外部環境の影響で異常を起こすことは少ないです。
しかし、ハードディスクが搭載されているビデオレコーダーが壊れて動かなくなる主な原因として、
長時間の連続使用で、HDDやコントローラー(基板)をはじめとする部品に負荷がかかったり、
電源コンセントが差込口から抜けたり、停電が起きた時に、壊れてしまう危険があります。
また、周囲に熱しやすい物や水気を出す物が置いてあると、装置の故障につながる可能性もあります。
ほか、日光にさらされる場所や電磁波、砂ぼこりなどに当てられる場所に置くと、機械が破損するおそれがあります。
特に、重要な基板が壊れて動かなくなった場合は、一般の個人では破損した部品は対処ができない故障となるため、
基本的にはメーカーの補償サポートに出すか、コンピューターの修理サービスで修復してもらうことを推奨します。
また、内部の保存されたムービーのデータファイルが開けなくなった時は、
まだ適切な処置を行うか、専門のサービスにて、読み出しができる見込みがあります。
破損して動かないストレージの交換による修理とは?
次に、レコーダーの不具合には、搭載されているハードディスクの故障による原因もあります。
使用頻度が多い場合は、HDRから1年に1回のくらいのストレージの換装が必要な可能性もあります。
ハイブリッドレコーダーでしたら、DVDやブルーレイディスクにも記録は可能なのですが、
容量が少ないため、そちらにバックアップをあらかじめ取っておく場合は、
何枚か用意するか、録画した映像動画のデータを選りすぐってコピーをされてみてください。
また、HDDレコーダーから削除したデータを復元するには?という疑問については、こちらのページにて。
HDRのメーカーによってさまざまな種類があるのですが、内蔵されているHDDもまた製作元が違ったりもします。
HDDの部品の回路が壊れた時に修復をするには?
ハードディスクは精密機器で、壊れた部品を修復(Repair)することが極めて難しく、消耗品ともいえるパーツです。
そのため破損して動かない状態になった時は、HDD自体の修理ではなく新品のストレージへの交換で直すことが修理の方法です。
コントローラ(基板)や差し込み口のインターフェースが破損しただけの時は、
古いハードディスクの場合別の基板に交換して、修復ができる可能性があります。
ですが最近のHDDの製品は、一台一台に認証番号が設定されていて、
コントローラを換装しても、一般の個人ではデータを開けない可能性が高いです。
故障したレコーダー本体を修理に出す際には、2週間~4週間ほどお預かり期間がかかる場合があります。
また、先にビデオカメラやスマートフォンなどで撮影した、個人用の動画のファイルを取り出して開き直ししたい、
という際には、デジタルデータリカバリー様といったプロのデータ復旧サービスセンターに出して、
ファイルの読み出しの作業を行ってもらうことができます。
壊れた本体から外付けHDDケースに移して録画データを開く
次に、SONY(ソニー)といったレコーダー本体の装置のうち、ボタンが割れるなど軽い故障のみでしたら、
リモコンの方で電源を付けて、ある程度の操作をして録画データを開き直せるケースもあります。
またはリモコンが故障して動かなくなった場合は、メーカー先から取り寄せて交換することで直せます。
もしくは、壊れて開けなくなったレコーダーの本体から内部のハードディスクを取り出しして、
そちらを外付けHDDケースの方に移し替えて、別のレコーダーで録画データを開く方法もあります。
最近のレコーダーでのハードディスクドライブの読み込み
一方で、最近のレコーダーの製品は、独自のフォーマットやプロテクトが使われていて、
録画した番組などのデータの読み込みと移行がうまくできない場合が多いです。
近年のレコーダーの製品に内蔵されたハードディスクドライブのデータは特に、
バックアップしたファイルがなければ多くの場合、復旧が難しくなるのでご注意ください。
ほか、たとえばアイ・オー・データから開発・販売されています、
HVTR-T3HDシリーズなど、製品のそれぞれの仕様もチェックされてみてください。
また例として、くまなんピーシーネット 様での、HDDレコーダーのデータ復旧 の解説も参考までに。
(録画した番組のムービーの方は、データの復活のサポートの対象外になることがあります。)
また撮影して製作した映像や、編集した動画といったファイルがあるRAIDが、
急にディスクアレイの損壊などで読み込みできなくなった時にも、
プロのデータリカバリーのサービスで、取り出しをしてもらわれることを推奨します。
映像を記録できる装置のHDDレコーダーの製品とは?
また、映像をデータとして記録するハードディスクレコーダー(Harddisk Recorder)は、
ビデオデッキの装置と違う点として、パソコンでも使われているハードディスクドライブに、
デジタルデータを保存して、そこから読み込んで動画を開く仕組みであることが大きいです。
ビデオカセットテープやDVD、ブルーレイディスク一枚より、
HDD一台で100GBから1TB以上と、ずっと多くの大容量で番組の録画ができるのが、
デジタルマルチトラック式のビデオレコーダー製品の利点です。
データ復旧サービスでHDRの動画ファイルを復元してもらう
一方で、レコーダーに何かの故障が起きて読み込みできなくなると、
個人では動画ファイルの引き出しによる復元の作業が、パソコンよりもかなり難しくなります。
HDRのハードディスクが壊れて動かない場合でも、内部に保存された映像のデータは無事であることも多いです。
そこで、データ復旧サービスセンターの方にて、専門的な分解と抽出の作業で
今までの記録のファイルを引き出して、他のストレージに移し変えてもらうこともできます。