パソコンで使うソフトウェアの中には、Microsoft OfficeのExcelやWord、PowerPointなど、
作成したファイルがフリーズやエラーなどで、手動で上書き保存ができなかった場合でも、
自動的に指定した間隔時間おきに、直前までのデータを復帰できるように保管する機能が付いています。
予備のデータを保管するための設定を、インストールしたアプリケーションソフトで実行して、
いざという時に復旧ができるように施すには、どのように操作をすればいい?という疑問について。
目次
パソコンの作業中にフリーズや停電で急に閉じた時は?
まず、例えば突然パソコン上でのソフトウェアの作業中やインターネットへのアクセス中に、
フリーズやアプリケーションエラーが発生して、動作ができなくなることがよくあります。
また、停電や地震が起きた影響で電源が切断されてストップしてしまうと、
ファイルの上書き保存(Overwrite Save)をする間もなく、
作りかけていたデータが急に閉じて、作業で書き込んでいた分が消えてしまいます。
仮に数時間以上、新しくファイルの上書きまたは名前をつけて保存をしてなかった場合、
それまでの働きと時間が水の泡になってしまったり、
状況によっては貴重なデータの部分が失われる可能性もあります。
そんな時のために、需要の高い一般ユーティリティーには、
自動保存のオプションによる修復の機能が付いている製品も、近年では多く登場しています。
※ハングアップや強制シャットダウンの影響により、ファイルの拡張子自体が破損していて、
また自動バックアップの方でも同じ状態になっていた場合は、
専門のデータのリカバリーサービスにて、修復の作業を行ってもらわれることを推奨します。
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直前まで更新した分のデータの保存に失敗する事例
しかし、パソコン上でのソフトウェアでの作業の中断のされ方によっては、
タイミングによっては、もしくは備え付けの自動保存のオプションの機能のみでは、
直前のデータの更新の状態までは、対象のファイルの保存に失敗して開けない事例もあります。
パソコンを起動し直した後でアプリケーションソフトを起動させても、データの回復のメッセージが出ずに、
いつも通りで何も前回起動時の状態に復旧する指示が表示されなかった、ということもよくあります。
ソフトウェアやシステムに搭載された自動保存の設定とは?
次に、システムエラーでOSのプログラムやアプリケーションソフトウェアの処理が、
急に止まった場合は、オフィススイートのエクセルやワード、パワーポイントのように、
緊急時のために搭載されたデータの自動保存機能の設定が効いて、直せることも多いです。
例として、ジャストシステムのソフトウェアであるホームページ・ビルダーで構築したHTMLページのファイルは、
一定の確率で、直前までの更新作業の分のデータの復帰ができます。
しかし、落雷や衝撃の影響による物理的なショックにより、
一瞬でデスクトップパソコンやノートブックPCの電源が途切れる障害などでは、
自動保存オプションによる保存とデータの読み出し(Reading)が、機能しない場合もあります。
一応、一時的な拡張子が保管されているフォルダーを開いて、チェックをされてみてください。
もしコンピューター自体に深刻な破損が発生してHDDなどの読み込み自体ができなくなったら、
深刻な回路の故障の危険が高いため、それ以上の通電と起動の試みは控えて、
プロのデータ復旧サービスの方にて、内部のデータを救出してもらわれることを推奨します。
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自動更新バックアップツールによるファイルの復帰
次に、誤ったファイルの削除といった事態に備えるおすすめな方法として、
市販の専用バックアップソフトウェアをインストールして、
自分で更新バックアップのシステム設定を導入されてみると、直前のデータの復帰がしやすくなります。
(バックアップの指定先はUSBメモリやSDカードよりも、外付けHDDやRAIDケースが向いています。)
また、tmpファイルから更新データを復元する手法については、こちらのページにて。
HDDの中身を一度、ツールの機能でフルバックアップして、その後も短期間での一定時間単位で、
USBから外部接続したデータ記憶装置に、更新した入力・書き加え分を自動で記録しておけば、
もし急にパソコン本体に異常が出た時でも、後からバックアップを用いてデータの修復ができます。
ほか、例として、クリエアナブキ 様での、
最後の保存をせずに閉じてしまったファイルを復元するには の解説も参考までに。
スマートフォンやタブレット端末、ガラケーなど、モバイル端末のデータの場合は、
携帯電話会社やオペレーティングシステムの会社から提供されています、
予備のバックアップサービスや、クラウドストレージの使用しての復帰の設定をおすすめします。
失ったファイルをデータ復旧サービスで修復してもらう
次に、販売されているデータのバックアップソフトといった管理のツールによっては、
最大で何分もしくは何時間の間隔で、こまめな保存ができるかどうかが異なります。
また、常時コンピューターの間でアクセスし続けるタイプのツールであるため、
CPUやメモリにおけるコンピューターの部品の高い性能も、ある程度求められます。
なので、パソコンの購入の前にはチュートリアルや使用環境の確認も行ってください。
自動保存機能の設定をする前に誤った削除やフォーマットで消えて失ったデータは、
そこからバックアップを行おうとしても、すでに消えていて間に合わないだけでなく、
特にパソコンのストレージは起動をするだけでも、セクタに残留した痕跡データまで消えてしまいかねません。
その際には、専門のデータ復旧サービスの方へ注文をして、修復の対処をしてもらうことをおすすめします。