NASのケースが破損したら修理することはできる?

TeraStation(テラステーション)やLinkStation(リンクステーション)、LANDISK(ランディスク)
といった、ネットワーク接続型ハードディスクの製品である、
NAS(Network Attached Storage/ネットワークアタッチストレージ)の本体のケースが故障した場合には、
破損した状態によって何かの方法を取って、修理することはできる?という疑問について。

アダプターやコードが損傷している時に直すには?

まず、NASの筐体(本体ケース)から、付属の電源コードやハードディスクドライブを取り外します。

ACアダプターの方が過熱や老朽化で故障している場合でしたら、ケース本体とは別です。

メーカー先から、新品の同じACアダプターを注文して取り寄せるか、
パソコン修理サービス店やジャンクショップで同じACアダプターがありましたら、
そちらを購入して、交換をすることで直すこともできます。

また専門の事業で、ある程度までNASやパソコンの不具合を見て直してもらうこともできます。



付属品を取り寄せて交換する時は?

次に、アダプターといった付属品の替えのものを入手する方法について。

まず例として、各メーカーの製品を参考に見て、注文をすることで、再入手ができます。

(違うACアダプターを購入して使用するのは、故障の原因になるのでお控えください。)

筐体の内部のコードが外れている場合でしたら、ドライバーでケースを開けて、コードの差込口に丁寧に差し込みます。

※ネットワークアタッチストレージの製品を購入した時に、
 付帯している保証書に書かれている保証の有効期間がまだ残っている場合は、
 NASを個人で分解をすると保証が利かなくなる場合があるので、事前にご注意ください。

また、破損したNASを修理に出す前に、内部のハードディスクドライブにある必要なファイルを取り出ししたい、
という際には、専門のデータ復旧サービスセンターで、リカバリーを行ってもらうこともできます。



ネットワークアタッチストレージの冷却ファンが汚れていたら?

次に、BUFFALO(バッファロー)のLinkstationやロジテック(Logitec)のLSV、アイ・オー・データ機器のLANDISK、
NETGEAR(ネットギア)のReadyNAS、QNAP(キューナップ)のES、Synology(シノロジー)のDiskStation、
といったネットワークアタッチストレージの内部回路の一つである、
冷却ファンのプロペラや網にホコリが詰まっている場合に、簡単な修理をする手順について。

まず、コンピューター用のクリーニングキット、あるいはピンセットや綿棒を使って丁寧に取り除きます。

もしBUFFALOのTeraStationのように、ケースのふたを外せるようでしたら、
ドライバーでNASの筐体にある固定ネジを取り外して、
カバーを開けて、丁寧に内部のホコリやごみを除去することも、検討されてみてください。

長年NASを使っていて、ケースの奥までホコリやゴミがたまっていて取り出しにくい時には、
プロのパソコン修理サービスに注文をして、メンテナンスをしてもらうこともおすすめします。

NASのパーツが物理的に損傷した場合に修理するには?

次に、コネクタやLANポートがひび割れたり曲がって破損した場合に、修理をする方法について。

まず、軽い引っかかりくらいであれば、外部に押し込む形で元に戻せる見込みもあります。

ですが、端子の接続ができなくなっている場合は、コネクタが破損しているおそれがあります。

例として、LinkStationの故障を修理するには?という疑問については、こちらのページにて。

電源スイッチが少しめり込んだ、という場合は、
針やピンセットなどで引き出しを試みると元に戻せる可能性もあります。

その際、ピンが折れたりして損傷しないように無理に力を入れず丁寧に行ってください。

取り外しができるパーツや付属品の場合は、アイオープラザのサービス商品・製品付属品の一覧など、
個別に販売されているものであれば、買い直しをして換装することもできます。

別のケーブルを差し込んでもどうしてもつながらない場合は、NASのケース本体を修理に出す必要が出てきます。

基板のパーツが物理的に故障している時は?

次に、BUFFALOのTeraStationやLinkStation、またI-O DATAのLANDISKといったNASに搭載された、
コントローラが物理的に破損していると、基本的に一般の個人では、
損傷したネットワークアタッチストレージのパーツであるボードの故障を修理することはできません。

破損しているNASの筐体を修理に出して交換をしてもらうのが、主な直し方です。

その際には、メーカー先のカスタマーサポートのみならず、
NASを請け負われている私設のパソコン修理サービス店などでも請け負ってもらえます。

即日のスピード訪問のサービスが実施されていれば、手早く見て修復してもらうこともできます。

また、ハードディスクドライブの方が故障していた場合は、NASに対応されたデータ復旧サービスに出して、
HDDの内部に残っている、必要なファイルやフォルダーを取り出してもらわれることもおすすめします。