パソコンを改造するとメーカーの修理保証を失う?

パソコンをはじめコンピューター製品・電子機器の多くには、購入日から1年、3年、5年くらいの
期間の間でしたら故障や不具合が発生しても、メーカー先のサポートセンターにて
ハードウェアの状態診断や検査、修理交換などをしてもらうことができます。

不具合を起こした製品のお預かり期間が2週間~1カ月ほどかかるのですが、
特に急いでいなければメーカーに出しておまかせするのが最適です。

しかし、過去に一度でもパソコンケースを取り外してマザーボードの交換やメモリ・PCカードといった
内部パーツの増設を行って、初期の部品構築の状態を変えてしまったらどうなる?という疑問について。

ソフトウェア的にはほぼ大丈夫なのですがハードウェア的にパーツの改造や換装をサポート期限内に
行うと、修理の保証が受け付けられず、有償での修復作業しか請け負ってもらえなくなる場合もあります。

普通のデスクトップPCだけでなく、自作パソコンやBTOパソコンを
改造した場合でも、多くの場合で保証サポート期間が無効になって消えてしまいます。

NGの可能性がある処理は、自己修理、改造、部品交換、中身の掃除、ケース取り外しなどで、
どこまでがセーフで、どこからが保証対象外になるかは各製造・販売メーカー先の
カスタマーサポートセンターで指定されている案内によって若干異なります。

しかし自己改造をはじめ、上記のようにパソコンのケースを
一回ネジを外して空けるだけでも保証が使えなくなる場合もあります。

メモリやCPU・マザーボードなどのパーツ交換は基本的にできないため、修理保証期間を
残したい場合は自分でPC部品の換装や増設による改造・カスタマイズは行わない方が良いでしょう。

購入の際に最初からスペックの高いパーツで構築されたパソコン本体を選択して買うのもポイントです。




しかしカスタマイズはともかく内部のホコリの掃除くらいでしたらむしろ必要な作業ですね。

ですが清掃作業の後にもしパソコンが動かなくなったら問題です。

掃除の直後に異常が出ると保証サービスでの修理が効かなくなる可能性も高いです。

ほか、マザーボードに接続するパーツの交換や増設をする前の準備する方法については、こちらのページにて。

そのため、パソコン本体を一定期間手放しても問題がなければ、
メーカーのサポート先に送付して内部のクリーニングをしてもらう方が安全、かつ確実です。

ほか、大学生のノートパソコン購入ガイド 様での、パソコンメーカー各社の延長保証サービスを比較 の解説も参考までに。

または私設のパソコン修理店でプロのスタッフの方にパソコンの筐体の掃除や
部品交換、システムのバックアップなどを行ってもらう方法もあります。

またハードディスクドライブにあったデータが消えたので復旧してもらいたい、
という場合、HDDをマシンから抜くとメーカー保証が利かなくなりかねませんので、
パソコン本体ごとデータ復旧サービスに持ち込むか、送付をした方が無難です。