壊れたパソコンの内部のデータを交換して開くには?

パソコン本体を買って使い始めてから、故障して完全に動かなくなるまでの寿命は一定的ではなく、
使い方や起動の回数/頻度、外部の環境やアクシデント、パーツの性能などの要因に大きく左右されます。

10年以上使える場合もあれば、1年~3年くらいで壊れてしまうこともあり、
逆に言えばいつ動かなくなるかは、なかなか予測できません。
(S・M・A・R・Tである程度、異常発生の時期をチェックすることはできます)

また、事故や水濡れ・災害などを除けば、パソコン内部の部品が一気に全部
故障するということはほとんどなく、破損したパーツのみ取り外して
新しく購入した替えのパーツに交換接続することで再度使えます。

PCのパーツには、マザーボード、HDD、CPU、メインメモリ、FDD、CD/DVDドライブ、
パソコンケース、電源スイッチ、CPU-FAN、ケーブル、LANカード、チューナー、
キーボード、グラフィックカード、サウンドボード、スピーカー、モニター、
静音パーツ、冷却ファン、電源ユニット、背面コネクタなどがあります。

上記のうち、パソコンのあらゆるファイルやフォルダー、プログラム、システム設定
といったデジタルデータはHDD(ハードディスクドライブ)に格納されています。

なのでたとえLANボードや電源スイッチ・ランプなど別のパーツが故障しても
HDDが壊れていなければ、データを引き出すことは難しくありません。

大まかに、以下の対処方法で中身のデータを開くことができます。

・機能が何らかの損傷で破壊されている部品を特定して新品に換装してパソコン本体の状態を直す。

・ハードディスクをひとまずドライブから取り外して別のパソコンに 接続して読み込みを行う。

専門のパソコン修理店やデータ復旧サービスでしたら、より確実に
ハードディスクやSSDの効果やファイルのサルベージの作業を行ってもらえます。




自作の組み立てパソコンに詳しい方でしたら馴染みが深い作業なのですが、
ご自身で交換を行われる際にはパーツの取り外し・接続の知識が必要ですので
交換マニュアルなどを読んで手順に沿って行われてください。

HDDは簡単ですぐ終わるのですが、特にマザーボードの交換などはかなり複雑です。

ハードディスクドライブはパソコンパーツの中でも特に負荷が与えられやすく壊れやすい部品の一つで、
物理的に故障したら修理することができないことが大半の、消耗品といえる精密な装置でもあります。

ほか、やさしくねっと 様での、自分でできる!壊れたパソコンのハードディスク(HDD)からデータを移行する方法 の解説も参考までに。

ですが内部データの記憶部分(セクタ/ブロック)に大きな引っかき傷などが付いていなければ、
専門のデータ復旧サービスにて故障したHDDを開いて中身の保存ファイルやプログラムなどを
回収してもらうことができます。

どうやっても読み込みできず、壊れていると思われるHDDは一般ユーザーでは
ほぼデータ復活は不可能なため、必ず専門のサービスに行ってもらいましょう。