ICレコーダーから削除したデータファイルを復旧するには?

ICレコーダー(digital voice recorder)に保存されていたMP3の音楽ファイルなどの、
データを誤って機器を操作をしている時に、またはパソコンにUSB接続をしている時に、
削除してしまったため、消えた拡張子を後から復元することはできる?という疑問について。

ICレコーダーからデータを誤って消去したら?

まず、ICレコーダー自体には、データファイルの復元機能は基本的に備わっていません。

またWindowsのパソコンからエクスプローラーの画面などで削除した場合は、
ゴミ箱フォルダーにも移動されず、そのまま消去されてしまいます。

ファイル履歴といったデータのバックアップ機能でも、パソコンの外部のリムーバブルディスクや
同期接続したコンピューターのデータの保存と復旧は対象外であるため、ご注意ください。



Macパソコンでデータを削除した際にリカバリーするには?

次に、macOS(Mac OS X)のパソコンの機能で、ICレコーダーから削除したファイルを復旧する方法について。

まず、外付けのデータ記憶装置の中から削除したデータも、一度ゴミ箱に移行します。

Macパソコン上でUSB接続をしてFinderなどでファイルを読み込みしているうちに、
パソコン上から削除した、という場合には、ゴミ箱を開いて、ICレコーダーによっては、
フォルダーにもう一度、間違えて削除したファイルを移し直すことで復元できる可能性もあります。

あるいは、集積回路(integrated circuit)で動くICレコーダーで使用している、
SDメモリーカードの方に保存されているデータを、
USBカードリーダー/ライターで接続して開いていた時に、Macパソコンの機能からデータを削除した、
という場合は、対象のSDメモリーカードのファイルもゴミ箱に移行します。

またはTime Machine(タイムマシン)など、外付けの補助記憶装置のデータも記憶される仕組みである、
バックアップ機能を設定されていれば、そちらを使ってリカバリーをされてみてください。

また、ブルーレイディスクレコーダーが故障した時にデータを復旧するには?という疑問については、こちらのページにて。

しかし多くの場合、ゴミ箱やバックアップ機能でも、間違えて削除したデータを元に戻せないことが多いです。

その際には、まだICレコーダーの内蔵メモリーに残留しているデータの痕跡から復元する方法が使われます。

また、SDメモリーカードからファイルを失った際に、デジタルデータリカバリー様といった、
プロのデータ復旧のサービスに出して、拡張子の復元の措置を行ってもらうこともできます。



デジタルデータリカバリー


データ復元ソフトでファイルの検出をするには?

こちらの一例では、株式会社ジャングルより販売されていますデータ復元ソフトの、
完全復元(完全データ復元PRO)をWindowsのパソコンで使用した場合の手順について解説いたします。

※ICレコーダーが検出できないソフトもありますので、事前に試用の体験版ツールなどで確認されることも推奨します。

まず、ファイルが記録されていたICレコーダーをパソコンにUSBで接続します。

またはSDメモリーカードを、カードリーダーに差し込みして、USB接続をします。

「完全データ復元PRO」を、スタートまたはデスクトップの画面から開きます。

「次へ」→「メモリー機器」→「次へ」と進みます。

ICレコーダーのボリューム名を選択して「次へ」と進んで、「ゴミ箱から削除した場合」、
または「フォーマットした場合」を選んで「次へ」を押します。

続いて、また「次へ」を押して進むと、以前に削除したデータのスキャンが開始されます。

音楽ファイルなどを保存して復旧するには?

ICレコーダーの補助記憶装置のドライブスキャンが完了したら、
mp3」などのフォルダー名を開いて、その中のファイルを選択します。

「保存」ボタンを押して、外付けHDDやDドライブなどのフォルダーに保存します。

最後に、間違えて消去してしまった音楽といった対象の必要なファイルを開いて、
正常に音楽が鳴るなど機能すれば、ICレコーダーに移し替えて、削除したデータ復元の作業は完了です。

また、復旧天使 様での、ICレコーダーからのデータ復旧方法 の解説も参考までに。

(市販の音楽データの場合は、著作権などには注意をしてください。)

ほかのオーディオデバイスやモバイル端末のストレージも、SDカードといった対応されているメモリーカードでしたら、
データ復元のソフトやサービスで、削除したファイルを元に戻すことができる見込みがあります。

データ復旧サービスの事業で修復してもらう

ですが、間違えて削除した拡張子が破損した状態で修復されて、開けなくなった状態で保存されていたり、
またはICレコーダーから、データファイル復旧ツールでの検出ができない場合もあります。

より確実には、プロのデータ復旧サービスに問い合わせて、ICレコーダーかメモリーカードを、
一度提出して見てもらい、失ったファイルを取り出しして修復してもらわれることをおすすめします。

デジタル製品でしたら、通常、パソコンなどで読み込みが可能な、
ほぼ どのデータ保存媒体でも、消えたファイルの復旧の依頼が請け負われています。