電源やバッテリーが切れてデータを失った時に復旧するには?

コンピューター関連機材の「電源装置」(パワーサプライ/power supply)が、市街地の停電や電線の断線、
電源コンセントからのプラグの誤った引っこ抜き、電源ボタンの押し間違え、強制シャットダウンなどの原因で
急に切れた場合や、電子機器の電池(バッテリー/battery)が不意に無くなって起動が終了した場合、
または配線が切れたり間違えて引き延ばしてコネクタから抜けて落ちてしまった場合は、

記録していたデータの方も消える? また消えた時の復旧の方法は?という疑問について。

データの保存の状況によるトラブル

まず、電子上のデータ・ファイルは、電源が切れて電力の供給が急に無くなっても
基本的に消えないものと、消えてしまうものと、2パターンがあります。

大まかに、「名前を付けて保存」しているものや上書き保存をしているもの(自動的な保存を含む)は、
ハードディスクドライブやUSBメモリ、SDカードなどの「二次記憶装置」に書き込んでいれば、消えずにそのまま残ります。

例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラが使っている途中でバッテリー切れしても、
メモリーカードは「不揮発性メモリー」という、電池がなくなってもそのまま
ファイルが残るように作られている記憶メディアを使っているので大丈夫です。

後で充電をするか電源コードでつなげてもう一度 電子機器を起動した時に、
メモリーカードに保存した分はちゃんと残っていて読み込みができます。

もし電源が急に切れたショックによる影響で、ノートパソコンやRAIDなどが故障して
読み込みができなくなった時は、プロのデータリカバリーサービスに注文をして、
中身のハードディスクから大事なファイルを取り出してもらうのが最も確実な復元方法になります。




ファイルが消えてしまう例外

しかし、しっかりと「名前を付けて保存」されたファイルの拡張子はちゃんと残るものの、
まだデータ記録メディアに書き込みされていなかった分のデータは消えてしまいます。

例えばデジタルカメラやノートパソコンのカメラ撮影機能の場合だと、写真画像の場合は大体、写真を撮った瞬間に
ほぼ自動的にメモリーカードか本体の内蔵ハードディスクや内蔵フラッシュメモリに保存されます。

なので、よほどタイミングが悪い瞬間にバッテリーが切れたとしても、
最後の一枚のみの損失で済み、残りはもう一度機器を開けば、すぐ読み取って復旧できます。

しかし撮影動画の方を5分、10分、20分、と長い時間撮っていてその途中でバッテリーが
切れた場合は、その長いムービーのファイルが保存できずに消えてしまうケースがあります。

(デジカメやビデオカメラの機能が良ければ、バッテリーが切れる直前に
自動的に保存されて、撮った時間の分だけ残るようになっている物もあります。)

保存する前に電源が途切れた場合

パソコンの場合だと、アプリケーションソフトやインターネット上で作成したコンテンツを
一定時間の間に一度も保存していなかったら、フリーズや強制終了の
トラブルが起きた時に、作りかけだったデータが消えてしまう事がよくあります。

例えば画像の作成・編集ソフトで写真加工やイラスト・プレゼンテーションなどの
作成をしていた時や、ネットのサービス機能でブログなどの記事を書いていた時に
PCの電源が落ちると、上書き保存をする間もなく、痕跡も残らずに消えて失ってしまいます。

自動保存機能がアプリケーションにあれば後から少し前の更新段階の状態で、
上書き保存や名前を付けて保存ができなかったデータを復旧できる可能性もあります。

そのため、パソコンのみならず、あらゆる電子機器で何かを作成する時は、
特に作りかけの段階の時に、自身で決めた一定の段階おきに、データを
「名前を付けて保存」、または「上書き保存」を行うようにする注意が必要になります。

もし電源やバッテリーが切れたはずみでファイルが閉じて、壊れてしまった場合は、
「.bak」というbakファイル(バックアップファイル)があれば、タイミング次第でそちらの拡張子を
元々の拡張子名に変えて復旧することができます。

また、エクセルやワードでは前回起動時の状態から再開できる自動保存機能があります。

急にアプリケーションが閉じてしまった後、もう一度開き直すと、1分~10分くらいおきに
自動保存されたデータが読み込まれて、そちらを指定すると開き直せます。

そちらを名前を付けて保存して、復旧ができます。

クラウドサービスやファイル履歴、タイムマシンなどにバックアップを自動差分で
設定していましたら、そちらも開いて復元ができるかどうか確かめてみてください。

電源が急に切れると、そのショックでメモリーカードやHDDがシステム的、または物理的に破損して、
保存されたデータが全部丸ごと無くなってしまうか、読み込みが出来なくなるトラブルが稀に起こることもあります。

その場合は、それ以上は無理に読み込もうとせずに電子機器から引き抜いて、
専門のデータ復旧センターにHDDなどを出して元に戻してもらう事を推奨します。