LANDISKのHDDを交換して修理するには?

「I-O DATA」(アイ・オー・データ機器)から開発・発売されています、
NAS(ネットワークアタッチストレージ)の製品である、
LANDISK(ランディスク)に内蔵されているハードディスクドライブが、
ある時 急に故障して読み込めなくなった場合には、どうすれば機材を修理することができる?という疑問について。

エラーランプの点灯のサインが表示されたら?

まず、LANDISK本体のランプが赤く点滅する形で点灯している場合は、
内部のハードディスクが壊れてしまったか、エラーなどで読み込めなくなったサインを表します。

HDDの故障の原因には「ヘッドクラッシュ」や「コントローラーの破損」といった、
いくつかの理由があるのですが、ひとまずそれ以上の損傷の進行を防ぐために、
一度LANDISKの電源を切って、電源コードやLANケーブルもいったんコネクタから取り外します。

多くのNASの製品では、一般の個人でも内蔵ハードディスクを交換できるように、
ケースのふたを取り外しして、ストレージの換装による修理が可能なように設計されています。

(一台のみのハードディスク搭載型のNASは、通常ではストレージの分化が想定されていない、
 ややディスクの取り外しによる交換の修理の作業が難しい構造の製品もあります。)

壊れたLANDISKの修理をするには、壊れたハードディスクを新しいHDDを購入して交換する必要があり、
自身で実践をするか、知人に行ってもらったり、また専門のサービスで代行をしてもらう方法があります。



主なランディスクの製品の一覧

・WD Red搭載RAID6対応 大容量ビジネスNAS LANDISK 4TB
・LAN接続ハードディスク 1.5TB
・ギガビット対応 LAN接続ハードディスク Giga LANDISK 400GB
・ミラーリング対応超高速LAN接続型ハードディスク LANDISK 2.0TB
・LAN接続型ハードディスク LANDISK Home 1.0TBモデル

LANDISKのハードディスクドライブを交換して修理するには?

もし、デスクトップパソコン一台か外付けHDDケース一台をお持ちであれば、
テストでパソコンの空いているドライブベイに、ネットワークドライブから取り出したHDDを増設するか、
USBを通して外部から接続してみる手法もあります。

BIOSの設定画面やディスクの管理画面などを見て、ドライブの名称が表示できるか確認をしてみると、
HDD自体が故障しているか、読み込みエラーが出ているだけかどうかの判断基準にもなります。

また例として、アイ・オー・データ 様での、
HDDのエラーが発生した場合のカートリッジの交換方法の解説も参考までに。

下記の実例では、HDDの一つの基板の型番の製品から、
一台の3.5インチ型のSATAハードディスクを取り外して交換をする手順について、解説いたします。

また、ランディスクに不調が出た時に設定を直して復旧するには?という疑問については、こちらのページにて。

(当ページでは、ランディスクでの物理的な交換作業の手順について、解説させていただきます。)

HDD自体が故障すると修理は非常に困難になるため、新品に換装をするか、
専門のデータ救出サービスの業者で検査をしてもらわれることを推奨します。

LANDISKのカートリッジからHDDを取り出す工程とは?

まず、プラスドライバーでLANDISKの本体ケースの底面などにある固定ネジを回して取り外します。

(かなり固く閉まっている場合があるので、ネジが壊れないように慎重に行います。)

次に、故障して使用できなくなったNASの筐体のふたを、ゆっくりと上方向などにスライドさせて取り外します。

カートリッジの中には、製品に搭載された3.5インチサイズのハードディスクが収納されています。

同じくプラスドライバーで、HDDを固定しているネジをすべて回して取り外します。

破損したNASからのハードディスクの取り外しと、内部のファイルやフォルダーの読み込みの作業は、
データ修復のサポートを実施されたサービスにLANDISKを出して、復旧の措置を行ってもらうこともできます。



HDDの止め具を外していく時に注意する点は?

次に、HDD自体にも止め具の金属が付いていたら、これも固定ネジを回して取り外します。

引っかけの金属具を、今度は新しく交換するハードディスクの方に同じ位置で取り付けます。

LANDISKのコントローラーボードのコネクタに、ハードディスクのインターフェースを差し込みます。

あとは逆の手順で固定ネジをそれぞれ付け直して、カバーを閉じます。

そして電源コードやLANケーブルを差し込んで、電源を起動します。

場合によっては、本体の「リセットボタン」を押して設定の初期化を行います。

これでネットワークアタッチストレージにあるハードディスクの、交換による修理の作業は完了です。

NASの修理のサポートサービスに提出する

※すでにパソコンなど、他のコンピューターの機器で別のフォーマットを掛けて使用しているハードディスクを、
 代わりに交換して使おうとすると、ピピピピピ…というエラー音が鳴ることがあります。

 その場合は赤いランプが点滅して、Magical Finderやエクスプローラーでの検出ができないため、注意してください。

ハードディスクがどうしても読み込みできない時や、LANDISKのケース本体自体が故障していると思われる場合は、
I-O DATAのカスタマーサポートサービスか、LANDISKに対応されているコンピューター修理サービス店などに、
一度問い合わせて機材の提出をして、修理のプランを受けて直してもらわれることをおすすめします。

また、故障したハードディスクの内部に保存したファイルを事前に取り出ししたい、という際には、
こちらもデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、HDDを見てもらわれることをおすすめします。