Microsoft Accessのデータベースを修復するには?

データベースの作成・編集でお使いの、Microsoft Office Access(マイクロソフト・アクセス-RDBMS)で、
保存中、ないし起動の際に突然エラーが生じてしまったり、作業中に入力のミスをして、
mdaやmdbのデータが保存先のフォルダーから削除されたり、破損してしまった時は、
どうすれば修復することができる?というご質問について。

Officeソフトのトラブルシューティングを参照

まず、トラブルシューティング(Trouble shooting)の手順といった方法から順に、解説していきます。

「Microsoft Access」にも、「Excel」や「Word」と同じくトラブルシューティングの保護機能が搭載されています。

こちらのオプションを操作して、ある程度、破損したファイルの修復を試みることができます。

ひとまずデータベース(database)の回復を始める前に、可能な状態であれば念のため、
壊れた「.mdb」のファイルや「.accdb」のファイルをコピーして、バックアップを行ってください。

※レンタルサーバー(rental server)の方に問題が発生していると思われる場合は、
 提供されているサービスのカスタマーサポートに、問い合わせをされてみてください。



Accessのデータベースを修復する作業の例

次に、Accessのウィンドウを開いて、メニューの項目にあります、
『ツール』→『データベース ユーティリティ』→『最適化/修復』を選択します。

最適化する元のデータベースから修復したいファイルを選択して、『最適化』と進みます。

この手順で、破損したデータベースの回復が成功できましたら、
「.mda」、「.mdb」、「.accdb」といったファイルの拡張子を保存し直して、Accessでの修復の作業は完了です。

また、メニューの右上にあります「?」のマークで開く『ヘルプ』項目と『検索窓』により、
いくつかのトラブル解決のパターンの手順も詳しく調べることができます。

アクセスで作成したファイルが元に戻らない時は?

しかし、重度のデータの故障により、オフィススイートのアクセスのソフトで作成したファイルが元に戻らない場合や、
データベース自体が消去・上書きされてしまい、正常に認識でがきなくなる場合もあります。

インターネット上のファイルマネージャーに、アクセスで作成したデータベースをアップロードしていましたら、
そちらからパソコン上に逆に保存する方法もあります。

最後に上書き保存での更新をした状態でのデータであれば、引き戻して復旧させることもできます。

「mda」や「mdb」「accdb」のファイルを復元するには?

次に、MicrosoftのAccess(マイクロソフトのアクセス)で作成・編集したデータベースの、
「.mda」「.mdb」「.accdb」などのファイルを、うっかり操作のミスで削除してしまった場合に修復する方法について。

まず多くの場合は、まだファイルブラウザー(File Browser)などの画面での表示が消えただけの状態です。

AOSデータより販売されていますファイナルデータといったデータ復元ソフトを使用して、
ハードディスクやメモリーカードから消失した「.accdb」などの拡張子の、
痕跡データからサルベージをする形で、復旧(restitution)ができる見込みもあります。

また、Accessで削除したファイルを復元する方法については、こちらのページにて。

内蔵のハードディスクやSSDだけでなく、外付けのHDDやUSBメモリ、SDカードもスキャンをして、
データベースといったファイルの復旧を試みることもできます。

「mda」といったファイル自体は残っているけれど、拡張子が破損して開けなくなった、という時には、
デジタルデータリカバリー様といったプロのデータ修復のサービスにて、復旧の作業をしてもらうこともできます。



デジタルデータリカバリー


レンタルサーバーやクラウドのファイルからバックアップ

次に、WEB上のレンタルサーバーやクラウドストレージにデータを事前にアップロードしていた場合の対処法について。

まず、そちらの保管庫のディレクトリ(Directory)を開いてパソコン上に保存してから、
あとは細部の更新した分のファイルを書き直すことでも、修復していくことができます。

パソコン上で最後に更新した差分のデータが消えていて、またメモリから一時データがすでに消えていた場合は、
やや修復が難しくなりやすく、ファイルの再度の書き直しが必要になることもあります。

Microsoft Support(マイクロソフト・サポート)では、Accessのデータベース:トラブルシューティングの、
アドバイザリー(サポート)のサービスも実施されています。

いざという時には、電話やメールにて、パソコンのフォルダー、またはネットワーク上のディレクトリから失った、
データベースの修復をするためのアドバイスを受けることもできます。

また、Microsoftのプロフェッショナル サポートご利用の流れなどの解説も参考までに。

作業の料金の例 :一時間につき 27,000 円 (税別) TEL : 0120-17-0196

専門のサービスでデータベースの修復の作業をしてもらう

ですが、一般の個人では必要なすべてのファイルを必ずしも復元できるとは限りません。

どうしてもAccessのデータデースが開かない場合は、復旧の成功率が高い、
専門のデータ復旧サービス(Data Recovery Service)の会社にて、復元の作業を注文をされてみることをおすすめします。

もし再製作が困難であるほどの複雑、ないし貴重なデータである場合は、
データ復旧サービスセンターやシステム関連のサポートに依頼を行うのが、最も安全かつ確実な方法です。