パソコンやサーバーを使っている人のほとんどは、中身のデータを失ってしまう
トラブルに一度、二度は遭われてしまった経験があることでしょう。
パソコンや電子機器ユーザーとして初心者のうちは、セキュリティ対策やバックアップ、
データの復元といった対策方法を詳しく存じなかったため仕方がない場合も多いです。
一度失敗をしてしまいそこから学んで、次回からアクシデントに備えて
事前に対策を施していくことでも、危機管理意識の向上につながります。
しかし、まだ初心者の方がこのページをご覧になられた場合は、
以下の事項を熟読して、トラブルの対策を考慮されてみてください。
また、ある程度コンピューターを使い慣れている方でも、中級者あたりの人が
「絶対安全」「うちならこんなことは起こらない」と考えてしまうのが最も危険です。
たとえば、地震はいつ発生するかわからないため、パソコンラックまたはPC機器を置いた
デスクの底面に、耐震ストッパーなどを取り付けておくと、安全性が高まります。
『もしも』の事態を考える
マイドキュメントやProgram Filesなどのフォルダーにあるデータが消滅したとしても
まだ『システムの復元』が使えたり、外付けUSBハードディスクやUSBメモリの中に
バックアップをあらかじめ取ってあれば後から、コピーペーストで復元できます。
パソコンやサーバならまだ、OS上で使えるシステム修復のアプリケーションソフトや
プロのデータ救出サービスなどでの数多くの復旧対策が残されています。
ですが、UbuntuやMac OS XのパソコンだとWindowsよりも使える機能が少なく、
メモリーカードにバックアップを取っていたとしてもハードディスクの中身の
膨大なデータの内の一部だけしか保存できず、すべての復旧が難しい場合もあります。
バックアップデータを取って備えるだけでも後から修復できる点が一つ増えて
確かに心強いのですが、しかしそれだけではまだまだ十分なトラブル対策にはなりません。
例えば大事なことはメモ帳用紙にペンで書いて紙面の媒体として残しておく、など。
もしもコンピューターウィルスがインターネットから侵入して感染拡大すると
ファイルやシステムが片っ端からが破壊されて、ある意味データの誤削除や
ハードディスクのクラッシュよりも難しいトラブルになってしまう危険もあります。
そのため信頼できるセキュリティソフトを導入して、また危険なページを
ブロックできるようにきちんと設定する、日々の危機管理意識が重要です。
大震災や台風、火山の噴火のような災害や、マクロ型ウィルスの感染、
コンピューターの老朽化による故障、初期不良など、他に無数のトラブルが存在します。
これらの事態に対するハードディスクの保護といった危機管理意識もかなり重要です。
もしも津波や洪水で浸水したり、台風などの強風で鍵を閉めてない窓が開放されたり
物が飛んできて窓ガラスが割れたりして、室内に大量の雨水が入り込んで、
水濡れや水没が起きると、あっという間に壊れて動かなくなる危険が高いです。
機器の物理的な保護対策例
・普段使わない時は専用カバーをかけて、収納できる押入れなどに保管しておく。
・貴重なデータ保存ディスクは、補助記憶装置のデバイス用の耐火防水金庫の中に収納する。
・電磁波や湿気、日差しや強烈なライトがの光が入ってこない場所に置く。
・土地の高低差が低い地域では。洪水で水に浸からないように建物の上階に置く。
・虫の侵入やカビの繁殖がないように室内は清潔にして、定期的にホコリの掃除をする。
・エアコンや床暖房、加湿器、コンロ、電子レンジ、炊飯器、ポットを近くに置かない。
・冬場でコンピューターの内部に触れる時は静電気発生の対策をしておく。
・砂ぼこりや花粉、濃霧、潮風、煙、羽虫の発生などの吹き荒れが深刻な日は窓を閉じる。
・汚れた手では機械を取り扱わず、また近くになるべく飲料物を置かない。
・強い地震で器具が揺れて倒れたり落下しないように、震災対策用の止め具で固定する。
ほか、Arcserve Japan blog(アークサーブジャパンブログ) 様での、データ消失の4つの原因と5つの対処法!データ消失を防ぐための対策も解説 の解説も参考までに。
パソコン修理のサポートセンターやデータ復旧サービスセンターの専門業者でしたら
よほど破損がひどくなければ高い復旧率での修復をしてもらえます。
ただそれでも、最悪でも新しく買い直せば取り戻せるコンピューター機器と違い、
データ消滅後では完全には直せないこともあるため、まず消失のトラブルをが
起こらないようにするために、あらかじめデータの保護対策をして備えることが大切です。