バックライトが故障した時に交換して修理をする場合は?

バックライト(backlight)とは、デスクトップPCやノートパソコン、携帯電話、iPod、iPhone
といったコンピューター機器の液晶ディスプレイ(LCD)の画面から当てられる光源です。

モニターの液晶自体が発光する仕組みではないため、背面の位置から
光を当てる形の透過型液晶という仕組みが使われています。

近年ではエッジライト方式よりも直下型方式の技術がメインで使われています。

液晶モニターの画面の不調

液晶ディスプレイ装置やノートパソコンなどのモニターは長く使っていくと、画面の一部に
線が引かれたように映ってきたり、色が赤や黄色が掛かったようになって見えにくくなることもあります。

また、画面が暗くなりすぎたり明るくなり過ぎる場合や、モニターの一部の映りが
おかしくなったり、完全に何も映らなくなる場合などさまざまな種類の不調も存在します。

ディスプレイの回路か液晶パネルが壊れている可能性もあるのですが、
さらに奥の背面にあるバックライトに異常が出て画面の映りが変になることも多いです。

原因は部品の劣化や寿命、または持ち運びの際に受けた衝撃や
高電圧による負荷などによる影響が主に考えられます。

ですがバックライトが破損しただけでそのコンピューター機器自体が使えなくなるわけではなく、
壊れたバックライトを新しいものに交換することで再び画面が正常に映り、再度使用できます。



直す際の基本としては、購入したデジタル製品のメーカー先で実施されている
カスタマーサポートに送付をしてバックライトの交換修理を行ってもらうのが一番確実です。

また、保証期間内でしたら、大抵の場合はそのまま修理してもらうか、
正常な新品製品への交換を行ってもらえます。

ですが保証の期限が過ぎていたり、保障対象外の破損事例に当てはまる場合は
数千円から数万円くらいのやや高めの費用で修理をしてもらう形です。

または、モニターを取り扱われた私設のパソコン修理サービス店の方で、
リカバリーをしてもらうこともできます。

例えば、液晶修理センター 様による、バックライト交換の事例なども参考までに。

自分自身で対象の電子機器を分解してモニタ部分の部品を取り外して
直す場合は、同じ製品の替えのバックライトを中古品などで用意する必要があります。

ノートパソコンのモニタくらいでしたら比較的簡単なのですが、それでもドライバーやニッパーなどの
工具をそろえて精密作業の工程を事前に調べて行って、またすべて自己責任の下で作業する形です。

また、作業中に小さなホコリやごみ、湿気、虫など異物が侵入すると他の回路が支障をきたしてさらに故障を
悪化させるおそれもありますので、ご自身でのバックライト交換はあまり一般の方にはお薦めできません。

メーカーサポートでのバックライト換装の注文の方で費用が高かったり
お預かり期間に時間がかかりすぎる、という場合は、他の私設で営業されている
家電製品の修理サービス店を当たられてみるのも一つの解決策です。