RAID1や5、10でハードディスクの構成が崩壊した時の復旧

現在普及している大容量記憶装置:『RAID』(レイド/ミラーリングディスク)の、
RAID0やRAID1・RAID5・RAID10といった構成の補助記憶装置(オーグジュアリ・メモリー)で、
ディスクアレイが崩壊してしまい、ハードディスクドライブに保存されたデータファイルが
読み込み出来なくなった時には、どのような原因で、どうすれば復旧することができる?という疑問について。

RAIDのシステムが破損する原因とは?

まず、RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)で設定されたディスクアレイ(Diskarray)は、
間違えてハードディスクを一台でもしっかりとインターフェースにコネクタが差し込まれていないまま、
あるいはSATAケーブルが外れたままRAIDケースやパソコンの電源を押して起動(通電)すると、
それが原因となって、コントローラが故障したり、アクセスエラーが発生して開けなくなることがあります。

TeraStationやLinkStation、LANDISKと、RAID機能を導入されているコンピューター(electronic computer)である、
NAS(Network Attached Storage)でのディスクアレイを構築する際にも、同様です。




記憶域プールで設定したHDDが開けなくなる問題とは?

次に、Microsoft Windows10や8/8.1(マイクロソフト・ウィンドウズ・テン/エイト/ポイントワン)の
「記憶域プール」の設定をする際に起こりうるトラブルと、RAID機能の復旧の仕方について。

まず、片方のストレージが同時に差し込まれていなかったり、誤ってフォーマットを掛けたり、
論理ボリュームマネージャー(logical volume manager)を削除するなどして設定を大きく変更すると、
RAID1のシステムと、構成されたハードディスクドライブのデータの読み込みが正常にできなくなるおそれもあります。

RAID1や5、10、あるいはそれに該当するシステムで使用するHDDの、ディスクアレイの構成が崩壊してしまうと、
片方のハードディスクドライブ単体で、Windowsのグラフィカル・ユーザー・インタフェース(Graphical User Interface)の
エクスプローラーや、macOSのFinder(ファインダー/マイファイル)の画面で開こうとしても、
多くの場合、そのままの状態では内部のデータファイルやフォルダーを展開することができません。

NAS(ネットワークアタッチストレージ)やRAIDのシステムに軽度のエラーが出ただけの場合は、
メーカー先の公式ホームページから、「ファームフェアのアップデーター」をパソコンにインストールして、
インターネットを通じてプログラムを更新して、復旧することができます。

RAID1とRAID10のディスクアレイの構成の違いとは?

次に、RAIDの中で、ミラーリング化したHDDグループをストライピングしたRAID10は、
他の方式よりも、故障した時のデータのバックアップの面に対して有利なメリットがあります。

RAID1アレイ(グループ)は2つのみで、両方のグループのHDDが1つずつ故障してしまった場合、
RAIDの構成自体が損壊してしまい、パーティション(partition)のデータが認識できなくなります。

例:グループA『1・2・3・4』 グループB『5・6・7・8』

しかしRAID10の場合は、4グループの設定が可能で1グループあたりのリスクが下がるため、
最大4つまでのハードディスク故障に耐えることが出来ます。

例:グループA『1・2』 グループB『3・4』 グループC『5・6』 グループD『7・8』

リビルドによる復旧の動作中に、エラーによってディスクアレイが崩壊してしまうことも、稀に起こりえます。

たとえば、RAID10を構築してHDDのデータ保存を設定する方法の詳細は、こちらのページにて。

また、複数のHDDからデータを同時に高速で読み込みを行う性能の高さも、メリットのひとつです。

コントローラやストレージの故障で読み込めないトラブル

しかし、RAID5や10、1などのコントローラ(基板)が破損したり、電源ボタン(Power button)を押してから起動中に、
ハードディスクの一つでインターフェースやケーブルが外れたりすると、
ディスクアレイが崩壊してエラーランプが点灯して、データの読みこみができなくなる可能性があります。

また、RAID0(ストライピング)は、冗長性がないシステムのため、ハードディスクが一台でも壊れると、
その時点で一般の個人ではほぼデータが開けなくなってしまうので、ご注意ください。

安全性としましては、やはりRAID1やRAID5のディスクアレイの設定が大変便利です。

ハードディスクをリビルド(再構築)して復旧

次に、RAID10や1、5のハードディスクドライブのうちの一つが破損した場合にリカバリーをする手法について。

まず、すぐに予備のHDDと交換することで復旧ができます。

しかし、リビルド中に電源が途切れたりすると、再構築に失敗して破損してしまうので、ご注意ください。

ですが、もし1グループ内のHDDがどちらも故障してしまった場合は、
RAID1や5、10自体が破損してディスクアレイの構成が崩壊してしまいます。

ディスクアレイの使用中、またはリビルド中に落雷や停電が起きて損壊しまう損害を防ぐ、
UPS(電源バックアップ装置)を導入したり、置き場に注意して運用することも大切です。

稼働中に強打や落下、水濡れが起きてしまったり、電源が停電やコンセント抜けで急に止まると、
RAIDを構成するパーツ自体が、または内部のハードディスクが物理的に壊れてしまうおそれもあります。

消えたデータファイルを復元するには?

次に、RAID(リダンダント・アレイズ・オブ・インエクスペンシブ・ディスクズ)の、
ディレクトリ(Directory)のファイルを誤って削除したり、丸ごと初期化してしまったり、
コンピューターウィルスに感染して破損した場合は、データが失われてしまいます。

その際には、データ復元ソフトというアプリケーションソフトウェア(Application Software)を購入するか、
ファイナルデータシリーズなどの、試用の体験版ディスクを入手して、
失ったファイルの復旧用のプログラムをパソコンにインストール・セットアップをします。

そのユーティリティーの機能を用いて、ハードディスクにまだ残っている拡張子(Extension)の
痕跡データを検出して復元したり、またプロのデータリカバリーサービスで修復してもらうこともできます。




初期化をする前にデータをリカバリーしてもらう

また、システムに深刻な障害が発生して、設定を初期化(initialization)して修復する前には、
バックアップができていなかった必要なデータがファイルまだHDDに残っている時には、
そちらを先にストレージから取り出してリカバリーしてもらってから、実行されることを推奨します。

レイドの装置がシステム的な損傷で開けなくなっている時には、ハードディスクドライブにまだ残っている
データファイルやプログラムの救出(Data Recovery)を行うのは、一般の個人では難しくなります。

また搭載しているすべてのHDD全体が落雷、水害などの要因で故障してしまった時は、
それ以上のRAIDケースやディスクアレイのHDDを組み込んだ、パソコンの通電はお控えください。

すぐにHDDの内部のデータを取り出す作業をするために、上記のようなトラブルが起きた時も同様に、
専門のデータ復旧サービスセンターに注文をして、復元してもらわれることをおすすめします。