パソコンでWindowsなどのオペレーティングシステムが突然開かなくなってしまい、
電源は付いて、BIOSの設定画面までは開けるけれど、セーフモードでも起動ができず、
システム修復ディスクも作っていなかったため開けない、という深刻な事態が起きて
一刻も早く内部のデータファイルが必要な時にはどうすれば回収できる?という疑問について。
LinuxディストリビューションのOSでパソコンを開く手法とは?
ウィンドウズのシステムが破損して開けない時には、DVDドライブにCD/DVDディスクから
読み込んでDVDブートで起動できる、LinuxディストリビューションのOSソフトウェアがあります。
Linux(リナックス/ライナックス)のプラットフォームのひとつである
『KNOPPIX』(クノーピクス)をPCの起動時にCD-ROMドライブに挿入して
読み込ませて、UNIX系OSの方でパソコンを開く方法が活用できます。
クノーピクスのOSを入手するには?
まずはパソコンの電源ボタンを押して起動してからすぐ、KNOPPIXのCD/DVDディスクをDVDドライブに挿入します。
Linux OSのロゴが出ていましたら、インストールの有無の選択画面が出るまで待機します。
KNOPPIXのパソコンへのインストールはしてもされなくてもどちらでも大丈夫です。
または専用のKNOPPIXの配布サイトからインストール・セットアップをします。
インストールをするとよりスムーズにKNOPPIXが動かせます。
KNOPPIXが読み込めない場合は、BIOSの画面でDVDドライブを優先して起動するように設定します。
デスクトップの画面が無事に開けましたら、外付けHDDやUSBメモリなどの、
ある程度空き容量が大きい外部のデータ記憶装置をUSBポートに挿入します。
そして必要なデータをフォルダーにコピーすることで内部データの回収が完了できます。
しかしパソコンの設定状態や故障の具合によってはKNOPPIXも起動できない場合が
ありますので、その際には専門のデータ復旧サービスにて取り出しの作業を行ってもらい、
その後、OSのリカバリーの作業を行われるのが、より安全な方法です。