データ復旧サービスでの注文にかかる価格を比較するには?

近年では、パソコンやサーバーに内蔵されたハードディスクやSSD、外付けHDD、USBメモリ、microSDXCメモリーカード、
またNASやファイルサーバー、DVD-RWやBD-REなど、大容量のデジタルデータを保管できる、
大容量記憶媒体が、企業・家庭間を問わず一般的に普及してきました。

その分で今度は貴重なデータやアプリケーションソフトを、機材の故障や誤った動作などで、
損失してしまうアクシデントも、多く発生するようになってきています。

そのため消えたファイルを復元したり、故障して読み込みできない補助記憶装置から、
ファイルやプログラムを取り出して救出してもらう、プロの「データ復旧サービスセンター」が、
パソコンやスマートフォンの修理サポートとともに、日本全国の各地にて事業展開がなされています。

そこで、業者ごとの比較をしてみるにはどのように見ていけばいい?という疑問について。

データサルベージの会社おきの価格の違いとは?

まず、各都道府県にはそれぞれ、東京都や大阪府、愛知県などの大都市圏には、
それぞれ数十箇所のデータ救出のサービス会社(data salvage corporation)があります。

また、地方にも各県おきに数箇所~10箇所以上の事務所・店舗があります。

1テラバイト以上あるハードディスクやリンクステーション、サーバー、テラステーション、
ソリッドステートドライブといった、容量の大きい補助記憶装置の内部のデータの修復は、
どこの会社でもプランの価格は結構高くなります。

ですが、逆に料金の差額もそれなりに大きく違ってくる時もあります。

また、データリカバリーサービスごとのコースによって値段が違う場合もあります。



補助記憶装置の分解が必要なケースとは?

次に、外部接続のボリュームの内部にあるディレクトリに保存したデータを、
間違えて削除した時には、まだストレージに痕跡のデータが残留している可能性があります。

こちらのデータを読み込んで復元してもらう作業の依頼は、「論理障害」からの復旧です。

誤った操作での拡張子の消去や、誤フォーマット、ファイルの破損、オペレーティングシステムの不具合、
といった、ソフトウェア的な問題である場合でしたら、
比較的に安価になり、数千円~2万円以内の予算で収まることも多いです。

また、データ復旧のサービスセンター(Data Recovery Service)では、
コンピューターから失ったファイルの修復の措置を受ける前の、ストレージの検査といった、
初期診断でのチェックの作業には、費用が掛からないサポートを実施されている店舗もあります。

失ったデータの救出に掛かる費用の負担を軽くするには?

次に、パソコンや周辺機器が故障した時には、本体の分解をすると、
製造・販売されているメーカーのカスタマーサポートや、電気店で実施されている製品の保証が、
有料でしか受けられなくなる場合があります。

そのため、破損した機材からSSDやハードディスクを取り出しする時は、
分解というほどではなく問題がなさそうな取り外しの作業で済むか、少しご注意ください。

また、MacパソコンやポータブルHDD、1ベイのNASなど、ストレージを取り出しするのが、
一般の個人ユーザーでは難しい構造の製品もあります。

ほか、個人向けのデータ復旧のサービスで匿名で受けられる所はある?という疑問については、こちらのページにて。

復旧での金銭的な負担を少しでも軽くする方法として、特に時間を急ぐ場合でない時は、
失った内部ファイルの救出に要する時間を通常のコースで、また機材の郵送を普通の所要時間で、
データリカバリーのサービスまで依頼をすることで、ある程度費用が掛からずに復元をしてもらえます。



格安キャンペーンで注文できるデータ復旧サービスとは?

次に、データ復旧の業者によって格安キャンペーンといった割引のサービスもあります。

特にお急ぎでなければ、そちらの時期にデータのサルベージの依頼を受けてみたり、
また配布・配信をされている案内書を入手して、事業や機材ごとにデータ復旧の料金を比較する、
といった方法で、注文にかかる費用を安くしていくことも、コツの一つです。

また例として、データレスキューセンター 様での、料金について の解説も参考までに。

ほか、アイ・オー・データ機器(I-O DATA)製といった、RAIDのハードディスクやSSDが組み込まれた、
各種の補助記憶装置では、すべてのドライブ装置の最大容量によってデータ復旧の料金にも違いが出てきます。

業者によっては、それぞれサービスのサポート体制の幅や出張などに対応してもらえる範囲、
アフターケアの優良具合などの要素で、値段が高かったりまたは低かったりすることもあります。

物理障害からのファイルの取り出しに掛かる料金の比較

また物理障害、すなわちハードディスクドライブのプラッタのヘッド吸着やコントローラーの破損、
SSDやUSBメモリの中身のメモリチップやボードの損傷など、機材の内部パーツがトラブルで破損した時は、
一般のユーザーではほぼ内部のデータファイルを取り出しするのが不可能です。

その際には、壊れたストレージのカバーケースをクリーンルームの中で空けて、
部品の分解とファイルの抽出作業を伴う作業を依頼する必要があります。

作業の複雑さや設備の維持費などの要素もあり、物理障害の場合は論理障害と比較して、
数万円~数十万円と、掛かる値段は結構な高額料金です。

データ復旧のサポートに注文をする際に、一度パンフレットやホームページ、お問い合わせの連絡先にて、
修復作業の平均的な価格の違いやNAS、サーバー、RAIDのHDDの数、格安サービスの有無を見て、
機材ごとの価格設定や時期、サービスの内容ごとに比較してみるのも、大きな選択の幅です。