OSを入れ直して立ち上げるリカバリーインストールとは?

パソコンやモバイル端末のオペレーティングシステム(operating system:略称:OS)は
コンピューターにあるアプリケーションソフトウェアやAPIなどのシステムを
効率的に管理して使うために搭載された、すべての総合基本ソフトです。

オペレーティングシステムの破損による故障とは?

オペレーティングシステムは、カーネルやユーザーインターフェースといった中核となるプログラムを
管理するモニター・スーパーバイザとも言えるプログラムのため、
もしシステムエラーやアプリケーションソフトウェアの入れすぎ、ファイル削除、
コンピューターウイルス拡大感染などの影響でOSが破損すると危険です。

Windows(またはmacOSやiOS、Android、Unix、MS-DOS)が起動時に開けなくなるため、
あらゆるコンピューターの作業が使用不可能になってしまいます。

OSの障害の対策としてセーフ・モードや回復コンソールなどさまざまな修復機能も備わっているのですが、
これらを試しても直らなかった場合は、リカバリーディスクをCDドライブに挿入して、
一度初期化させた上で再インストールして入れ直す方法で、購入前の状態にまで戻せます。

また、こちらの作業はパソコン関連のサポートの事業でも代行してもらうことができます。



リカバリーディスクによる修復の方法とは?

まず、リカバリー専用ディスクは近年ではWindowsディスクなど、
パソコンを新品で買うと同時にチュートリアルとともに同梱されています。

しかし一世代、二世代前の古いマシンの場合は、購入したメーカー先から
取り寄せなければならない場合もあります。

一昔前の古いパソコン本体に最新のWindows7などのOSに入れ替えると部品の性能が
システムの構成に追いつかずにうまく作動しなかったり動作不良を引き起こす可能性も
ありますので、スペックについては事前に確認するのも大事な作業準備の一つです。

再セットアップと部品交換の違いとは?

OSの再セットアップ作業はシステム上の破損を消去してから
問題のない状態に書き直す作業です。

iPhoneやiPadの場合は、まだデスクトップの画面が開けるようでしたら、
「設定」からリセットの項目に入って、リカバリーをして初期化による修復ができます。

また、電源自体はまだ付いて、お持ちのパソコン本体と同期接続ができる状態でしたら、パソコンで使うiTunesで、iOSの復元の作業をすることもできます。

ハードディスクドライブやCPUなど部品の回路に問題が出ている場合はOSを書き換えても
故障を直すのが難しくなるため、ソフトウェア障害か、またはハードウェア障害か、
どちらが起きているかも念入りに確認しましょう。

HDDが中途半端に壊れているためインストールが完了できず、今までのデータだけが
消えてしまう重大なアクシデントが出てしまう場合もありますのでご注意ください。

その際には、専門業者のデータのリカバリーサービスにて、復元を行ってもらうこともできます。



後で使うデータを事前に回収するには?

リカバリーインストールが完了すると、今までに保存したデータファイルや
セットアップしたアプリケーションソフトのフォルダ・設定といったものも
全部削除されて、部品の老朽化以外はほぼ完全に購入時の状態に戻ります。

また例として、SHARP(シャープ) 様での、リカバリCD/DVDから再インストールする方法は? の解説も参考までに。

なので再インストールの前にまだかろうじてOSが開けるようでしたら先に、
後で使う予定の必要なファイルは、外付けHDDやDVD-RAMなどの外部のデータ記憶装置に
コピーで保存してバックアップを作成してから修理の作業を始めましょう。

データリカバリーのサービスでファイルを復旧してもらう

もしOSが一度も開けない場合は、そのまま再セットアップしてしまうと
今までのデータがすべて初期化されてしまいますのでご注意ください。

先に、PC修理業者の方に内蔵ハードディスクドライブをパソコン本体から抜き出して新品に
入れ替えてもらい、それまで使っていたHDDは専門のデータ復旧サービスセンターの方で
内部のファイルを抽出してもらい、別のデータ記憶装置にバックアップを取ってもらってみてください。