インターネットで間違えて上書き保存したデータの復旧

インターネット上で、ウェブページといったコンテンツの作成や編集を行う際に、
間違えて別の、同名で同じ拡張子のファイルを送信してしまうと、
元からディレクトリ上に保存されていたデータの方を、上書き保存で消去してしまう状態になります。

そんな時には、後からその上書き保存をする前のデータの内容を復旧することはできる?という疑問について。

間違えて記入した部分を「元に戻す」の機能で後から修復する

まず、ウェブページ上の入力フォームでテキストを書き込みしている際に、
間違えて一部の文書や配置したコンテンツを削除したり、
誤ったデータでの上書き保存のミスをしていたまま、「保存」や「投稿」をした場合の対処法について。

その際には、ウェブページが一度移り変わっていなければ、まだ復旧できる見込みがあります。

「右クリック→元に戻す」または「Ctrlキー+Zキー」を繰り返して、
間違えて入力する前の状態にまでフォームのデータを巻き戻す形で、復旧することができます。

また、テキストを入力している間に自動で下書き保存される仕様のフォームの機能でしたら、
多くの場合は「元に戻す」で、前の状態にデータを戻せます。

ですが、リアルタイムでのプレビュー機能を有効にしていると、
後から「元に戻す」での、間違えて記入した部分のデータの修復が効かなくなる場合もあります。

ページの上書き保存の際に、一度ページ自体が更新されて画面が移り変わると、
一時的に記録された分の、保存される前のデータは消えてしまいますのでご注意ください。

自宅や自社で運営されているサーバから、特定のファイルが消えたり破損した、
というケースでしたらまだ、専門のデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、
内部のハードディスクにあるデータの痕跡からリカバリーをしてもらえる見込みがあります。




インターネット上に残っているデータから復元する手法とは?

次に、インターネット上に公開しているウェブページで、
誤ってテキストを上書き保存したり、間違えてページを削除したり、
ファイルマネージャーに送信していた別のファイルに同名で上書きをした場合に、復元をする手法について。

まず、たとえばGoogle(グーグル)といったロボット検索エンジンにインデックスされているページであれば、
検索結果のURLアドレスの右部分にある、下矢印のボタンを押してみてください。

こちらに表示された「キャッシュ」(cache)の項目を開くと、数日~数十日前の段階での、
ページの内容のデータが、まだ開ける見込みがあります。

対象のページを間違えて上書きしてしまった後での、ロボット検索エンジンの巡回の前であれば、
そちらのテキストや画像コンテンツなどの内容を、メモ帳やホームページ作成ソフトなどに、
コピー&ペーストする方法で、インターネット上の失ったデータを復旧できる可能性があります。

クラウドからネットワーク上のファイルをパソコンに引き出す

次に、事前に同じファイルを、iCloudGoogleドライブDropboxといった、
クラウドストレージのサービスに転送されていれば、そちらから引き出して復旧できる可能性もあります。

以前にインターネットのウェブ上のディレクトリに転送をしてから、ある程度の時間が経っていて、
その間に同じファイルをだいぶ多く更新されていた場合は、その期間内に書き込まれた分のデータは復活ができないのですが、
それでもかなりの割合のデータが、バックアップの分から元に戻せる見込みがあります。

また例として、Dropbox 様での、
保存版!うっかりファイルを上書き、削除してしまった時の OS 別復元法の解説も参考までに。

自動的にファイルを転送する、クラウドの各サービス専用のフォルダーに同じファイルを入れていた場合、
間違えて上書き保存をしてから数秒~数分以内に、ネットワーク上のディレクトリのファイルの方も、
パソコンからの自動での転送により、上書きされていく可能性があります。

そのため、すぐにインターネットの回線を切って、対象のフォルダーから一度同名のファイルを移動するか、
別のパソコンやモバイル端末からクラウドストレージにサインインして、データを入手されることを推奨します。

アーカイブのサイトからログデータを検出する方法とは?

また、インターネット上にある「ウェブアーカイブ」(web archive)のサービスのウェブサイトにも、
以前の状態のページが、定期的に過去ログとして、保存されている見込みがあります。

アーカイブのサイトでは、インターネットで公開されていますホームページの状態が、
数日~数か月ごとに、その時のウェブページのログデータが保存されています。

こちらを検出してから開いて、その段階でのHTMLソースやテキスト、画像ファイル、
またはウェブデザインの、間違えた上書き保存で消したデータを拾い出すことができる見込みがあります。

※Adobe Acrobatや、エクセル、ワード、パワーポイントなどで作成した「PDFファイル」の場合は、
 ウェブのクロールの時に自動的に生成される、ドキュメントのHTML版でキャッシュページが表示されます。

他にも、タイトルや見出しの部分のデータのみが、RSSフィードやPINGの送信を通して、
どこかのウェブサービスのページに、一部分だけ残っている場合もあります。

プレビューのページのHTMLからテキストをサルベージする

また、プレビュー(preview)のページを別窓や別のタブで開いたまま残していた場合、
そちらのページの内容が、誤った上書き保存による削除の前の状態であれば、
そのプレビュー用のページのテキストといったデータをコピーして、修復することもできます。

インターネットで閲覧をするホームページやウェブログサービスの、ファイルマネージャーやサーバ上にある、
画像や動画、HTML、PDF、RSS、またExcelやWord、PowerPoint、Outlookなどで扱う拡張子のファイルを、
間違えて同名で、別のファイルを送信して上書きした場合は、パソコン上や外付けHDDに以前に送信した、
元のファイルが残っていてサルベージができるかどうか、フォルダーを検索して探されてみてください。

また、Windowsでウェブブラウザのデータを前の状態に修復するには?という疑問については、こちらのページにて。

ゴミ箱フォルダーに残していたけれど今は空にして削除していた、という場合でも、
まだプロのデータリカバリーのサービスセンターにて、復旧の診断を行ってもらうことができます。




HDDやメモリーカードをデータ復旧サービスで見てもらう

ほか、バックアップソフトで使用している外付けHDDや、RAIDケース、またはサーバやNASといった、
特殊な用途での外部のストレージの、フォルダー上に保存していたファイルであれば、
そちらのディレクトリに、自動でバックアップの分のコピーデータが保存されている場合もあります。

また、以前はパソコンやメモリーカードにあったけれど今はもう削除してしまった、という場合でも、
まだハードディスクドライブやSSD、USBメモリ、SDカードなどの補助記憶装置の中には、
間違えて消去したファイルの、痕跡の拡張子が残留している可能性があります。

その際にもプロのデータ復旧サービスにて、ファイルを検出して修復をしてもらえる見込みもあります。