多機能型プリンター(複合機)とは、デジタルデータの紙面印刷機能である
プリンター(printer)をはじめ、コピー機、イメージスキャナー、ファックス(ファクシミリ)
といった装置が一まとめになって作られたコンピューター機器です。
CANON(キヤノン)やEPSON(エプソン)、HP(ヒューレット・パッカード)の
家庭向けインクジェットプリンターや、ブラザー工業のデジタル複合機を
お持ちの方もとても多いと思われます。
たった一つの機器で印刷出力をはじめとする、あらゆる機能が使えるので
電源コンセントやUSBケーブルも差込む数が一本で済み、操作やセットアップも
楽に行えるのが特に強いメリットです。
しかし、プリンターの機能が壊れてインクジェット用紙に印刷できなくなったりスキャナから急に画像が
読み取れなくなった場合、またファックスによる通信が行えなくなった際に、
もしも物理的に複合機の一部分が破損していたら少し複雑な問題も出てきます。
ただの紙詰まりやインク切れ、用紙切れ、ネット環境の一時中断、ふたのしめ忘れ、など
小さな不具合でしたら適切に対処すれば大抵はすぐに状態を元に戻せます。
しかし、どれか一つの機能に動作不良があるために動かなくなっている場合、
他の機能が普通に使える場合でも、そのまま放置して使い続けると破損の状態のまま
電源を付けて稼働させ続けているため、壊れた箇所や他の部品に負荷が激しく
かかりやすくなることもあり、複合機全体の完全な故障の元になってしまう可能性も高まります。
紙詰まりが多くなってきた場合は、用紙が正常にトレーから抜かれていないことが多くなるため、
まずは奥の方までしっかりと用紙のトレーが差し込まれているか、ご確認ください。
少し強めにトレーを押してセットすると、紙詰まりが直ることもあります。
家庭用複合機やレーザープリンター、デジタル複合機もパソコンと同じく複雑な精密機器ですので、
どこかで調子が悪くなったら、HPといった各メーカーのカスタマーサポートか、
私設の修理店に、すぐに修理に出すことが最善です。
特に、オフィス向けは高額な製品ですので買いなおしの負担を
なるべく防ぐためにも早急に対処して修復を施したが結果として良いでしょう。
ほか例として、OFFICE110 様での、複合機のトラブルシューティング!いざという時に知っておくと便利なこと の解説も参考までに。
しかし、一つの機能が使えなくなると修理サービスに一定期間預けるという意味で
他のすべての機能も一時的に使えなくなってしまうデメリットもあります。
そのため、以前に使っていたプリンターやスキャナー、FAXなどがまだ
動くようでしたら買い替えのサイに捨てずに、動作不良の対策に
予備のマシンとして取っておかれるといざという時に役立ちます。