RAID1でHDDのミラーリングをしてデータを守る対応策とは?

RAID1(Redundant Arrays of Inexpensive Disks 1 – レイドワン)とは、
ハードディスクドライブを2~10個ほど複数台をつなげて動かすRAIDシステムの一つです。

別名『ミラーリング』(Mirroring)とも呼ばれている、データを守るための手法です。

RAID1でハードディスクを冗長化

まず、RAID0(ストライピング)と違い、RAID1はHDDのグループおきに同じデータを保存する仕様です。

そのため、どこか1台のハードディスクドライブが故障して動かなくなっても、
システムが飛んでしまうことはなく、残りのハードディスクで運用できます。

そのため、機器の耐故障性が普通のパソコンやストライピングよりも高く、
HDDの短所でもあるヘッドクラッシュ障害発生からデータを守るのに役立ちます。

また、レイド 0(ストライピング)と組み合わせたRAID1+0やRAID0+1を作って、
データを運用することもできます。

RAIDの導入は、コンピューターの設定サポートの事業に注文して行ってもらうこともできます。



ストレージに冗長性を持たせて運用する

次に、BUFFALOやニューテック、ロジテック、Accusys、Accordance Systemsといった、
各メーカーから販売されています専用のケースを使用される際には、
HDDを2台以上ドライブベイに組み込み、補助記憶装置を二重化してディスクミラーリングを行います。

そして、ストレージに冗長性を持たせて運用することで、
物理障害に大変強く、バックアップの作業と同じくデータの喪失を防止できます。

パソコンのデータを多重化して守る

次に、多重化の保存はDELL(デル)やHP(ヒューレットパッカード)などの各デスクトップ機、
またはBTOや自作の組み立てパソコンの筐体にあるドライブベイに、
RAID1(Redundant Arrays of Inexpensive Disk)を導入することで、
常に同じプログラムやファイルの拡張子を、2箇所のHDDに自動的に書き込みしてデータを守る対応策です。

なので、ミラーリングではバックアップのこまめに更新を行う、といった作業も通常は必要ありません。

ですが、RAID1でのリビルド機能でのハードディスクへの再書き込みに失敗してしまうこともあります。

そのため、それとは別に、外付けHDDなどにデータをバックアップしておかれることも推奨します。

落雷・水害・火災などの災害でRAID装置が大破したり、
コンピューター全体が重度の有害なコンピューターウィルスへの感染にでもかからない限りは、
そう簡単にミラーリングの施された機器が丸ごと壊れてしまう、ということはありません。

ですが、もしHDDにある大事なファイルの拡張子が破損して開けなくなった時は、
プロのデータリカバリーサービスにて、修復してもらわれることを推奨します。

RAIDからデータを失うトラブルとは?

次に、上記のような例外的なアクシデントに遭われてしまったり、
保存していたファイルやアプリケーションソフトを手動で間違って削除してしまうと、
ディスクミラーリングで保管されたハードディスクのデータは、そのままでは読み込めなくなってしまいます。

RAID1(レイド・ワン)に対応された製品といった、外部のHDDケースを購入してミラーリングを施して、
データを守る対応策については、物理的なストレージの障害に対してのみです。

そのため、RAID1の装置にあるHDD以外の外部のデータ記憶装置にも、
最低一つは貴重なファイルのバックアップを取っておくようにしましょう。

ディスクアレイが崩壊して読み取りできない時のデータ救出

もし、RAIDのディスクアレイが崩壊して読み取りできなくなったり、
またはハードディスクドライブが事故などで二台以上壊れたために、
データが開けなくなった場合でも、まだ内部のファイル自体はそのままである可能性が高いです。

たとえば、ハードディスクを複数搭載したRAIDやNASでデータを復旧する方法については、こちら。

物理的な破損が起きた場合は、一般の個人ユーザーではほとんどの場合は修理が困難なため、
そこで専門のデータ救出のサービスで、取り出しの措置を行ってもらうことができます。



ミラーリングのを再構築とフォーマットによるデータの消去

次に、RAID1(ミラーリング)のディスクアレイを再構築すると、
多くの場合ハードディスクやSSDをフォーマットして、内部のデータを書き換える作業が行われます。

そのため、それまでに保存されていたすべてのファイル、フォルダー、システムは、
すべて消去されますので、ボリュームの選択のミスや誤った操作にはご注意ください。

たとえば合同会社3A(スリーエー) 様での、
RAID1のデータ復旧 の解説なども参考までに。

また、I-O DATA(アイ・オー・データ機器)といったNASの機器や、またはレコーダーのRAIDは、内部のデータの表示が消えると、
通常パソコンで使用しているハードディスクやSSDよりも、個人ではファイルの復元が難しくなります。

データ復旧サービスでファイルを救出してもらう

また、ミラーリングされたストレージから、間違えて必要なファイルやフォルダーを削除した場合は、
NASやサーバなど、ディスクアレイのフォーマットによっては、個人では復元が難しくなることもあります。

その際にも、プロのデータ復旧サービスセンターの店舗にて、
ある程度の復旧率で回収の作業を行ってもらえますので、
いざという時に、RAID1からのデータ救出のご注文をされてみることをおすすめします。