PCのトラブルが発生した時にマニュアルや取扱説明書を参照

突然パソコン本体が動かなくなったり、システム上の障害が発生したり、
内部データが読み込めなくなるアクシデントには、さまざまな種類があります。

主な障害の事例として、フリーズ、システムエラー、フォーマット、熱暴走、
誤った削除操作、USB接続ミス、カスタマイズ失敗、ヘッドクラッシュ、
水濡れ・水没、物理的なデバイスの破損、ウィルス感染、動作環境の不足などが起こりえます。

トラブルの原因と対処法が見つからない時は、まずはやはり製造メーカー先の
カスタマーサポートセンター、またはプロのパソコン修理サービス業者や
自作パソコン取扱店にご相談をされてみると大抵のアクシデントの原因は掴めます。

しかしその前にも、PC本体を購入されたときに付属されている、
操作マニュアルの取扱説明書のトラブルシューティングをひととおり、確認されてみましょう。

フリーズやブルーバック画面など、論理上のシステムエラーに関しては、カーネルやBIOSが
破損していなければその多くは、取扱説明書やヘルプの手順に沿って自力で回復できます。

オペレーティングシステムとプログラムソフトの中継をする、API(エーピーアイ)
【Application Programming Interface-アプリケーションプログラミングインターフェース】
などのミドルウェアがウイルス感染や誤った変更・削除で損壊していると
ソフトウェアがまともに動かせない、ということも考えられます。

基本ソフトの問題のほとんどは、起動ディスクやリカバリーディスクを使用して、
パソコンのオペレーティングシステムの修復インストールや再セットアップを
手順に沿って行っていくことでコンピューターをリセットさせて直していけます。

HDDやマザーボード、CPU、電源ユニットなどの物理的な損壊が起こった場合は、
やや高度な技術なのですが、その気になれば自作PCの作成の応用で、
ご自身で新しい代替の新しいパーツを買って交換することも可能です。




普通のノートパソコンの場合、ハードディスクやメモリ、ネットワークカードなどは
PCケース本体の裏側などの部分に、取り外しと交換用のふたが付いていて、
これを開けて、簡単に部品を換装することができる製品もあります。

※しかし、ネットブックや小型の筐体、AppleのMacBook Airなど 薄型で密閉されていて専用の部品が
使われているノートパソコンの場合は、 一般の個人ではパーツの交換修理が難しいこともあります。

また、誤ってデータファイルやOSの一部を削除されてしまった時には、【システムの復元】や
【ファイル履歴】、【自動バックアップ機能】、または【データ復元ソフト】を使用して、元に戻すことも可能です。

また例として、NECのパソコンの、NEC LAVEのユーザーズマニュアルなど、各メーカーごとにPDFの取扱説明書も配布されています。

付属のマニュアル本だけでなく、市販のPCガイドブックを買って
参照にされてみるのも大変有効で、心強いトラブル解消の味方です。

目次で簡単な問題への対策の一覧をチェックしたり、索引などで50音順、アルファベット順に
該当するトラブルに関連する単語を探していけます。

ですが、ハードディスクドライブのヘッドクラッシュやSSD、USBメモリ、RAIDの基板、
NAS、サーバーの破損など個人では修理が非常に難しくてほぼ不可能な場合の故障もあります。

そんな時にはパソコン修理サポート店や、データ復旧サービス業者の方へ注文して、
状態の修復をしてもらわれることをお薦めします。