ハードディスクを複数搭載したRAIDやNASでデータを復旧

パソコンや外付けHDD、NASといった補助記憶装置(コンピューターデータストレージ)に、
ハードディスクドライブを複数台搭載してデータの安全性を高めて安全性を向上する
RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)のシステムを組み込んでおいて、

後にハードディスクドライブが故障して保存されたファイルを失った時に、
予備の分からデータの復旧をできるようにするには、どうすればいい?という疑問について。

ハードディスクを増やして取り付けるには?

まず、RAID(レイド/リダンダント・アレイズ・オブ・インエクスペンシブ・ディスクズ))は、
2台以上のHDDを搭載して稼動させるため、ハードディスクをもう1台か3台、5台くらい買って入手する必要があります。

前に使っていた古いパソコンのハードディスクを取り出してRAID用に使い直す方法もあるのですが、
その際はIDE方式かSATA方式か、また最大容量は十分か、データを初期化しても大丈夫かを確認してください。

デスクトップパソコンをお使いであれば、PCケースのドライブベイの空いた引き出しの数が
1か所以上あれば、そこにハードディスクをそれぞれ収納して、増設してみましょう。

RAIDのディスクアレイを設定するには?

またパソコンに増設する際には、他に追加するドライブ装置の台数分、SATAケーブルないしIDEケーブル、
マザーボードの空いたコネクタ、そして電源ケーブルの空いた分のコネクタが必要です。

RAIDを自身で構築するにはどれか専用のアプリケーションソフトウェア(Application Software)を入手して、
パソコンにインストールしてその仕様の手順に沿って進めていきます。

またはWindows10(ウィンドウズ・テン)やWindows8(ウィンドウズ・エイト)のコントロールパネルにある、
「記憶域プール」などの機能を使って、ディスクアレイ(Diskarray)設定して作成することができます。

データバックアップ用の外付けハードディスクを多重化する場合は、
専用の外付けHDDケースを使うか、2台以上の外付けケースでUSB接続します。

RAID用のハードディスクケースを使用する

またはBUFFALOの「DriveStation」(ドライブステーション)のように4台以上のハードディスクが
収納されたRAID用のハードディスクケースも販売されているので、そちらを使います。

TeraStation(テラステーション)やLinkStation(リンクステーション)などのNASは
最初からRAIDシステムと複数のハードディスクが製品のケース内に
搭載されている方の商品をはじめに選んで購入されることをおすすめします。

※注意として その製品のスペック(specifucation/仕様)の方で
 対象のシステムを動かすのにコンピューターのパーツが低くて不十分だと、
 最新のRAIDシステムを満足に動かせる動作環境に満たない可能性があります。

 古い部品やOSのパソコンで導入される際には、予め仕様を確認してください。

壊れたHDDを交換して再構築する

実際にRAIDでどれか一台のハードディスクがいつか故障した際での復旧の措置は、基本的には簡単です。

新しいハードディスクを壊れた方と交換して、再度電源を起動すると「リビルド」の機能が
働いて自動的に、または簡単な手順のみでデータの書き写しが行えます。

そしてパソコンを開くか別のコンピューターのOSでドライブを読み込んで、
以前の保存データがエクスプローラーなどのウィンドウで開けるか確認します。

RAID0(ストライピング)だけは2台のHDDに1グループのデータを
分散して保存して、読み出しや書き込みの速度を高速化させるシステムなので、

データの安全性を強化するにはRAID1(ミラーリング)や、
または更に安全に、2つ以上のディスクアレイ(disk array)で構成された
RAID5、RAID6、RAID10の導入をおすすめします。

また「無停電電源装置」(UPS)によるバッテリーの確保によって、
停電が起きた時に急にコンピューターが止まらないようにする対策も有効です。

ハードディスクドライブが壊れてしまうケースとは?

パソコンなどの一般的なコンピューターには通常、データ記憶装置の「ハードディスク」が1台のみ内蔵されています。

オペレーティングシステムのようにコンピューターを動かすために必要な基本ソフトをインストールした
磁気ディスクかメモリディスクである『システム・ディスク』(system disk)を一台、
そして補助記憶装置として、USBメモリやSDカード、DVD-R、CD-R、
または外付けハードディスクを一台所持、ということがほとんどであると思われます。

ですが、パソコンなどコンピューター機器に使うハードディスクドライブは
ある日突然、ヘッドクラッシュやモーター軸の破損、過熱による部品の焼き焦げ、
強打、外部パーツの欠損などの原因で故障してしまうこともよくあります。

また、RAIDで喪失したデータをサルベージするには?という疑問については、こちらのページにて。

HDDの冗長化によるデータの保存とは?

一度ハードディスクドライブが物理障害で壊れてしまうと、プラッタ(内部回路の円盤)に
保存されたデータがそのままでは読み込めなくなってしまいます。

そのような故障のトラブルにすぐに対処できる有効な方法として、HDDのデータを二重化・多重化して
設計された『フォールト・トレラント・コンピューター』(fault tolerant computer/FTC)という仕組みがあります。

一般的には、上記のように、複数のハードディスクに同時にデータを多重化(冗長化)させて書き込む
「RAID」(レイド/Redundant Arrays of Independent/Inexpensive Disks)が特に大変普及しています。

マスターディスクの再インストールの手間を省く

例えばパソコンの内蔵ハードディスクや、外付けハードディスク、LinkStationやTeraStation、
LANDISKなどのNAS製品はどれも、HDD一台のみで稼働させている状態だと、ある日
急に故障した場合、そのハードディスクのみに書き込まれた差分のデータが読み込めなくなります。

また特にパソコンの場合だと、後で別のドライブに交換して修復する時にオペレーティングシステムや
デバイスドライバ(device driver)などのマスターディスク(master disk/起動用ディスク)を
また箱から出し直して、一つずつ新しいハードディスクにインストールし直す手間までかかります。

そこで、「RAID5やRAID1、RAID6、RAID10」というシステムでディスク装置の二重化・多重化を施します。

どれか1台が故障しても別の壊れていないHDDからデータを引き出してすぐに復旧(restore)ができる仕組みに
予め整えておくと、冗長性の面で、大変心強いです。

データ復旧サービスにRAIDを出して見てもらう

しかしRAIDケース本体やパソコン本体が災害などの被害に遭って丸ごと焼き焦げや水没、圧迫などで
物理的に破損してしまい、HDDが複数台故障すると、RAIDでもリビルドができなくなるおそれがあります。

もしそのような不運に見舞われて再構築ができず、バックアップデータごと読み込めなくなった場合には、
壊れたコンピューターか内部のHDDをデータ復旧サービス(Data Recovery Service)に出して注文して、
中身のファイルの抽出が可能であるかの、診断を受けてみてください。