RAID1(Redundant Arrays of Inexpensive Disks 1 – レイドワン)とは、
ハードディスクドライブを2~10個ほど複数台を繋げて動かすRAIDシステムの一つで、
別名『ミラーリング』(Mirroring)とも呼ばれています。
目次
RAID1でハードディスクを冗長化
RAID0(ストライピング)と違い、HDDのグループおきに同じデータを保存するため
どこか1台のハードディスクドライブが故障して動かなくなっても
システムが飛んでしまうことは無く、残りのハードディスクで運用できます。
そのため機器の耐故障性が普通のパソコンやストライピングよりも高く、
HDDの短所でもあるヘッドクラッシュ障害発生からデータを守るのに役立ちます。
また、レイド 0と組み合わせたRAID1+0やRAID0+1を作ることも出来ます。
ミラーリング関連の販売製品
【アイ・オー・データ】
『I-O DATAミラーリング/ストライピングRAID対応USBハードディスク2TB HDC2-U2.0』
『I-O DATA RAID0・1対応USB 2.0/1.1ハードディスク1.0TB RHD2-U1.0T』
【バッファロー】
『BUFFALOミラーリング機能搭載USB2.0/IEEE1394用 付けHDD2.0TB HD-W2.0TIU2/R1』
『BUFFALO HD-W500IU2/R1USB&IEEE1394ミラーリング外付HD』
【ロジテック】
『Logitec SDA-MR120S外付型ミラーリングディスクシステム120G』
『LAS-MR300V BOX型NWストレージシステム』
『ロジテック ネットワーク接続型WSS2003+ミラーリング機能搭載NAS500GB LSV-MR500W』
【ニューテック】
『DK-MIRROR 250GB×2台ミラーリング装置』
【Accusys】
『SATA to SATA2ベイ内蔵型ミラーリングRAIDボックスACS-75170-W』
【Accordance Systems】
『ARAID99-1000L HDDミラーリングユニット内蔵型IDE-HDD対応黒プラスチックベゼル』
こういった専用ケースにHDDを2台以上組み込み、記憶装置を二重化してディスクミラーリングを
行いますので物理障害に大変強く、バックアップ作業と同じくデータの喪失を防止できます。
パソコンのデータを多重化して守る
パソコンのドライブベイにRAID1(Redundant Arrays of Inexpensive Disk)を導入することで、
常に同じプログラムや拡張子ファイルを2箇所に書き込みますので
バックアップのこまめに更新を行う、といった作業も必要ありません。
落雷・水害・火災などの災害でRAID装置が大破したりコンピューター全体が重度の
有害ウイルス感染にでもかからない限りはそう簡単に丸ごと壊れてしまう、ということはありません。
RAIDからデータを失うトラブルとは?
しかし逆に、上記のような例外的なアクシデントに遭われてしまったり、
保存していたファイルやアプリケーションソフトを手動で間違って削除してしまうと
ディスクミラーリングでの保管データは読み込めなくなってしまいます。
レイド・ワンに対応された外部のHDDケースを購入してミラーリングを施して、
データを守る対応策については、物理的な障害に対してのみになります。
そのため、RAID1の装置以外の外部記憶装置にも最低一つは、
貴重なデータのバックアップを取っておくようにしましょう。
データ復旧サービスでファイルを救出してもらう
RAIDのディスクアレイが崩壊して読み取りできなくなったり、
またはハードディスクドライブが事故などで二台以上壊れたためにデータが開けなくなった、
もしくは間違えて必要なファイルやフォルダーを削除した場合は、
プロのデータ復旧サービスセンターの店舗にて、ある程度の復旧率で復元・回収の作業を
行ってもらえますので、いざという時にはデータ救出のご注文をされてみることをおすすめします。