Windows Updateが失敗して進まない不具合を修正する方法

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Windows Update(ウィンドウズアップデート)の機能によるパソコンのOSの自動更新の作業が、途中で止まって終わらない状態になり失敗する症状の原因と、Microsoftから配信されたプログラムのダウンロードが進まないエラーといった不具合を、システムの問題の修復よる対処などで修正する方法について解説しています。




当サイトでは、SSDやハードディスクドライブの内部ファイルの救出、外部接続のPCの機材やシステムを復元する方法、コンピューターの製品が壊れた時の原因と修復をする手順といったリカバリーによるトラブル解決について、詳細を解説しています。

また、読み込めない電子機器からの補助記憶装置の取り出しによるレスキューのサポートを行ってもらえるデータ復旧サービスセンターも紹介しています。

Windows Updateが失敗して進まない不具合を修正する方法

Microsoft(マイクロソフト)のオペレーティングシステムである、Windowsの更新プログラムをダウンロードする、
Windows Update(ウィンドウズ・アップデート)で、自動的な新機能のインストールに失敗したり、
セキュリティの機能の修正などが途中で止まり、先に進まない不具合(Malfunction)が出た時には、
どのようなことが原因で、またどのようにすれば問題を修復できる?という疑問について解説いたします。

Windows Updateの更新が失敗する不具合の原因とは?

まず、Windows Updateの機能による更新が失敗してしまう不具合が出る主な原因と問題の確認について。

たとえば、ウィンドウズのOSがインストールされたSSDないしハードディスクの空き容量が少なくなると、
更新プログラムのインストールに必要なサイズの容量が足りずに完了できない場合が出てきます。

また、移動中にノートパソコンで無線LANルーターを使ってWi-Fiへ接続している時など、
ネットワーク回線が不安定で途切れやすい状況だと、インターネットへのアクセスが途中で遮断されて、
Windows Updateやほかのアプリケーションソフトウェアの更新作業が止まる可能性があります。

または、アンチウイルスソフトでのセキュリティ機能といった常駐で稼働しているプログラムが、
オペレーティングシステムのアップデートの認識を阻害してしまうケースもあります。

このあたりの理由であればまだ比較的容易に修正ができるのですが、システムファイルが破損していたり、
Windowsの管理者権限の不足、部品の破損といった複雑な原因が起きていて更新に失敗する場合もあります。

その際には、より専門的な対処法や、プロのパソコンサポートでの修復の措置で直すことができます。





アップデートが進まないエラーを修正する方法とは?

Cドライブの最適化

次に、ひとまずアップデートが進まないエラーが出る状態を修正する簡単な解決方法としまして、
一度パソコンや据え置きモデム、無線LANルーターの電源を切って熱を冷ましてから、
再度起動すると、一時的なエラーなどが解消されて更新のプロセスが正常に進行する可能性もあります。

また、Cドライブ(ローカルディスクC)にあるソフトウェアをアンインストールして減らしたり、
個人用のデータを外付けHDDなどに移行して、少なくとも20GB以上の空き容量を目安で確保が必要です。

ほか、エクスプローラーの画面で「Windows(C:)」を右クリックしてプロパティの画面を開いて、
「ツール」タブの「チェック」と「最適化」による、修復の措置も実行されてみてください。

また、ディスククリーンアップなどの実行で余分なファイルを削除したり、不要なアプリの削除や無効化で、
レジストリ(registry)の肥大化を解消して、パソコンをある程度 軽くされてみてください。

Wi-Fiでインターネットに繋げている時は、USBデバイスのネットワークカードの差し込み位置を変えたり、
ネットワークの通信が不安定な位置から移動して、窓の付近などにパソコンやルーターを置いてみてください。

また、ウイルスバスターやノートン、マカフィーなどのセキュリティ関連のソフトウェアを、
一時的に強度を弱く設定したり常駐プログラムを一旦オフにすると、Windows Updateが進む可能性もあります。

「状態:インストール中 100%」の時点で終わらない時は?

