【保存】とは「そのままの状態で残しておくこと」という意味で、コンピューターの用語としてはおなじみ、
インターネットなどのネットワーク上から自身のパソコンやサーバー上にソフトウェアやファイルの拡張子を
通信回線の仕組みで転送してフォルダーに保存する作業のことを指します。
逆に外部のコンピューターに自分のファイルを転送することを対義語として【アップロード】と呼びます。
ユーティリティーのプログラムは そのまま保存しただけではまだ使えず、
OSへのセットアップの手順を実行して初めて使用できる物も多いです。
データの保管先の確認
保存したデータは保存先の指定によって、コンピューターのドライブ全体のどこに
書き込まれるかがそれぞれ違うこともありますので、保存の実行でOKを押す前には、
どのフォルダーに収納される指示になるかを、後で見つからないことがないように確認する必要があります。
普通のファイルの拡張子でしたら、マイコンピュータ→ローカルディスク(C:)の
Documents and Settings⇒ユーザー名⇒My Documents(マイドキュメント)にある
マイピクチャ、マイミュージック、マイビデオなどの特殊フォルダーに収納されます。
さらに日付や種類によって分けていくなら、自分でも新しいフォルダーを
右クリックで作成して、より細かい引き出しを作って保存していきましょう。
インターネットやCD/DVDディスクからインストールしたアプリケーションソフトウェアは
ローカルディスク(C:)⇒[Program Files]のフォルダーの内部に新しい専用フォルダーが作られて保存されます。
またはディレクトリを指定して、外付けハードディスクやRAID、NASといった場所に書き込み、
データを二重にバックアップして、いつでもリカバリーができるようにすることもできます。
「名前を付けて保存」の操作からのチェック
セットアップしたソフトの起動用アイコンがデスクトップやスタート画面のすべてのプログラム欄に表示されず、
どこにあるか分からなくなり見つからない時は、まず「Program Files」のあたりを開いて、探してみましょう。
(OSの種類やバージョンによって、フォルダーの表記名や位置は多少異なります。)
ドライブの内部のどこを探しても見つからない場合は、試しにもう一度「名前を付けて保存」などのアクションを
繰り返してみて、保存の直前にどこのフォルダーに書き込まれるように設定されているかどうかをチェックして探してみましょう。
この方法で位置が見れないパターンの時は、対象のファイル名がわかるようでしたら
スタート⇒マイコンピュータ⇒ローカルディスク(C:)と開いて
左側にある虫眼鏡アイコンの【ファイルまたはフォルダーを検索する】を押します。
そしてファイルの名称や保管したドライブ先、更新日時など、わかる部分を記入して
『検索』を押して、ドライブ全体のスキャンを実行する探し方が最適です。
そこで該当する名前のファイルやフォルダーが表示されたら検索成功です。
また例として、「ファイルが見つからないか、読み取りのアクセス許可がありません」 と表示される時の解決方法の解説も参考までに。
ですが稀に、上書き保存に失敗していてプログラムが書き込まれていなかったり、
もしくは壊れている、というトラブルが出ていることもあります。
その際には一度『プログラムの追加と削除』でアンインストールして、今度はもう一度
保存するファイルを良く調べて再度インストールや「名前をつけて保存」を実行されてみてください。
相手先のサーバーにある保存用のファイル自体が破損していると思われる時は、
電話やメールで作成者か管理者に連絡を取って、対象のデータの復元を依頼されてみてください。