次に、「状態:インストール中」の0%や20%あたりでなく100%の時点で止まっていて終わらない時の対処法について。

まず更新処理がまだ完了していないだけの可能性もあるため、他のソフトを閉じてメモリ不足やCPUの負荷を解消して、
USBの外付けデバイスをなるべく多く外してから、念のため今しばらく待機されてみてください。

もしフリーズしてしまった時は、電源ボタンの長押しでパソコンを強制停止して電源を一度切ってください。

またパソコンが強く発熱していて動作が重い時は、冷却ファンにたまった埃を除去して掃除を行うと、
処理速度の低下が解消できることが多いです。

再度Windows Updateを実行されてみて、やはり何回やっても失敗する時は、また別の方法での修正の措置が必要です。

「設定」からWindows Update(更新とセキュリティ)を開く

Windows Update

次に、Windows 11のスタートボタンの画面にある「設定」から「Windows Update」を開いてください。

(Windows 10では「更新とセキュリティ」をクリックします。)

こちらの画面で「最近の状態です」と表示されているかどうかを、ご確認ください。

最新の状態でない時は、詳細オプションの画面を開いて、「オプションの更新プログラム」や「回復」、
またはトラブルシューティング(Troubleshooting)を実行して、自動修復を行ってみてください。

一方、この時点でもしオペレーティングシステムまたはBIOSや電源自体が完全に起動しなくなっていて、
パソコンを修理に出したいけれど先にSSDないしHDDに残っているファイルやフォルダーを抽出したい、
という時は、専門業者のデータ救出のサービスにて、取り出しの作業をしてもらうことができます。


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ダウンロードが途中で止まる時にセーフモードで開く

詳細オプション画面のスタートアップ設定

次に、上記の対処方法でもアップデートが進まない時はOSに深刻な障害が起きている可能性があります。

まず、Windows Updateによる更新のダウンロードが途中で止まる、といったOSのトラブルが直らない時は、
「設定」の「回復」の項目にある「今すぐ再起動」をクリックして、一度Windowsを閉じてください。

またはShiftキーを押しながら通常の再起動(Restart)をすると、「オプションの選択」の画面が表示されます。

「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」と進みます。

BitLockerの回復キーを設定してある時は、入力欄にキーボードで打ち込みをしてロックを解除してください。

次の画面で、「セーフモードを有効にする」といった4~6の選択肢のどれかを用途に合わせてクリックすると、
Windowsの簡易版の画面として、セーフモード(safe mode)によるOSの起動が行われます。

画面の片隅に「セーフモード」と表示されない時は、通常起動になっていて失敗しているため、
もう一度手順を見直しながら、セーフモードでの立ち上げを試してみてください。

そしてもう一度通常起動をすると、エラーで止まる不具合が自動的に修正できている見込みがあります。

システムの復元やコマンドプロンプトで回復する

コマンドプロンプトを管理者として実行

もし、セーフモードでもWindows Updateの機能の回復ができなかった時は、「システムの復元」を使うか、
または「スタートアップ修復」や「コマンドプロンプト」の方のプログラムを実行されてみてください。

※システムの復元の機能は、保存された復元ポイント(restore point)の時間帯を事前にご確認ください。

コマンドプロンプトを使う場合は、事前にWindowsの状態の最低限のバックアップをしてから、
「管理者として実行」で黒い画面を開いて、アップデートないしリセットの入力を行ってください。

また、ソフトウェアをアップデートした後で動作に異常が発生した時の対処法については、こちらの解説ページにて。

「ようこそ」の画面からWindowsが進まない状態で、デスクトップの画面が開かずOSが立ち上がらない時は、
事前に回復ドライブやイメージディスクを作成していましたら、そちらを使用されてみてください。

OSが起動しない時に初期化して修復するやり方

PCのリセットの操作

次に、システムの復元やスタートアップ修復、コマンドプロンプトの対処方法でも不具合が直らない時は、
WindowsのOSを初期化されてみるやり方で、システム上の問題のほとんどは修正(modify)ができます。

まず、Windowsのマークのアイコンから同じく「設定」を開いて、「システム」のメニューにある、
「PCをリセットする」の項目で、パソコンのオペレーティングシステムの初期化による修復を実行できます。

今までインストールしたソフトウェアも消去されるため、各種の設定などをメモしておいてください。

リカバリー後の作業やロールバックを実行する際の注意点

注意点としまして、現在Windowsにインストールされているアプリケーションソフトのどれかが原因で、
リカバリーした後の作業で再度同じプログラムをインストールした時は、Windows Updateなどの機能で、
まだ同様の不調が出てしまう可能性がありますので、再度使用する前に再確認をされてみてください。

逆に、プログラムを以前のバージョンに一旦ロールバック(後退復帰)する場合は、
セキュリティなどがその分 弱まるため、何らかの方法で安全性の強化を行うことをお薦めします。

またWindows Updateを実行した後で特定のソフトウェアが開けなくなったり、デバイスドライバが反応しない、
プリンター(複合機)で用紙に印刷できない症状が出た、といった時は、
ユーティリティーのインストールのし直しや、自動的に設定が変わっていないかどうかの見直し、
管理用プログラムのアップデート、互換性のトラブルシューティングなどの機能を試してみてください。

アップグレードでエラーやセキュリティホールを消去する

次に、現在Windows 10や8のOSを、他のソフトウェアでセキュリティ面を補強して使用されている時は、
いっそ初期化などによる修復の代わりにWindows自体を11にアップグレードして書き換える方法もあります。

現在では、Windows10や8/8.1、7はサポートが終了しているため、Windowsのアップデートによる、
最近のプログラムがダウンロードで配信されない点で、やはりだいぶ心もとない面も出てきます。

古いソフトウェアのプログラムやバージョン1.0の初期版には、エラーやバグが発生しやすく、
またセキュリティホールというプログラムの穴が存在している場合が多いです。

どれほど優秀なオペレーティングシステムや、ユーティリティのプログラムでも、
何年も前のものやベータ版のままであるとやや危険で、いくつかのエラーなどの不具合が出ていたり、
セキュリティ的な安全性で不十分な面がどうしても出てきます。

そこで、アップグレートによってエラーの原因やセキュリティホールをあらかた消去することができます。

オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアのプログラムは、古いバージョンのままだと、
サービスやセキュリティの機能が不足したり、不具合に対応しきれなくなっていくため、
頻繁に自動アップデートや、こまめなアップグレード版の配布と告知が行われている製品も多いです。

ほか、Microsoftサポート 様での、Windowsの更新に関する問題のトラブルシューティング の解説も参考までに。

またファイルの拡張子が壊れたり消えてしまうと、同じものがソフトウェアのディスクなどにあれば、
もう一度インストールやデータのバックアップからの復旧ができます。

ですが個人用のファイルが消えてしまったら、データの復元が少し難しくなる場合もあります。

そのため、なるべくエラーやシステム、拡張子の破損が起こらないように定期的に、
基本ソフトやアプリケーションソフトのアップグレードやアップデートを行うのが望ましい使い方です。

パソコンの修理サポートでトラブルを解消してもらう

ですが、これらの初期対応を試してもWindows Updateが実行できない場合は、
パソコンのパーツに物理的な破損が出ていることが原因である可能性も出てきます。

SSD(半導体ドライブ)やハードディスク(Hard Disk Drive)が、もし故障を引き起こしていたり、
システムファイルが損傷してしまっていると、正常に更新プログラムが作動しないケースがあります。

これらのアクシデントが出ていると、コンピューターの稼働をするたびに次第に症状が悪化するおそれがあり、
さらに修復に手間と時間がかかりやすくなるため、なるべく通電を一旦はお控えください。

パソコンの物理的な故障は、破損している箇所のパーツを新品に交換することで修理できます。

その際に、デスクトップパソコンのPCケースの内部構造が綿密で分解が難しそうな時や、
ノートパソコンが小型・薄型の形状で自力ではパーツの換装のハードルが高そう、という時には、
プロのパソコン修理のサポートに問い合わせて、トラブルの解消をしてもらわれることをお薦めします。

またSSDやHDDが壊れた時は、高度な精密回路であるため自力で部品を交換して修理することはほぼ不可能です。

その際には、ストレージ自体の換装が必要になるのですが、内部に残ったファイルを取り出す際には、
個人での読み出しはほぼ不可能なため、プロのデータ復旧サービスで行ってもらわれることを推奨します。




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